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【日記】美術展2件行った・今日読んだ本 ほか
美術展2件行った
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出光美術館の「江戸絵画の華 第一部」と、五島美術館「茶道具取合せ展」に行った。今日は時間がなくて詳細な感想を書けないんだけど、どちらもとても素晴らしかった。Twitterに書いた軽い感想だけ載せておく。詳細は明日書きたい。
最近日本文化の美術展に連続して行っているから、次は西洋美術を一回挟みたいな。
今日は出光美術館「江戸絵画の華 第一部」と五島美術館「茶道具取合せ展」!
— 北澤 千晃/chiaki kitazawa (@chiaki_kitazawa) February 8, 2023
一月から江戸絵画を観る機会多くてどんどん解像度高まっていくの楽しい。今後は同じ江戸でも前・中・後期の様式の変化も読み取れるようになりたいなあ。250年も続いた時代だからね pic.twitter.com/tu99pkHszY
「茶道具取合せ展」は、茶文化ひとつとっても道具やその産地に多様性があることが大変よく理解できた。展示品が豊富なだけでなく人物や焼き物技術の解説も充実してたのが良かった。
— 北澤 千晃/chiaki kitazawa (@chiaki_kitazawa) February 8, 2023
特に「更紗」という舶来の織物が茶文化に彩りを加えていた事実は知らなかったので興味深かった。当時でも好み分かれてそうだったけどね
— 北澤 千晃/chiaki kitazawa (@chiaki_kitazawa) February 8, 2023
簡素でそれでいて美術品としての存在感も損なわれていない南宋の調度品が相変わらず好きで、明以降になるとそのときの特徴が消えてしまうのはなぜなのだろうとますます疑問が深まる部分もあった。
— 北澤 千晃/chiaki kitazawa (@chiaki_kitazawa) February 8, 2023
今日読んだ本
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『どうせダンスなんか観ないんだろ!? 激録コンテンポラリー・ダンス』
2日前から読み始めてる。
この本は、著者である乗越たかお氏が雑誌連載で執筆したコンテンポラリーダンスに関するコラムをまとめた書籍で、初版は2009年。今やベテランとしての地位を確立しているコンテンポラリー・ダンサーが若き日に活躍していた様子や、その頃のダンス界隈の課題や問題点を当時の温度感で知ることができる。
界隈に参入して年が浅い身としては、知っておかなければならない固有名詞がたくさん出てくるのが本当にありがたい。人名や団体名、フェス・コンペ名を都度記録したり乗越氏の歴史解説を書き留めながら読んでいるので進みは遅いけど、読書というより舞踊史の勉強をしている形なのでとてもやり甲斐がある。
過去の読書記録見てるとコロコロ見るもの変わっていて、改めて一貫性がないことに気がつくんだけど、様々な分野を横断して見識を深めることでようやく生み出せるようなものを作りたいと思っているから、そんなに気にすることじゃないかなと思う。ミクロで見るとバラバラだけど、マクロで見ると整ってる。
美術展巡りも然りなんだけど、特定の分野を集中的にやるよりも、様々なものを横断して見ていくほうが面白い。一見バラバラのものたちの中に共通項を見つける作業が楽しくて、そういう繋がりを探っていってこそ内容が深く定着したり、独自の見解や視点を作り上げられたりするようになるものだと思う。
買った本
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「江戸絵画の華」の図録、当然買った。第一・二部双方の資料が載っていて、2月後半から始まる第二部で展示される品を先に予習できるのってなんか新鮮な美術鑑賞体験でいいなって思った。
会場のキャプションにはなかった解説が各作品に当てられていて内容が充実してる。第二部は円山応挙がメインになるようで、三井記念美術館の「雪松図と吉祥づくし」で多数見た応挙の別作品が観られるのが楽しみ。江戸の動物画や花鳥図って本当にいいよ。明治維新の直前期にあったという意味で、江戸時代の文化は日本が独自に醸成させた文化の終着点だったと思う。華やかだけど平面的でミニマルで、そういう日本絵画の特徴が私は本当に好きだ。
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