【 0を1にする人 】
(777字)
友達に本の虫がいる。
私よりだいぶ年齢が離れているから、おそらく私の数百倍は読書量がある。
もう10年以上前に、新聞投稿していた。
童話が採用されて可愛らしい子供たちのイラストは新聞の専属のイラスト作家さんがいらっしゃったのだと思う。
それまではエッセイしか、その新聞には投稿しておらず、会社の先輩であったその友達に、誇らし気に新聞の切り抜きを持っていった。
すると、「う〜ん、面白いけどね、大人の感覚の台詞を小学生が喋ってるんだよね」
と一笑された。
「よくまとまってるんじゃない?」
それ?
私の渾身の第一作目の童話の批評。
家族はおそろしく持ち上げてくれた。
私のことが可愛いので。
他人の評価は、そんなものなんだ。
で、他に聞かれたのは、掲載料。
「3,000円だったよ」
と正直に話した。
そしたら、友達は続ければいいと言ってくれたが、それ以来、その新聞には童話は投稿しなかった。
友達が何万冊の本を読んでいても、彼女は書評しかしない。
しかも、読んでいる量が違うから、すごい酷評を大作家に述べる場合もある。
でも、いつも私は、
「じゃあ、書けるもんなら書いてみろ」
と、心の中で悪態をついている。
ブラックちび蔵なんである。
読む人が束になったところで、書かない人は読むモノを生まない人。
書くか書かないかは、ゼロをイチに出来るか出来ないかの差なので、読みモノを生む人は
すごいんです。
何万冊、読もうが、書いたものを残さなければ、自分の考えは一個も死んだ後に残ることはありません。
気候とは、「二十四節気」の「気」、
「七十二候」の「候」のこと。
ほぼ5日間ずつの目に立つ自然の変化を漢詩の一節に込めた。
1年を通すと、七十二候となります。
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#本の朗読
#暦の分け方の説明
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