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転職は唯一無二の存在へ

みなさんこんにちは!

元MRの転職に関する考え方を実体験を交えて記事にしております。

今日は安宅和人さんの記事を引用して、転職がもたらす最大のメリットをご紹介します。

安宅さんの略歴は記事をご参照下さい。(長くなるので割愛します)https://note.com/ventureforjapan/n/ndace078a3cb1

皆さんは今の職場で、

どうすれば本社要員として引き抜かれるか?

希望勤務地にどうやって赴任できるか?

どうやって課長(所長)になれるか?

など考えたことはありませんか?そしてこれを成し遂げるには、誰かと比較された上で自分が相当優勢になければならないことも同時に考えますよね。

このように、新卒で入社した会社で勤め上げていると必ずついてまわるのは「同僚との比較」ではないでしょうか。

同期同士で例えると、営業成績から始まり昇格スピードなんかで常に一喜一憂します。(切磋琢磨という言葉が適切なのは入社直後だけで、数年経ちキャリアも落ち着いてくると、一喜一憂するのが実情です)

また昇格するには部署内の相対評価で点を取ることが鉄則です。先輩より目立つことを虎視眈々と狙い、どんどん突き上げてくる優秀な後輩のプレッシャーに負けないように成果を積む必要があります。

これまでは年功序列のメンバーシップ型雇用だったので、ある程度の年齢になれば周りを意識しなくても安泰だったかもしれません。

しかし今後日本企業はジョブ型に変遷していくため、退職まで「逃げ切る」ことが困難なのは自明です。ベテラン枠になった後も、何としても「降格」を避け、「使えないおっさん」という烙印を押されないよう努めなければなりません。

残念なことに比較評価は定年まで終わりがないのが現実で、相当なストレスを抱えて社会人人生を過ごさなくてはならないのです。

では、なぜこのように周りから比較され続ける「ストレス過多」の働き方になるのでしょうか。

その大きな原因は、「1社で勤め上げる」ことだと思います。

1社勤めは、今の会社や仕事を通して世の中を見てしまいますので、どうしても視野が狭くなりがちです。そのため「同僚との比較」を意識し過ぎてしまいます。

そしてキャリア入社がマイノリティな日本企業では、1社勤めの同僚同士で簡単に優劣が比較できてしまいます。

私も転職前はその業界や職種の人しか接点がなかったので会話は偏り、職場の飲み会も「社内人脈自慢」ばかりで辟易としていました。飲むたびに誰かを良くも悪くも評価する発言が飛び交っていました。

しかし、転職をきっかけに世界が変わりました。

敢えて違う業界に飛び出したこともあり、もはや自分を誰かと比較することが出来なくなったのです。周りも同じで、元同僚が今の私と比較することは不可能になりました。このように自分が「唯一無二の存在」になることが、転職の最大のメリットです。

安宅さんは、これを「レールから外れる生き方」と表現しています。周囲と「ねじれの位置」にジャンプすることで、「自分を楽にする」とも言われており、正に転職がこれを証明してくれました。

最後にまとめます。

どこまでいっても自分と同僚との比較は絶えません。自分でも周りと比較するし、周りも自分を比較対象として見ています。

しかしレールから外れた途端、もはや誰からも比較されなくなります。それは社内の明確な評価制度から逸脱するので、純粋に比較ができなくなるからです。

そして、自分も元同僚と比較できなくなり、他人と比べることで見出す他人軸ではなく、自分の生き方だけを見つめて実行する自分軸の生き方に変わります。

転職はキャリアアップや年収アップの面で語られがちですが、唯一無二の存在になることが最大のメリットだと思います。


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