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『いとま』 のあとがき

アルバム『いとま』リリースから早1年!
「いいね!」と言ってくれた皆さん、ありがとうございます。
さらに改めて知って、聴いてもらえることがあればとは常に思うので、ご感想など書いて、広めてやっていただけると嬉しいです。
口コミは最強だと思います。

自分でも聴き直しつつ、今更ですが、“あとがき”のような心持ちで記事を書いています。

イントロが長いと〜、とか、TikTokが〜、とか、90年代風が〜、とかとか…
様々な“今の”音楽情報に、日々脅かされながら、日々ビビりながら、のはずが、結局なーんにも考えてない曲ばかりで構成されてしまった、そんな世間的な今らしさの欠片も、ミジンコほどの微塵も込められなかった、全く自分らしい、気の利かない作品です。
世間の感覚とズレた作品、ということは、え?… つまり逆に言えば、「前衛的でトガりまくった攻めのアルバム」と言っても過言では無いのでは。カッコいいな!いや、ちっとも過言か。

だけど、だからこそ、この作品を「いいね!」って言ってくれた、もしくは心で思ってくれたあなたはズバリ、マニアックで物好きで少数派でしょう! …と、丸尾くん風に断言してしまってすみません。でも、そういう可能性もあるかなーと。心当たりも無くは無いのではないでしょか?
そして、それはイカした趣味です。素敵なセンスです。僕のような個人経営で小規模で、話題性のなだらかなミュージシャンには、そういう方たちの存在とサポートがありがたい。稀有で、有り難い存在です。

ふう、前衛的だった。(聴き終えた)
さて… これから、どうしようか。
これまでの自分を活かしながら、これから生きていく為に、まだまだなんだよなあ。次に作りたいものも、もう始めているものもあるのだけど、この調子で大丈夫なのか自分… と、ぐるぐるしながら、したまま、作って歌って暮らしています。
かと言って、音楽的に“気を利かす”のを頑張るのもな… いや、それ興味はある。曲始め30秒で心掴むとか、スキップされないとか、クセになるとか、なんにせよ結構良いことではある。
やー、なんていうか、良い音楽って、めちゃくちゃ難しいな!

考え込んでしまうと嫌になっちゃいますけど、なるべく軽やかに色んなことを試していこう。そんな気持ちです。『いとま』も、これまでの過去作も大事にしつつ、自分が音楽に求めるものと、求められる音楽との違いを、ずっと考えていきます。そして、そんな面倒くさいことも考えて楽しんでくれる音楽好きが、もうちょっと増えることも願って。多数派とまでいく必要は無いけど、募集中です。
どうか、小田のこれまでとこれからを、これからも応援よろしくお願いします。


小田晃生



2022年4月14日 RELEASE
『いとま』小田晃生

《収録曲》
そしれ
つくる
灰色
名無し
しゃっくり!
魔法使い
本になる人
(そして)

ジャケットデザイン:木下ようすけ
歌詞英訳協力:Fumiko


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▼『いとま』歌詞集(英訳付き)


▼SUZURI/アルバム『いとま』デザインのグッズ


▼アルバム全曲解説&インタビュー


▼ポッドキャスト「1983年のバームクーヘン」
アルバムについてたっぷりインタビューしてもらいました。


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