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【5分で読める】夢をかなえるゾウ2(その2)

テーマ:『お金』と『才能』

「忙しくて1時間も本を読む時間がないよ!」というあなたの為に、日本で一番読まれている自己啓発小説「夢をかなえるゾウ2」(著者:水野敬也)の要点をまとめました。

【5分で読める】夢をかなえるゾウ2(その1)に引き続き、作者が伝えたかったメッセージである『課題』の続きを紹介していきます!

前回の記事を読んでいない方はこちらから!

主人公は大学を卒業し、中堅メーカーの営業職に勤めていましたが、お笑い芸人という夢を捨てられず、しばらくして会社を辞めてしまいます。

そこで、お笑いの才能のなかった主人公がガネーシャとお笑いコンビを組んで…というのがあらすじですが、ガネーシャの他にも『課題』を与えてくれる神が登場します。

貧乏神】金無幸子

主人公はガネーシャと会ってからいきなり神々が見えるようになります。

そこで、自分についていた貧乏神の金無幸子の存在を知ります。

金無幸子「……西野さんが会社を辞めてお笑いの道に進むって決めたとき『ああ、この人だ』って一目惚れしちゃったんです。だって、西野さんお笑いの才能なんてないのに、皆無なのに、それでもお笑いに挑戦するなんて、なんて素敵な人なんだろうって。」

優しいのか、馬鹿にしているのか…

しかし、この金無幸子さんも私たちに大切な『課題』を与えてくれます。

☆ 金無幸子からの課題 ☆

1.楽しみをあとに取っておく訓練をする

「目の前の誘惑を我慢できない人というのは……『楽しみは、後に取っておいた方が大きくなる』という経験をしたことがないのでしょう。たとえばーお金を使わずに貯金できる人は、我慢強い人というよりはむしろ、通帳にお金が貯まっていくのを見たり、そのお金で買えるものを想像したりする楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから」

2.プレゼントをする

「貧乏神の間に伝わる格言で『貧乏人にプレゼントさせるな』というものがあります。プレゼントというのは自分でお金を出して相手を喜ばせようとするー仕事とは逆の行為です。でも、プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば『自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい』と感じられるようになるからです。」

3.他の人が気づいていない長所をホメる

「『言葉』というのは、その人の一番最初の行動ですからね。私たち貧乏神は人間を見るときは言葉に注目するのです。貧乏神から嫌われるのは『他の人が気づいていない長所をホメる』という行動です。そういうホメ方をされてうれしくない人はいませんから」

4.店員を喜ばせる

「多くの人が、お客さんというのは単純に『お金を払う人』だと思っていますが、それは違います。たとえばお金を払って食べ物を買ったとしても、店員のさんに『ありがとう』とか『おいしかったです』とか声をかける人は、相手を喜ばせています。そうではなくて、『お金を払っているんだから喜ばせてもらって当然』と考えて偉そうな態度を取る人が『お客さん』なんです」

5.自分が困っているときに、困っている人を助ける

「ハローワークのネタをしたとき勤太郎さんの心から不安が消えていったのは、『他人の不安を消してあげよう』としたからなんです。他人に対して、『お金がなくても大丈夫だよ』と言ってあげることで、同時に、自分の中にある『お金がないと困る』という不安を消すことができるのです。だから、自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』という感情から抜け出すことができます。そして、そのとき人はー大きく変わります。当たり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです」

6.欲しいものを口に出す

「自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくことーそれが、成功するための秘訣なのです」

7.日常に楽しさを見出す

「お金で買える喜びはすべてー素敵な服も、美味しい料理も、優雅な部屋も、豪華な旅行もー他人が作ったものです。でも、どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、人は、自らの手で喜びを作り出すことができます。お金がなくても、人は幸せになることができるんです

ガネーシャよりいいこと言っているかもしれませんね…

【 釈 迦 】

ガネーシャにって仲の良い後輩的なポジジョンで、主人公とは金無幸子さんを取り合う恋敵となる釈迦。

主人公と金無幸子の3人でハローワークへデートに行った際に語った求職者への説法の中で課題を出していました。

☆ 釈迦からの課題 ☆

自分と同じ苦しみを持つ人を想像する

「なぜ職を失うことが苦しいのか。それは『自分だけが苦しんでいる』と考えるからだ。しかし、周りを見てみなさい。多くの者が職を失って苦悩している。そして、職を失った者だけではない。今、職を持っている者たちも、また同じように、いつか収入を失うかもしれないと怯え苦しんでいるのだ。苦しみを持たない人間はいない。そのことを決して忘れては行けないよ」

やったことがないことにこれからチャレンジしようとしている人にとって、支えになる教えではないでしょうか。

どんな困難な状況であっても楽しく生きるために、『なんで自分だけ!』と悲観せず、前に前に進んでいきましょう!

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それでは、また会いましょう!





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