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【選挙ウォッチャー】 富谷市長選2023・分析レポート。

 1月22日告示、1月29日投票で、宮城県の富谷市長選が行われ、現職と新人の一騎打ちとなりました。
 この富谷市は、次の衆院選では10増10減で「新・宮城4区」にあたるエリアで、ほとんど宮城5区と合体しているところなので、将来的には立憲民主党の安住淳さんが立候補をしようとしています。
 一説には、宮城6区と合体して「小野寺五典vs安住淳」という血みどろのバトルになるのではないかと噂されていましたが、どうやら最悪の事態は回避されたようです。なお、自民党は「旧・宮城4区」の現職・伊藤信太郎さんに、「旧・宮城5区」だった森下千里さんが一歩も引かずに衆院選での立候補を目指しており、いまだ誰が立候補するのかが決まっていません。そんな視点も含めて見ると、選挙がまた面白く見えてきます。

若生 裕俊 58 現 自民・公明・立憲・維新推薦
荒谷 敏  61 新 無所属

 大阪では絶対に考えられないことだと思いますが、ここでは自民・公明の推薦に、立憲のみならず、維新まで一緒になって推薦を出しています。
 宮城県は今、8月下旬頃に仙台市議選、10月下旬頃に宮城県議選を控えていますが、ここに維新が勢力拡大を目指して立候補する可能性が高く、さらに、参政党なども立候補してくるとみらえることから、なかなか強烈な勢力図になりそうです。
 その前哨戦、あるいは前々哨戦ぐらいに位置づけられる富谷市長選は、なかなか興味深い選挙となったのでした。


■ 富谷市長選の選挙ボード解説動画


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