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Web制作の「発注側」と「受注側」、両方を経験したからこそ伝えたいこと

クラウドサービスを提供しているサイボウズの千葉周平と申します。仕事内容は、社内向けのWebコンサルティングです。

サイボウズでは、ほぼすべての部門がWebサイトを運営しておりWeb担当者は200名近くになります。そのWeb担当者たちを専門家の視点から支援することが、社内Webコンサルタントの役割です。

案件にあった制作会社の候補選定や、依頼書の書き方、社内ルールの整備、プロジェクト運営支援など、支援内容は多岐にわたります。サイボウズ勤務歴は約10年。その前はこれまた10年ほどWeb制作会社でディレクターをしていました。

プロフィール

  • 仙台出身、東京在住。

  • 大学ではデザインを専攻したものの、30歳で転職した時、社長にデザインは向いてないと言われデザイン業務をやめる。確かに向いてなかった。

  • イギリス語学留学と現地での就職を経験(英語が向いてないことを実感)

  • イタリアで料理教室に通う(料理人も無理だと実感)

  • 制作会社時代は、提案、設計が得意。プロジェクト管理はあまり……

  • 就職氷河期、リストラ、拠点閉鎖による退職など、就業にまつわる苦労も経験

  • 10年前サイボウズに転職。入社当時は1人チーム。その後2チーム8人体制に拡大(2022年8月時点)。Webコンサルチーム所属。

  • リモートワーク。2年ほど前から金髪に

  • 苦手なものは、わかりにくいものや注意書き

やりたいことは、「発注側と受注側のハッピーな関係性を模索する」こと

Web制作の発注側と受注側、両方を経験しています。たくさん失敗をし、失敗を見てきました。

発注範囲の詰めが曖昧で揉めてしまったり、細かい指摘で負担を増やし過ぎたり、リクエストを断れずに当初立てていたスケジュールがずれてしまったり……。

そんな中で、トラブルを避けるアイデアや気づきが見えてきました。

このnoteではそれを公開していきます。Web制作に関わる方が困らない方法を見出すヒントになれば嬉しいです。いますぐ役立つテクニックというよりも、経験談や悩んだことが中心になる予定。

制作会社ではなく、発注側のWebコンサル職は少数派でしょうから、めずらしい記事が多いかもしれません。

今後書こうと思っていること

・サイボウズの依頼書テンプレ公開
・発注先の検討に必要な制作会社の分類と特徴
・制作会社の負担を減らすコンペ開催方法
・案件にあった制作会社の選定方法。「会社」より大事なポイントは
・業務委託契約と、準委任契約の使い分け
など(もっと詳しくこちらに書きました

業務内容

サイボウズ Webコンサルチームの業務

近々Webコンサルチームの業務を紹介する記事がアップされますが、LINE Growth Technologyさんとのイベント(動画)でも詳しくお話しています。

やってきたこと例(サイボウズ以外も含む)

・Webサイトリニューアル(BtoB系が多いです)
 -企業サイト
 -採用サイト
 -サイボウズの製品/サービスサイト
 -省庁サイト
・業務改善
 -CMS、アクセス解析の体制構築(アウトソース)
 -制作発注のガイドライン作成
 -RFP(制作会社への依頼書)のテンプレ化と啓蒙
・担当者サポート全般
 -制作会社選定
 -原稿作成/レビュー
 -プロジェクトの社内側の進行管理
 -品質検証(目視と機械的な検証)
・チームの人材採用

ストレングスファインダー

社内でストレングスファインダー(才能診断)をためした結果、上位はこんな感じでした。

  1. 着想

  2. 責任感

  3. 指令性

  4. コミュニケーション

  5. 慎重さ

  6. 最上志向

  7. 親密性

  8. 活発性

  9. 分析思考

  10. 自己確信

あくまで私の資質の傾向なので、そのレベルが高いかはまた別です!

Webサイトのご相談をいただいた時には、(上記の「着想」を活かし)いくつかの方法を提案するスタイルが好きです。品質にこだわり(最上志向)があってそれも活かされていますが、プロジェクトの運営上、それを抑制するように務めることもよくあります。

これからマイペースに発信していこうと思いますので、よろしくお願いします。

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