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嫌な予感的中…天に召されかけた夏休み

今日もお疲れ様です。
湿気が苦手でやる気が出ず体がだるいです。

中学3年になると高校受験の為、塾に行く生徒が増えてくる。
親が夏期講習に申し込み、行く羽目になってしまった私😓
8月のお盆と日曜日以外通う日程。
時間は13時〜18時まで。科目は数学。

通い始めて11日目。
朝から気分が悪い🤢
夢見が悪かったのか、体がだるくて肩が重い。
食べたら治るかと思い早めにお昼ご飯を食べようとしたが食欲も無くおむすび1つだけ口に入れる。

行きたくないな…休みたいな…
ずっと頭の中で思っていた。
(この時休めば良かったと後悔する)

両親は共働きで朝から不在。
許可なく塾を勝手に休むことが何となく悪のように感じる自分がいて行かないといけない、そればかり考えていた。

時計を見るといつもならとっくに自宅を出ている時間。
でも行きたくない、何故か分からなーい
体がだるい、頭が重い、肩も重い
行ってはいけないモヤモヤッ😩😩した何ともいえない感覚。ギリギリまで家に居た方がいいとすら思える程。
でも行かないと遅刻すると思い玄関まで行くと

「ドン!!!ドン」🤜🤜

二階の部屋で何かを叩く音がした。
家には自分しかいない。
そら耳だと思い靴を履こうとした。

「ドン!!ドン!」🤜🤜

また聞こえてきた。
でも私は怖くて確かめに行く勇気もない為
そのまま塾に向かった。

あの音は何だったんだろうと思いながら自転車を走らせていた。
信号が黄色になったが、急いでいたので横断歩道に飛び出した。 

もうすぐで渡り切る
その時だった。

バーーーーーーーーーーーン💥💥
右から来た大きな白いワンボックスの車に跳ねられてしまった。

ふわりと体が宙に舞っているのが分かった。
横断歩道と信号機が小さく見える。

辺りがスローモーションになっていた。

あ…とおもったその瞬間
アスファルトに頭から叩きつけられて視界が真っ暗になった。

死んだ…

と思った。
体の感覚は全く無く、無音の暗闇の中にいた。
しばらくして白いタンポポの綿毛みたいな物がたくさん飛んでいるのが見えた。
全て飛んで行った後辺りを見渡すとキレイな白とピンクの花畑の中にいた。
遠くに人が立っていたので近くに行こうとしたら声が聞こえた。

「まだ早いから帰って。」

女性の声だった。

その瞬間聴覚が戻り、ザワザワ騒ぐ声がした。
瞼がほんの少し開いて見えたのはアスファルトと人の足ばかり。
事故で人が集まって来たのだろう。
しばらくして、到着した救急車に病院へ搬送された。

私の記憶が無い時の状況は下記の通り。
車と接触した時、私は3メートル程宙に浮いた。
乗っていた自転車は真ん中からくの字に曲がりタイヤはグチャグチャだった。
アスファルトに頭から打ち付けられ気を失っている私の両肩を持って、ブンブン動かしながら
「大丈夫か!しっかりしろ!」と大声で言いまくる人がいたらしく他の人に
「頭を打ってる人を動かさないで下さい」と咎められたらしい。(キオクニゴザイマセン)
でも、助けて頂いた事には感謝しています。 

救急車の中で意識が少し回復。
名前を聞かれるが言葉が出てこない。
年齢や住所も答えられなかった。

病院に着いてすぐにMRI。全身打撲で即入院。
骨折がなかったのでDr.は不思議がっていた。ただ
頭がかなり腫れていたようで絶対安静だった。
病院のベッドで思っていた事

お父さんに怒られる💦💦💦

だった。
父は厳格な人だったので絶対怒られると思った。

病室のベッドに運ばれ1時間経った頃
両親が慌てて病室に入って来た。
幸い父には怒られなかったけど、母が不思議な事を私に聞いてきた。
「もしかして、今日塾行きたくなかった感じ?」
(なぬ?お主は心が読めるのか?🤔)
「いや、何か嫌な予感して行きたくなくて時間ずらしたりしたんだけど…行く前変な音したし。」

母はため息をつきながら言った。

「嫌な予感したら行ったら駄目よ。今度からそうしてね、怒ったりしないから。」

母は毎回亡くなった知人が挨拶に来るという不思議な体験を何度もする人で、部屋の音もよくあるコトらしく、何か思う所があったのかもしれません。

あの時二階に上がり音を確認し家を出ていたら、車に接触したタイミングがずれていて事故にならなかったのかもしれない。

私を跳ねた車の人が次の日お見舞いに来てメロンを一玉持って来た。母に手渡し
「そちらのお嬢さんが黄色で飛び出したのが原因です。うちは悪くありませんから。」
そう言ってすぐに帰って行った。
謝罪1つ無い事に母は激怒し、持って来たメロンを意地でも食べてやるもんか!と叫んでいた。
(メロンに罪はないので腐る前に頂きました🍈)

1週間入院後、入院費の支払い時に保険が使えず結構な金額を支払わないといけなくなり、申し訳ない気持ちになった。

信号を黄色で飛び出すのはやめましょう😓
私みたいになってはいけません。


その後、事故の書類の件で警察署に行った。
両親と行ったが私だけ別室に呼ばれた。
小さな机と椅子、机の上にライトがあるドラマで見た犯人がカツ丼食べるシーンと同じ部屋に通された。

警察官に「書類にハンコを押して」と言われる。
私はまだ中学生で未成年の為、印鑑は持っていないから拇印を押せと言うのだ。
親指だけならまだしも、警察官が言うには両手の指先全部の拇印と言われる。
流石に引く😱😱
指先真っ赤っ赤になるやん💦
私悪い事したのかな? とか思う訳で。
(キイロシンゴウダッタカラ?)
しかも中学3年生、思春期絶賛反抗期中😤の為
朱肉に指をなかなか付けられずにいた。

私の態度にイライラした警察官は
「早くして!」と言ったと同時に私の右親指を持ち朱肉にグリグリ押し付けて離し、強い力で紙に押し付けた。
痛い!と言ってもやめてくれず、全ての指を警察官が強い力で押し付けて終わった。
悲しかった。
指先にべったりインクがついて取れないし
強く押されるからどの指も爪も痛かった。
それに少し怖かった。

その日から今日まで私は少し警察官が苦手です。






















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