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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#238)。

 凋落著しい立花孝志が、先日、何の人気を取るつもりなのか、カピバラと触れ合う動画をアップしていた。自身がよく「カピバラに似ている」と言われることから、ギャグのつもりでアップしていたのかもしれないが、熱心にN国党の動向をチェックしている我々の見ているところは、カピバラと触れ合う姿ではない。

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 カピバラと触れ合うような場所を訪れた際に、立花孝志が53歳にもなって「ドラえもん」のTシャツを着ていることである。しかも、腹が出ているのでピチピチの状態で、かなり格好悪い。立花孝志がダサいことは今に始まったことではないので、格好悪いことを批判するつもりは微塵もない。それよりも、なぜ53歳にもなって「ドラえもん」のTシャツを着て、恥ずかしげもなく外を出歩いているのかという話である。私には、このTシャツが立花孝志の趣味だとは思えない。なんなら休日でもスーツを着て、いかにも政治家らしい振る舞いをするのが立花孝志の好みのはずだ。あえての「ドラえもん」というところに、私たちは「情報」を得るのである。そういえば、このキャラクターを大好きな司法書士がいたが、その司法書士との関係はどうなっているのか。察するものがある。


■ 立花孝志に連絡した人との対談(#3)

 なるべく5000文字ずつ、計画的にお届けしているため、まるで治療の遅い歯医者のようであるが、それでも重要な部分を着実に書き起こしをしていき、証拠として残してまいりたい。
 今日も「カモフラチャンネル」の動画をチェックし、裁判で証拠となり得る部分を引用していく。

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(29:31~)
カモ「だから、本当にまあ、ねえ、尻込みしてるような人もたぶんいると思うんで、まあその、この機会にって言ったらあれですけど、まあ、1人でもね、多くのその本当に記事を買って、ねぇ、満足してる人はもうそれでいいので、横に置いとい、横に置いといて、その、記事を買って『騙された、ショックだ、なんで俺こんな記事に金払わなアカンねん』って思った人は、まあ一人でもね、何だろう、多くの人が電話していってくれたらいい、一番たぶん、N国党を応援してるっていう、まあ、普段ね、まあ、コメントで応援したり、僕みたいに配信で応援したりしている中の一人として、本当に直接的に協力できるじゃないっすか」

菅井「そうですね、はい」

カモ「やっぱりそれってなんか、あ、俺、協力、今してるんだって感じになるでしょう」

菅井「そうですね、すごくなります」

カモ「ですよね」

菅井「はい」

カモ「うん。実際あれですね、菅井さんって、まあ、これ言っても誰か特定できないと思うんで、あえて言いますけど、あの、都知事選の時もポスター貼り行かれてましたもんね」

菅井「あ、はい、行きました」

カモ「ですね、うんうんうん」

菅井「はい」

カモ「だから、そういった面で普段からね、えー、リアルでもまあ、ボランティアに参加もされる時は、まあ、たまにですけどね、あったりもしながらってことですよね」

菅井「そうですね、はい」

カモ「うん。今、遠藤さんが仮名・菅井様ご協力ありがとうございますって言うてくれてますね

菅井「はい、遠藤さん、ありがとうございます」

カモ「そういうね、やっぱり、ハードルが高そうに見えるじゃないですか、一見、裁判って」

菅井「そうですね、はい」

カモ「だけど、だけど、N国党がフルサポートしてくれるっていうお墨付きがこうやって、ねぇ、原告になろうとする菅井さんからお話が聞けると、じゃあ私も、じゃあ俺もっていう人がたぶん出てきてもおかしくないとは思うんで、で、残念ながら僕は自分で買ってなかったので、うん、ちょっと今回はね、あの、買ってないのに買いましたっていうことできないんで、うんうん」

菅井「それはまずいっすもんね」

カモ「そうなんですよ。だから、ねぇ、いくらそれで協力したいなと思っても、僕は買ってなかった人なので、うん、だから少しでもね、違う形でサポートできたらなと思って、まあ、こういう配信を最近やってるんですけどね。うん。だから、これってまあ、僕らN国支持者ですけど、その、何だろう、N国支持はしてないんだけど、その記事を買っちゃってショックを受けたっていう人もたぶん対象になっていいと思うんですよ」

菅井「そうですね、はい」

カモ「うん。立ち位置ってあんまり関係ないと思ってて、僕。その、うん。仮にN国党アンチなんだけど、その記事を見て、その見た瞬間に、菅井さん感じたように『なんじゃこりゃ』って思って、『金返してくれよ』って思った人がいれば、僕は普段アンチをしてる人でも、立花党首に電話していいと思うんですよ」

菅井「そうですね、はい」

 ここでの重要なポイントは、N国党の宇都宮市議の遠藤信一が、原告になった人に対して「協力ありがとう」と言っていることから、これはN国党員もまた立花孝志が仕掛ける裁判に協力することを推奨していると言える。
 ここから先は、「立花孝志に電話をするのは緊張する」などというN国信者たちの崇拝トークであるため、裁判にはまったく関係ないので割愛させていただく。あくまで裁判に関係しそうなところだけを引用し、参考資料としてお届けする。

(34:37~)
菅井「会話しちゃうと、そんなにこう緊張が解けるっていうか、いろいろこう質問してきたりしてくれるんで、はい」

カモ「だからもう電話した後、そうですよね、電話した後っていうのはもう、その協力する意思があるっていうことさえ伝えれば、あとはもうそのまま指示に従って聞かれたことに正直に答えておれば、あとはもうだって、今の話だと、勝手に全部やってくれる感じですもんね

菅井「そうですね

カモ「うん」

菅井「どんどんどんどん、こう展開が早いですね、本当に」

カモ「あの」

菅井「昨日の今日ですから」

カモ「あ、そうか。昨日初めて電話して、もう弁護士さん決まったのが今日ってことですもんね」

菅井「そうですね、はい。まあ、昨日の時点で決まってた、じゃないかなと思うんですけど」

カモ「あ、そうなんですね」

菅井「べん、弁護士さんと話したんで、はい」

カモ「うん。なるほど、うんうんうん。で、あの、その弁護士さんとも今日直接話ができたってことですもんね」

菅井「そうですね、はい」

カモ「うん。うん、なるほどね。まあ、ものすごい、けど、有益な今回、公益性のある配信に僕なってると思います」

菅井「はい。ちなみに、あの、裁判初めてやるんで、はい。まあ、心配だったんっすけど、はい。弁護士さんが全部わかんないことは、もうすべて聞いてくれていいって言ってもらったり、はい、いつでも電話くださいってことなんで、はい」

カモ「あの、あれですよ。あの、けっこうね、ハードル高そうに見えるけど、始まってしまうとね、あの、もう本当に弁護士さんのアドバイス通りにやればいいだけなんで、うん。で、なんかやってはいけないこと、言ってはいけないようなこととか、まあ、事前に全部言ってくれるんで。うん、そのあたりはもう本当にね、もう、もう、もう一任して、お任せしとけば、で、しかも、立花党首、僕はね、どの弁護士事務所の誰っていうのは僕は知ってますけど、そのね、ここではその弁護士さんのことは僕は触れない方がいいと思うので」

菅井「なんか出しちゃってもいいですよって言ってました」

カモ「えっと、事務所の名前言ってもいいんですかね」

菅井「はい。あの、大丈夫だそうです、はい」

カモ「あぁ、じゃあもう菅井さんの口からどうぞ」

菅井「あ、あの、ホワイト法律事務所の、えー、山本弁護士さんですか」

カモ「はい」

菅井「はい、その方に」

カモ「いわゆる、あれですね、皆さんにわかるように言うと、『女弁護士マシロ』さんですよね」

菅井「あ、そうですそうですそうです、たぶんその、その私、Twitterやってないんでわからないんですけど、はい、その方じゃないかなと思ってます」

 ここでも、すべて立花孝志に任せておけばいいという発言が確認できる。N国党を応援するために原告となった支持者の男性は、立花孝志に電話をかけたら、翌日には弁護士をあてがわれ、あれよあれよと手続きが進んでいったと証言している。お金を払うことなく、ただ『原告になる』というだけでN国党に協力できる。
 N国党の悪質なところは、NHKの受信料問題もそうだが、広く一般の人を裁判などに巻き込み、協力者たちを痛い目に遭わせていくことである。例えば、立花孝志に協力をして個人情報を教えてしまった訪問スタッフは、現在、立花孝志と同様に不正競争防止法違反の罪に問われ、前科がつくことが免れない状況に追い込まれている。先日、立花孝志に協力して、私の家にやってきてしまった謎の二人組も、今後、何らかの罪に問われる可能性が出ているし、こうして裁判に協力し、原告となった男性も反訴されるリスクがある。刑事罰については立花孝志が代わりに前科を引き取るようなことはできないし、スラップ裁判と認定された久保田学は、私から歳費の差し押さえを喰らい、強制的にお金を払わされている。原告の男性がそうならないとも限らない。
 悪質なのは、この「カモフラチャンネル」という男性もまた、リスクの説明を一切せず、まるでノーリスクハイリターンであるかのように話し、一般人を裁判に巻き込んでいる。「みんなで返金してもらおう」と呼び掛けているのではなく、これが高額の慰謝料を請求する裁判であることを認識した上で話をしている点も、まさに頭の悪いN国支持者をカモにしているとしか思えない。こんなものは法律の知識がなくても、常識的に考えれば無理があると気づくはずだ。商品を買って満足できないことなんて多々ある。一切の返金要求もせずに、いきなり「慰謝料として100万円を払え」なんていう裁判が通用するはずないことぐらい、小学生でもわかるのではないだろうか。

(41:36~)
カモ「じゃあ今後、あれですね、もう委任状が向こうに届けば、えー、ちゃんとした弁護士が、弁護士さんがね、その、えー、名前がちょっとわかんない、マシロさんでいいですかね、マシロさんがついてくださる」

菅井「山本弁護士です、はい」

カモ「山本弁護士さんがついてくださるってことなんで、あとはもうね、本当にもう立花党首の言う通りに、プラスその山本弁護士の言う通りに、もう指示に従っていけば、うん、それであとはもう、えー、スムーズにたぶん行くんじゃないかなと思うし、あの、まあ、裁判結果がどうであれ、ねぇ、勝つ負けるって、やっぱり裁判って結果が絶対伴うんで、あの、引き分けですなんてことは絶対ないんでね。うん。あの裁判結果にこだわらずに、これに協力できたっていうところが一番大事な所だと僕思うので」

菅井「はい、思います、はい」

カモ「ですね。うん、だって、ねぇ、お金も党が負担してくれてるから、結局、勝っても、勝ってもプラスしかないし、で、負けても最低限マイナスじゃないじゃないっすか」

菅井「そうですね、はい」

カモ「あの、党に貢献できた、何か協力ができたっていう、自分の中の気持ちの中ではプラスになるじゃないですか。うん。だから、ねぇ、今後のまた応援していく自分の糧にもなるだろうし。うん」

菅井「はい、裁判するのも自分の何って言うんですかね、経験にはなりますし」

カモ「いや、そうですよ。あの、僕も経験してますけど、あの、そんなにね、慣れたらというか、あの、あんまり片意地張らなくても全然、本当に弁護士さんがいれば、もう安心なんで。うん、本人でね、一人でやるとなると、あの、わからんことだらけだと思うんですけど、もう、餅は餅屋で、あの、弁護士さんの言う通りにプロに任せておけば、うん、問題ないだろうなと思います。うん」

 ここでも原告の男性は、裁判が「自分の経験になる」ということを認めている。勝てばプラスだが、負けてもマイナスにならないということも認めている。さっきからずっと話をしているが、100万円請求したくなるほど心が傷んでいるという話は微塵も出てこない。それどころか、党に貢献している、党に協力しているということの方が比重は大きそうである。
 このことからも分かるように、これは非常に不当な裁判であり、かねてから立花孝志は私のことを「破産させる」や「攻撃している」と宣言していることから見ても、明らかに経済的困窮を狙ったものである。こういうことに協力している支持者もまた同罪であると、私は考えている。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 自分で言うのもどうかと思うが、私は基本的に親切である。
 今回、立花孝志に協力して110万1320円を支払うようにという裁判を起こした原告は「ノーリスク・ハイリターン」だと考えているかもしれないが、この裁判はけっして「ノーリスク」ではなく、「とてつもなくハイリスク」であると私は考える。
 まず、私はこの裁判に総額60万円~70万円ほどの弁護士費用がかかる見込みだ。基本的には返金に応じられないが、何か正当な理由や、どうしてもやむを得ない何らかの事情があるのであれば、例外的に1320円を返金しなくもない。ただ、今日まで返金してほしいと要求されたことは一度もないことは明言しておく。その上で、突然の裁判になっていること。ましてや立花孝志を支持しているから協力したいという動機で、いきなり110万1320円を払えという裁判を起こしているのである。私が反訴をする可能性については考えないのだろうか。
 もし、私が反訴をして認められた場合、久保田学の裁判同様、原告は私にお金を支払わなければならなくなるかもしれない。久保田学の判例を参考にすれば、原告は弁護士費用の全額を弁済しなければならない。つまり、60万円から70万円ほどの弁護士費用を原告が負担しなければならないということである。
 このお金を立花孝志は払ってくれるのだろうか。払ってくれるという約束があるわけではないし、払ってもらおうと思った時には既に立花孝志がブタ箱にいるかもしれない。つまり、裁判を起こす以上は「リスクなし」というわけにはいかないのである。それらをすべて理解した上で腹をくくって裁判をしているのだろうか。

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