覚書_53

「VNLのこと」

一人暮らしを始めてからもうかれこれもう11年。
私の家にはテレビがなかった。
退屈だったら本を読めばいいし、ニュースはネットで見ればいい。
そのうち見逃し配信も始まったから、テレビがないことは全く問題じゃなかった。

けれど2022年の1月、職場の人からのご厚意でテレビが我が家にやってくることになった。

そのテレビが活躍し始めたのは、その年の夏の始まりだった。
バレーボールネーションズリーグ。
日本代表選手が世界各国と戦い、
Tverの見逃し配信では見ることの叶わないスポーツの試合に夢中になった。
世界選手権は開催国が変更になったとかで、配信で見たけれど、その夏はテレビのある生活の醍醐味を思いっきり味わった。

2023年、今年の夏もネーションズリーグが始まり、時間が許す限りテレビに釘付け。面白くてたまらない。
最後の試合会場はポーランド。試合開始は日本時間で深夜〜早朝。
その日はしっかりとお昼寝をキメて試合開始を待った。
試合はフルセットにもつれ込み、結果男子は3位決定戦でイタリアを破って3位になった。起きてて本当に良かった…と心底思った。

VNLが終わって、もうじき三週間経つけれど完全にロス。
恋しすぎるあまり、Youtubeにupされたハイライト動画やファンが上げているTikTokの切り抜き動画を来る日も来る日も見ながら何とか自我を保っている。
アジア選手権は放送されるかわからないけれど、パリ五輪予選のW杯バレーは地上波で放送されるらしい。
それまで、volleyball worldのYouTubeチャンネルで過去の試合とか見返すんだ。。

中でも目に入ってきたのは宮浦健人選手。
自分も左利きなので、つい左利きの選手を見てしまう。
宮浦選手、飛んでる時、鳥みたいというか猛禽類っぽい…。