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購入本 #003 (2023年5月~6月頃)
2023年5月~6月頃の分。
いちご大福を食べながらまとめました。
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書籍の日付は発行日ではなく発売日。
画像①の本
📕『スピン』第4号、河出書房新社(2023年6月下旬)
日常に「読書」の「栞」を――オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」4号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。
📗綿野恵太『「逆張り」の研究』筑摩書房(2023年6月下旬)
「逆張り」を考えることは、「逆張りぎらい」だった震災以後の「空気」を考えることでもある――2010年代とは何だったのか? 千葉雅也さん推薦。
新聞記者に「逆張り」認定された批評家が戸惑いつつも「逆張り」という現象を考える。「批評」ではなく「運動」や「現場」、「おじさん」ではなく「女性」や「若者」、「傍観者」ではなく「当事者」が称揚され、「逆」が嫌われた(あるいは反動的に好まれた)2010年代とは何だったのか?
◉購入のきっかけ
・吉川浩満(@clnmn)さんのツイート
📙横山旬『まみちゃん』第1巻、YKコミックス、少年画報社(2023年6月下旬)
人気絶頂のまま突如失踪した女優・馬越聖が寂れた街で出会ったのは心温まるおふくろの味だった…。店主のまみちゃんとの出会いが聖の人生を大きく変える!?凹凸コンビの海街食堂人情譚!
📙コマツシンヤ『午后のあくび』第3巻、亜紀書房(2023年6月下旬)
毎日がちょっとフシギ。毎日がきっとステキ。
ヘンテコなことがあぶくのように湧いてくる、ここは白玉町。
この街に住むOLのひび野あわこさんの“うたかたの日々”を綴った、
心にすっとしみこむ、キュートなショートマンガです。
📙幸村誠『ヴィンランド・サガ』第27巻、アフタヌーンKC、講談社(2023年6月下旬)
舞台は11世紀ヨーロッパ! ヴァイキングの少年・トルフィンの成長と挫折を描く本当の戦士の物語。
千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!!
📕倉田タカシ『あなたは月面に倒れている』(創元日本SF叢書)東京創元社(2023年6月中旬)
スパムメールがヒトの姿を借りて、ある日玄関先にあらわれたら?――現実の少し先にあって、けれど決定的な変貌を遂げた日本社会を若者たちの視点から活き活きと描いた近未来SF「二本の足で」にはじまり、独特の浮遊感ただよう幻想小説「あかるかれエレクトロ」や、タイポグラフィを駆使した実験小説「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」まで。柔軟にして力強いイマジネーションの結晶9編を収めた、書き下ろしを含む初の独立短編集。
📗東浩紀『観光客の哲学 増補版』(ゲンロン叢書)ゲンロン(2023年6月中旬)
第71回毎日出版文化賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2018でも第2位にランクインした著者の代表作『ゲンロン0 観光客の哲学』に、新章2章・2万字を追加し増補版として刊行。「ゆるさ」がつくる新たな連帯とはなにか。姉妹編『訂正可能性の哲学』と連続刊行!
📗『日本語文型辞典 改訂版』グループ・ジャマシイ(編)、くろしお出版(2023年6月上旬)
日本語教育のベストセラー辞典が25年ぶりに改訂。社会の変化、人々のものの考え方の変化などを反映し、用例を刷新。また、「~に~がある」などの初級文型や、「いちおう」「なかなか」といった副詞の類、「こうして」「かといって」といった接続表現の類なども追加。項目が増えて、より充実した内容に。
📗村上靖彦『客観性の落とし穴』ちくまプリマー新書、筑摩書房(2023年6月上旬)
「その意見って、客観的な妥当性がありますか?」この感覚が普通になったのは、社会の動きや人の気持ちを測定できるように数値化していったせいではないか。それによって失われたものを救い出す。
📕大滝瓶太『その謎を解いてはいけない』実業之日本社(2023年6月上旬)
ミステリ界の最終兵器、爆誕!
“異常”本格推理!
そのへんにしてあげて!
必要以上に謎を解く探偵、暗黒院(本名・田中)が送る“野生の本格”四編――
さあ、あなたも心当たりをえぐられる準備を。
――宮内悠介さん
共感性羞恥で赤面しながらも読むのがとめられない。
だって人の黒歴史のぞきたいですよね?
――新川帆立さん
生まれつき左眼だけ翠色、オッドアイの女子高生・小鳥遊(たかなし)唯(ゆい)は、右目に緑色のカラコン、黒いマントの二八歳独身男性、暗黒院(あんこくいん)真実(まこと)(本名・田中友治)が営む探偵事務所で助手を務めている。
ある日、探索中に日が落ちて山奥から帰れなくなった二人は、蛇怨館(じゃえんかん)と呼ばれる洋館に泊めてもらうが、翌朝一室で死体が見つかる。ところが探偵として推理しようとした田中が暴いたのは犯人ではなく、決して解いてはいけない謎で……。
異能の著者が贈る新感覚本格ミステリ開幕!
◉購入のきっかけ
・大森望(@nzm)さんのツイート
📗平野卿子『女ことばってなんなのかしら?──「性別の美学」の日本語』河出新書、河出書房新社(2023年5月下旬)
日本語の「女ことば」。それは日本人に根付く「性別の美学」の申し子である。翻訳家としてドイツ語・英語に長年接してきた著者が、女ことばの歴史や役割を考察し、性差の呪縛を解き放つ。
📕山尾悠子『仮面物語──或は鏡の王国の記』国書刊行会(2023年5月下旬)
著者20代の時に書き下ろされ、その後40年にわたってみずからの手で封印されていた伝説の問題作が、いま新たにその姿を現わす!!
影盗み、迷路、自動人形、魔術師、ゴオレム、結晶体、石蚤、月……乱反射する鏡の王国の壮大な崩壊。目眩く傑作長編小説がついに復刊なる。
📕松田青子『持続可能な魂の利用』中公文庫、中央公論新社(2023年5月下旬)
この国から「おじさん」が消える――
会社に追いつめられ、無職になった30代の敬子。
男社会の闇を味わうも、心は裏腹に男が演出する女性アイドルにはまっていく。
新米ママ、同性愛者、会社員、多くの人が魂をすり減らす中、敬子は思いがけず
この国の“地獄”を変える“賭け”に挑むことにーー
女性アイドルに恋する三十女の熱情が、日本の絶望を粉砕!
著者初長篇にして最強レジスタンス小説。
和田彩花(アイドル)感激
小さな叫びでこの世界のバランスは整えられる! 私は勇気をもらった。
幾原邦彦(アニメーション監督)仰天
その革命が見える者は勇気を得られ、
見えぬふりを生きる者は吐き気を催すだろう。
あなたはどっちだ?
◉購入のきっかけ
・【Youtube】ALL REVIEWS公式チャンネル「【無料生放送】みんなのつぶやき文学賞結果発表会」(2021年3月13日)
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📗今井むつみ/秋田喜美『言語の本質──ことばはどう生まれ、進化したか』中公新書、中央公論新社(2023年5月下旬)
日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは?ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。
📙町田洋『砂の都』モーニングKC、講談社(2023年5月下旬)
「すぐに忘れてしまうことと、どうしても忘れられないことの違いってなんだろう」。これは不思議な砂漠の孤島に生きる人々の「記憶」と「建物」を巡る物語。漫画界大注目の俊英・町田洋(『惑星9の休日』、『夜とコンクリート』)が贈る、ロマンティック・デザート・ストーリー!
📕王谷晶『ババヤガの夜』河出文庫、河出書房新社(2023年5月上旬)
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。
◉購入のきっかけ
・【Youtube】ALL REVIEWS公式チャンネル「【無料生放送】みんなのつぶやき文学賞プレイベント」(2020年11月15 日)
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📙花沢健吾『アンダーニンジャ』第10巻、ヤンマガKCスペシャル、講談社(2023年5月上旬)
かつて栄華を誇った日本の忍者たちは、戦後GHQによって組織を解体させられ消滅した。しかし、実は今でも忍者は秘密裏に存在しており、その数は20万人とも言われている。そして一部の精鋭忍者は国家レベルの争いごとの裏で暗躍していた。一方で、末端の忍者は仕事にありつけないことも多く、その一人・雲隠九郎もニート同然の暮らしをしていた。しかし、そんな九郎のもとについに重大な「忍務」が‥‥!
📙奥田亜紀子『ぷらせぼくらぶ 新装版』フィールコミックス、祥伝社(2023年5月上旬)
中学2年生の岡ちゃんは、当たり前に大人になっていく周りの変化についていけない。
取り残されたような寂しい気持ちと、友達を理解したいのにできない苦しさ。
幼馴染で親友のあの子と、前みたいに笑いあうことはもうできないのかもしれない。
思い出したくないことと、何度も思い出したいこと、
全部が詰まった青春群像の傑作。10年振り復刊。
描き下ろし読切「夕子の思い出」38P収録!
📕宮野優『トゥモロー・ネヴァー・ノウズ』KADOKAWA(2023年4月下旬)
復讐者が、高校生が、世界王者が、全人類が「今日」をループする。
柞刈湯葉(SF作家)推薦
「一様で単純な災禍におそわれた、多様で複雑な人々の物語。」
三宅香帆(書評家)推薦
「“ありえない”奇異な日常を生きる、人間の本性を描き切った小説!」
◇◆
おめでとう! あなたたちに、明日はない。
永遠の「今日」を繰り返す新世界SF
私は、最愛の娘を凌辱した挙げ句に殺した犯人を――許せなかった。少年法に守られて、極刑にもならずに、今ものうのうと生きている、あの鬼畜、あの悪魔。娘のいない人生など、何の価値もなかった。私自身は、どうなってもよかった。だから包丁を握りしめ、メッタ刺しにして殺してやったのだ……、罪にふさわしい罰を与えてやったのだ……! しかし、我に返った私は復讐の決行を決意した瞬間まで引き戻されていた。何度殺しても、何度殺しても、時計は先に進まない――。
◉購入のきっかけ
・【ラジオ】TBSラジオ『こねくと』(2023年5月15日)のスケザネさんの話
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📙長田結花『そことかしこ』第1巻、熱帯COMICS、光文社(2022年10月)
心の奥底にひそむ
あたたかな記憶がよみがえる
色彩豊かなショート・ストーリー
画像②の本
📗『EYESCREAM』2023年7月号、トゥーヴァージンズ(2023年6月上旬)
軽演劇から始まりテレビ創世記からお茶の間を賑わせてきた日本のお笑いカルチャー。
テレビで見ない日はないトップ芸人となっても、劇場の舞台に立つことは、演劇から隆盛したお笑い芸人の本来の姿とも言える。
コロナ禍を経て、劇場公演のライブ配信が普及し、人気芸人たちがYouTubeやSNSで動画投稿をするようになり、画面越しにお笑いを見る機会が増えたが、あらゆる制限が緩和されつつある今、改めて劇場の舞台に立つ芸人にフォーカスする。
📙長田結花『おさなあそび』(2022年12月)
個展「おさなあそび」の図録。
📙長田結花『十九と一のはなし』(2020年11月)
長田結花がコミティア134で出した漫画。
ブルースカイのアカウント(@koshiga-itai.bsky.social)をつくってみました。
まだよくわかっていませんが、よろしくお願いします(?)。
2023年4月以前の購入本
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