30歳で看護師になりました⑧【看護学校がしんどくなってしまった人へ】

 大学を出て、一般企業に就職し、そこから看護学校に入り直して30歳で看護師になった話。
 社会人から看護師を目指す方の参考になればと思い立ち、少しずつ書いてみることにしました。

「看護学校がしんどくなってしまった人へ」

 最近看護学生さんでしんどくなってしまった人の記事や呟きを見ることが増えました。頑張りたいのに頑張れない、そんな自分が情け無い。学校や人間関係が辛くてどうしようもない。夢と現実の狭間で揺らぎ、苦しんでいる心の内を垣間見ると何だか胸がギュッとなる感覚を覚えました。

 詳しい事情も環境も性格もわからないから勝手なことは言えませんが、私も県内で1番厳しいと言われていた学校に通っていたこともあり勉強や実習、人間関係で「いや、しんどすぎるわ〜!!軍隊かここは!」と思ったことは度々あります。

 かと言って同じだね、わかるよ?と簡単に言えません。同じなんてないから簡単にわかるよと言うのはしっくりこないのです。ただこう言う考え方もあるから良かったら耳を貸して下さいと言うことは出来るかなと思うので残しておきます。

「嫌なら、限界なら辞めたっていい」

 万策尽きた、もう動けない。なら辞めてもいいんです。いや、元も子もないと思われるかも知れませんが自分が壊れるくらいなら別の道を選ぶのも手です。
 それでもし何年か先に、やっぱり看護師になりたいと言う気持ちがあればまたチャレンジすれば良いだけです。
 夢を捨てろと言う訳ではなく、夢を叶える力をチャージするために一旦離れてみる方法もあるんだよ?と言うことです。
 ちなみに私の同級生も何人か辞めていますが、イラストレーター、アパレル、ネイルとそれぞれ新しい道を見つけて羽ばたいていきました。

「休学しても留年してもあなたの価値は下がらない」

 やむを得なく休学や留年することもあります。それも選択肢の一つです。ただの選択肢です。それであなたが否定されることではないし、恥じることでもありません。あくまで学校の定められた年数はその学校で学ぶべきことを学ぶために必要な最短の年数を指しているに過ぎません。
 人の時間の流れ方や物事に要する時間数は個々様々なのが当たり前です。だから時間が必要なら時間をかけて構わないし、休みが必要なら休んで構わないと思います。
 そして準備が出来たらまた頑張れば良い、頑張り時を見極めてやれる時はやる。それで良いんじゃないかな?と思います。

 このお話が誰かのお役に立つかどうかはわかりませんし、何言っとるんだ!ふざけた事を言うな!とお感じの方もいらっしゃるかも知れません。ただもしこう言うお話が必要な方がいらっしゃればまた書きたいと思います。

ではまた次回。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
社会人から看護学校受験や大学、資格受験に挑まれる方のお役に立てれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?