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能登半島地震

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#公費解体

がれきのはなし

がれきのはなし

「復興が遅い」「いつまで瓦礫の山なんだ」
そのようなコメントにはもうお腹いっぱいすぎて、現地の事情をまとめました。
言い訳したり時間がかかることを肯定したいんじゃない。
時間がかかっていることの背景を知ってもらって、まだまだ長期戦を強いられる能登のことを応援して欲しい。奥能登の能登町出身者がそんな思いでまとめました。
最終更新:2024.6.16

①所有権

まず以て所有権問題。解説不要。

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被災家屋に降りかかる公費解体と固定資産税のわな

被災家屋に降りかかる公費解体と固定資産税のわな

NHKの報道(2024年5月1日)によれば、能登半島地震で「半壊」や「全壊」となり、全額公費で解体される家屋は石川県で約2万2千棟と想定され、これまでに着手された公費解体は1%程度とのことです。

公費解体が進まない理由の1つに、被災家屋が相続登記がされてないケースが考えられます。本記事では、相続登記の難しさについて例を挙げてできるだけかみ砕いて説明しましょう。(わかりやすくするため、詳細や例外は

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