次のフェーズへ
ボンチノタミ、ジョーカーです。
寝不足です。W杯日本対クロアチア、まさかPKまでいくとは思わなかった。よく戦ったなあ。
お疲れさまでした。
もう散々サッカー好きの皆さんやサッカーに詳しい皆さんや、専門家の方たちがあらゆるお話をされていると思いますが、わたしも個人的な感想を書いておきたいので書き残します。
Jリーグ発足から30年、積み重ねてきた全てが今日の日本サッカーに繋がっている、奇跡ではなく軌跡だ、なんて話を何度かしてきましたが、次のステージに上がらなければいけない、上がることができる、そういうタイミングに来たのかなと思います。
寝返りができるようになったばかりの赤ん坊に対して、かけ算九九を唱えてみろ、なんて無理を言う親はいません。
次ははいはい、その次はつかまり立ち、そんなふうに少しずつ成長していく姿を見守っていく。
段階を経て、赤ん坊は少年少女に、そして青年に、大人になっていく。
日本サッカーも、きっと昔はまだ、ようやく寝返りがてきて、はいはいができるようになって、というレベルだったんだと思います。だからこそ、誰も、九九を唱えてみろなんて言わなかった。
けれど、歩けるようになって、喋れるようになって、文字が書けるようになって、計算ができるようになって、九九を唱えてみろ、が現実的になってきた。
もう足し算と引き算ができるのは当然になってきたから、今度はもっと難しいことに挑み、それを解決していこう。そう、自分も周囲も望んでいくようになった。
そういうことなんだと思います。
「はえば立て、立てば歩めの親心」ってやつ?
よくやった、頑張った、それは心から思っているし、選手たちには胸を張って帰ってきてほしい、そう思っています。
けれど同時に、もう、よくやった、では満足できなくなっているというか、その先に手が届くんじゃないかというところまできているという感覚があります。だからこそ、悔しい。
寝返りができるようになったばかりの赤ん坊が九九を唱えようとしているのではなく、小学校に入って算数を覚えたから、そろそろ九九ぐらいなら頑張れば全部覚えられるよね! っていう感じ。
周囲から期待されるということは、本気で戦って負けたら悔しいって思えるということは、今そこに、ひとつステージを上がるためのきっかけやチャンスがあるということではないでしょうか。
次のW杯のために、そして日本サッカーのこの先のために、楽観でも悲観でもなく、現状を知り可能性を見出し、未来のビジョンを作り上げていく。
今大会の全ての試合、そのビジョンを作っていくための新しい道が見えたのではないかなと思います。
日本のサッカーは次のフェーズにシフトし始めたんだな、と感じずにはいられない、今大会の日本代表の活躍でした。
W杯の話
▼ドイツ戦のときの話
▼スペイン戦のときの話
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