見出し画像

初めて&独りでイタリア旅行した話#8 4日目-念願のウフィツィ美術館へ

こんにちは。
イタリア旅行4日目、フィレンツェは2日目です。今日は念願のウフィツィ美術館に行ってきます。美術の心得はほぼありませんが、どんな作品が待っているのか楽しみです。

前回はこちら


初めての海外旅行&一人旅のホテル事情

良かったこと、失敗したこと、気を付けた方が良いことなど
・洗濯のことを事前に考えておけばよかった。でも100均の洗濯干しは持っていって正解でした。
・水で流せるおしりふきはマスト。持って行ってよかった。

昨夜はホテルに戻り、胃薬を飲み横になるといつの間にか寝てしまい、気付けば午前2時過ぎ。時差ボケがまだ残っています。再び寝ようとしても眠れないので、洗濯でもしようともそもそ起き始めます。

洗濯
今までは3,4日程度の国内旅行しか経験がなく洗濯は不要でした。海外旅行時の洗濯事情ってどうなんでしょうね。事前に調べておけばよかったです。
結局、下着やTシャツなどを浴室で手洗いし、バスタオルで水分を取り、洗濯干しやハンガーにかけ部屋干ししました。
みなさんランドリーサービスとか使ってるんだろうか…

トイレ
イタリアではウォシュレットがありません。そこで、水で流せるおしりふき(赤ちゃん用のようなもの)を買っておきました。これはだいぶ助かりました。


4日目の朝

洗濯後、バスタブにお湯を張りゆっくり入浴していると時間はもう5時過ぎ。軽く仮眠を取ります。

7時過ぎにホテルを出てカフェへ。下調べしていたところが定休日のようで、別のカフェに入りました。
生ハムとレタスが挟まれたサンドイッチとベリー系のベイクドケーキ、そしてエスプレッソを注文。カフェは通りに面しており、朝のフィレンツェの空気を感じつつのんびりと食事を楽しみました。

合計12ユーロと少し高め。こちらのサンドイッチは塩味が強めですね。

ウフィツィ美術館

良かったこと、失敗したこと、気を付けた方が良いことなど
・チケットを予約しておいて正解。でなければ数十分~1時間以上並ぶかもしれない。
・2,3個でも「この作品は見よう!」と事前に決めておけばよかったかも。見学にメリハリがつく気がする。

ウフィツィ美術館は、フィレンツェの歴史地区に位置する世界遺産で、ルネサンス芸術の宝庫として知られています。美術館の建物は、16世紀にメディチ家のコジモ1世の命でジョルジョ・ヴァザーリが設計し、‪もともとは行政庁舎として使用されていました。1769年に一般公開され、メディチ家のフランチェスコ1世が収集した美術品が展示されています。特に、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェッリなどの作品が有名ですね。

聖地巡礼視点で言うと、ガンスリンガーガールのフィリッポ・リッピのエピソードの舞台になりますね。作中ではマフィアも「イタリアの宝」と言うぐらいですから、観光客だけでなく地元の人々からも本当に敬愛されている場所なのでしょう。

美術館のコの字の中央あたりから。
予約制でしたが観光客がいっぱい!

さて、事前予約で指示された3番窓口に向かいますが、すでに長い行列。ですが並ぶと列は順調に進み、予約の9時より少し前にチケットを受け取り、無事入場。

美術館では、3階(イタリアでいう2階?)から見学を始めました。廊下には美しい天井画が描かれ、両脇には彫刻が並んでいました。ウフィツィ美術館はコの字型の構造で、廊下を進むと部屋ごとに絵画が展示されています。絵画は非常に精巧で、細部まで描かれており、巨匠たちの作品が数多く展示されていました。すべてを見るには半日から1日かかると言われていますが、今回は11時半頃まで、約2時間半じっくり見学。

出口前には公式ショップがありました。雑に日本語に訳された(笑)パンフレットが少し面白かったり。

ウフィツィ美術館を出ると、広場にはダビデ像のレプリカが立っており、観光客が写真を撮っていました。地元の人々がベンチで談笑している姿も見られ、穏やかな昼の雰囲気が漂っていました。

さて、午後の予定ですが、ジョットの鐘楼と付属博物館に行くことにしました。


ジョットの鐘楼

早朝撮影した鐘楼。
隣が大聖堂。ここの広場は昼間はたいへん混み合います。

ジョットの鐘楼は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に隣接する高さ約84mのゴシック様式の鐘楼です。1334年にジョット・ディ・ボンドーネによって設計されましたが、彼の死後、弟子のアンドレア・ピサーノとフランチェスコ・タレンティが完成させました。鐘楼は赤、白、緑の大理石で装飾され、各階層ごとに異なる建築様式が見られます。

聖堂前の広場は、大聖堂や鐘楼に入るために多くの人々が集まっています。鐘楼に上るための予約は昨日済ませていたため、混雑を避け入場できました。それでも予約組で50人くらいは並んでいたと思いますが。

途中で現れる鐘。観光客の多くがひと休みしていました。
内部はこのような感じ。ひたすら階段で登ります。

鐘楼はエレベーターではなく、階段を一歩一歩登っていきます。ヴァチカンのクーポラのように登り専用と降り専用の階段に分かれているわけではなく登りも降りも同じ階段のため、すれ違う時に譲り合いが必要です。ここでは登る人が優先、下りる人が待つルールのようです。

頂上からは大聖堂のクーポラよりは低いものの、フィレンツェの街を360度見渡すことができ、こちらも絶景。しばらく風に吹かれながらフィレンツェの街並みを眺めていました。

鐘楼の頂上より。すぐ側にクーポラが見えます。

イタリアに来てからというもの、サン・ピエトロ大聖堂とサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ、そして今日のジョットの鐘楼と、3日連続で高い場所に登っています。高いところから眺める景色が好きなので苦ではありません。

鐘楼を後にして、広場近くのレストランを見つけて入りました。ガス入りの水とリゾットを注文しましたが、疲れた身体に染み入るようでとても美味しかったです。
そういえばウェイターが「日本から来たの!?オオサカに友達いるよ!」と言っていました 笑


大聖堂付属博物館

良かったこと、失敗したこと、気を付けた方が良いことなど
・鐘楼も博物館も行って良かったです!チケットはブルネレスキ・パスがいい。
・ウフィツィ美術館もそうでしたが、博物館にも公式ショップがあり、公式グッズが欲しい方はお金を準備しておいた方がよいかも。

ホテルに戻り2時間ほど休憩し、午後はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂付近の施設を訪れます。
今回、クーポラを登るために購入した「ブルネレスキ・パス」は、大聖堂、ジョットの鐘楼に加え、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、大聖堂付属博物館(併設美術館)の全てが3日間パスできるチケットで、とても便利でしたのでおススメします。

まずは隣にあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂ですが、残念ながら天井が修復中でした。天井以外の装飾や、外にある金色がまぶしい”天国の扉”を見学。この扉には多くの観光客が群がっていましたが、これ、実はレプリカ。本物は付属博物館に収蔵されていますので、今度は本物を見に行きましょう。

こちらは洗礼堂の扉(レプリカ)
人が集まってるので本物だと思っちゃう

さて、次は大聖堂付属博物館で、本物の"天国の扉"をじっくりと見学しました。非常に精巧な造りで、細部に至るまで文字や模様が丁寧に刻まれており、当時これを作った職人たちの技術が相当のものだったのだと感じました。
そのほかには大理石の彫刻や遺骨を収める石棺のような大型の造成物から、十字架をモチーフにした装飾品、聖歌隊の楽譜などが多数展示されていました。撮影可だったのでいろいろ写真に収めました。後でじっくり調べてみようかな。

なお、博物館は大聖堂や鐘楼とは違い全然混んでおらず、しかし収蔵物はどれも神秘的で歴史を感じさせるものばかり。大聖堂だけでなく、博物館もぜひ一緒に訪れてほしい場所です


ディナーは絶品カプレーゼ&トリュフのラビオリ

ディナーは前日も訪れたレストラン"グイド”へ。今日はトマトのカプレーゼとトリュフのラビオリを注文しました。
カプレーゼのトマトは新鮮で、甘みと酸味があり、モツァレラチーズとオリーブオイル、塩が相まってとても美味しかったです。
ラビオリはトリュフの香りが強く濃厚なソースでボリュームを感じます。全部食べきれるか不安でしたが結局ペロリ。

トマトとモツァレラチーズ、塩のバランスが最高!
トリュフのラビオリ、初めて食べたかも。
味付けは濃厚で美味しい!

4日目のまとめ

ホテルに戻り、そういえばヴェネチアのゴンドラクルーズを予約していなかったと気付き、GetYourGuideのサイトから乗り合いゴンドラを予約。約35ユーロと比較的安価でした。なお、1人で乗ると80ユーロくらいかかるらしいので、ソロ旅では乗り合いがオススメです

夕食後ホテルで休んでいるとまだ20時ぐらいなのに急に眠気が。時差ボケが残っていますね。うたたねから気づいたら午前2時。その後また少し寝たり起きたりを繰り返しましたが、7時に盛大な鐘の音で完全に目が覚めました。日本だと近所からのクレームになりそうなぐらいゴンゴン鳴っていましたが、私はこういうもんだと気にしませんでした。むしろイタリアを強く感じられて良いです。

さあ5日目が始まります。疲れを取るべく浴槽にお湯を入れ、ゆっくりと風呂の準備をしました。

※5日目に続く


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?