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初めて&独りでイタリア旅行した話-準備編4

こんにちは。前回に引き続き、今回はヴェネツィアとミラノの観光スポットの予約旅行に必要な物品の準備について書いていきます。

前回はこちら

ヴェネツィア、ミラノ観光の準備

いよいよ旅のメイン、ヴェネツィアです。ARIA好きとしては聖地をじっくりと巡礼したいところです。以下に、訪れたいスポットを挙げてみます。

・サン・マルコ寺院、広場
・カフェ・フローリアン
・リアルト橋
・ため息橋
・ムラーノ島
・ブラーノ島
・ゴンドラクルーズ

ホテル・ダニエリは高額で予約できなかったため、外観を眺めるだけになりました。また、ARIA作中でアクア・アルタの際にグランマたちが招待されたお茶会の舞台であるスカーラ・コンタリーニ・デル・ボヴォロのことはすっかり忘れていました。次に訪れるときには行きたいですね。

サン・マルコ寺院
公式サイトから予約しました。これまでにコロッセオやサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の予約を経ているので、手慣れたものです。サイト言語をイタリア語または英語モードにし、日本語翻訳機能を使って予約を進めます。
フルアクセスできるチケットを選び、ARIA作中のエピソードにある2階テラスにも行くことができました。

サン・マルコ寺院の2Fテラスから。ここが例の秘密の場所。

その他のスポットは特に予約は取りませんでした。ゴンドラクルーズは当日の天気次第と思い、旅行中の天候を見ながら、コロッセオでも使ったサイト GetYourGuideで予約しました。乗船1,2日前でも予約できました。
なお、一人旅であればゴンドラ相乗りプランが安価でおすすめです

ムラーノ島ブラーノ島はヴァポレットで行くことになります。現地で3日券(72時間券)を買えば大丈夫そうです。

ミラノ観光
最後はミラノ観光です。
ドゥオーモとスターバックスには行こうと思っていましたが、それ以外は思いつきません。このときレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のことをすっかり忘れており、かつ人気スポットということもありこの時点での予約は困難だったので見送りました。
ドゥオーモはヴェネツィア滞在中に公式サイトより予約しました。直近でしたが希望する時間帯をおさえることができました。
それ以外はノープランでしたが、当日急遽行くことを決めたレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学博物館がとても良かったです。

機械好き、乗り物好き、スチームパンク好きな人は心躍るかもしれません
(レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学博物館)

では、以下にヴェネツィアとミラノの予定をまとめます(太字は事前予約しておいた方が良い場所)。

ヴェネツィア
5日目
 午前 チェックアウト→フィレンツェ→ヴェネツィア
 午後 ホテルチェックイン
    サン・マルコ寺院、サン・マルコ広場
    カフェ・フローリアン
6日目
 午前 ゴンドラクルーズ
 午後 ブラーノ島
7日目
 日中 ノープラン(リアルト橋、ため息橋、ムラーノ島など)
 夕方 メストレへ移動、ホテルチェックイン

ミラノ
8日目
 午前 チェックアウト→メストレ→ミラノ
 午後 ホテルチェックイン
9日目 ドゥオーモ、あとは現地で考えます
10日目 チェックアウト→リナーテ空港、帰路へ


物の準備…靴、鞄など

準備の際に気を付けたこと/もの
・歩きやすさ(もしもの時は走りやすさ)→スニーカーが良い
・スリ対策→斜め掛けバッグ、またはリュックのチャックに鍵を付ける
・セキュリティポーチはあるとよい(初めての旅行でもあるので)
・服→イタリアと日本の気候、気温の違いを知っておく

さて、大まかな予定と主要なスポットの予約が終わりましたので、次は旅行に必要な鞄、衣類、小物などを準備します。


移動は公共交通機関も使いますが、基本は徒歩です。長時間歩いても疲れにくいスニーカーを買いました
選んだのはニューバランス。生地は薄いけど見た目が気に入りました。歩きやすさも文句なし。


鞄はスリ対策が必要と考え、当初肩掛けのものを考えましたが、メインは普段使っているOutdoorのリュック(20L程度)のチャックに鍵を付けることにしました。3桁のダイヤルロックのものならハンズで数百円で購入できます。
もちろん着替えやPCなどはキャリーケースに入れて運びます。

また、リュックとは別に観光時に扱いやすそうなショルダーバックも買いました。財布や折り畳み傘、ハンカチややその他小物程度ならこのサイズで十分そうです。

セキュリティポーチ
服の下に忍ばせるセキュリティポーチ(スキミング防止加工済)はあった方がいいかなと思い購入しました。旅行中はずっと服の内につけていました。パスポートと予備のクレカはこの中に入れて管理していました。

通信手段について

準備の際に気を付けたこと/もの
・通信手段をいろいろ調べておく
・旅行の期間、旅行中の通信目的が明確だと必要なものを選定しやすい
・スマホをSIMフリーにしておくと選択肢が広がる
・多少の金額差なら、かさばらない、手間がかからない方が良い

ポケットwifi?現地SIM?海外ローミングサービス?
旅行中の通信手段を考えます。旅行用のポケットWi-Fi、現地で購入するSIM、eSIM、海外ローミングサービスと、様々なサービスがあるようです。
コスパや通信品質はもちろんですが、「かさばらないこと」「切り替えに手間がかからないこと」を重視し、海外ローミングサービスに決めました
自分のスマホはSIMフリーですので、切り替えはスマホの設定のみで完結しました。空港についてすぐ設定完了、これは本当に手軽ですし現地の回線状況はは概ね良好で満足でした。
なお、現地ホテルのwifiを使用する際は必ずVPNを通すようにしました。

衣類…イタリアの気候

イタリアの気候を事前に調べたうえで着るものを準備します。何となくのイメージで、日本とイタリアでは大して気候の違いはなく、むしろイタリアは東京のように温暖だと思っていました。ただ、地図で確認すると意外なことが見えてきます。訪れる都市の緯度と対応する日本の地名を見てみましょう。

●ヴェネツィア:北緯45度23分(北海道択捉島)
●ミラノ:北緯45度28分(ヴェネツィアとほぼ同じ)
●フィレンツェ:北緯43度46分(北海道旭川市)
●ローマ:北緯41度53分(北海道函館市)

北イタリアの緯度は北海道と同じです。春や秋は肌寒いのかな、冬は恐ろしく寒いのかなと思ってしまいます。しかし、北国と同じ服装が必要かというとそうではありません。おおむね北関東から東京と同じくらいの服装でいいのではないかとざっくり考えました。その理由は北大西洋海流と偏西風にあります。

北大西洋海流と偏西風
ヨーロッパの西には北大西洋があります。北大西洋の海流は温暖です。海面温度が高いため、空気が暖められます。その温かい空気は偏西風によりヨーロッパ本土に流れ込みます。偏西風は一年中、ヨーロッパを西から東に吹く風のことです。この暖かい空気がイタリアにも流れ込み、高緯度の割に温暖な気候になっています。

ということで、服装はだいたい日本と同じものを準備しました。Tシャツ1枚でも大丈夫な服装から、多少寒くなっても平気なように脱着しやすいファスナーやボタンのシャツも持参しました。また、私は冷房に弱い(寒がり)ので、特に機内で冷えないようにマイクロダウンも準備しました。結局使用しませんでしたが、今後トレッキングなどでも使えるので、まあいいでしょう。

その他小物などの準備

準備の際に気を付けたこと/もの
・現地で手配しにくいものはできるだけ国内で調達(薬類、折り畳み傘)
・変圧器は必須。
・レストランでお手拭き無し、トイレの衛生面などをふまえウェットティッシュ系は準備する
・疲れを軽減するサプリ(ブドウ糖、アミノ酸)
・小腹が空いたとき用の軽食があると意外と役立つ

その他にも、以下のものを取り揃えました。

  • ラムネ:二日酔い防止、眠気軽減

  • 常備薬:鼻炎薬、葛根湯、正露丸、胃腸薬など

  • 歯ブラシセット:ホテルに無い場合に備えて

  • マスク:感染予防と匂い対策。匂いで乗り物酔いしやすいので。

  • 折り畳み傘:急な雨対策に。日本の折り畳み傘は性能が良いそうです。

  • 変圧機:スマホやPC、モバイルバッテリーの充電に必須

  • 眼鏡:予備として2組持参

  • 折り畳み物干し:下着を現地で洗うため

  • 粉末のアミノサプリ:水分と塩分補給用。ペットボトルの水で飲みます。

  • ウェットティッシュ、流せるおしりふき(赤ちゃん用など):何かと役に立ちます

  • マツキヨのプロテインバー:小腹が空いたとき役立ちました

変圧器はこれに似たタイプを準備しました。日本で日常的に使うのも全然ありだと思います。USB充電もできますし。


たびレジの登録

旅行代理店の勧めで「たびレジ」に登録しました。必須ではありませんが、現地での緊急時の情報提供があるそうです。
実際、旅行時に外務省より緊急連絡メールを着信し、付近でデモがあるので気を付けるようにとのことでした。ウクライナとロシア、イスラエルとハマスとの戦闘があった時期です。本来であれば無いに越したことはないのですが。

英語、イタリア語の準備

旅行2か月前ぐらいから英語の勉強にと、Spotifyの海外旅行用英会話のポッドキャストを聞いていました。
イタリア語にしなかった理由は「短期間でイタリア語を覚えるのは難しそう」と思ったからです。後から考えれば簡単な挨拶や会話程度なら覚えておけばよかったですね。
ですが、英会話も結局大して覚えられず当日を迎えることになりました…

今まで英会話は一度も経験がありませんでしたのでカタコト英語で何とか乗り切りました。また、使ったイタリア語は
「グラッツィエ(ありがとう)」
「ボンジョルノ(おはよう/こんにちは)」
「チャオ(やあ)」
「アクア(水)」
「ボーノ(美味しい)」
だけでした。英検4級(!)の自分でも何とかなりましたので、英語やイタリア語に自信がない方でもきっと大丈夫でしょう…!
しかし、カタコトであっても現地の方と簡単な挨拶をするだけでも楽しいですね。

さて、次回はいよいよ出発です。機内食や現地の写真も乗せながら旅の思い出を綴っていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

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