【うつわをめぐる旅・常滑編】急須と招き猫の街を歩くうつわ探しの旅
昨年、愛知県のやきもの産地「常滑(とこなめ)」に行ってきました。
当初は9月に行く予定でしたが、台風のため2週間延期。そのおかげで、「とこなめ焼まつり」の時期に訪れることができました。
この記事では、常滑を実際に歩いて感じたおすすめスポットとモデルコースを紹介します!
○常滑はどうやって行くの?
常滑市は、愛知県の尾張地方、知多半島の中部にあります。
私は名古屋までは新幹線、その後は以下のルートで行きました。名古屋駅から30~40分程度なのは便利ですね。
【常滑までのアクセス】
名古屋鉄道「名鉄名古屋駅」(常滑線)→名古屋鉄道「常滑駅」
所要時間:特急で約30分
○常滑焼まつりとは
日時:10月1週目の土日祝3日間
会場:ボートレースとこなめ会場、とこなめセラモール会場やきもの散歩道会場、イオンモール常滑会場、常滑市内 各協賛会場
公式URL:https://tokoname-event.jp/page/yakimatsuri.html
会場が市内に点在しているので、町を巡りながらさまざまなうつわを見ることができます。
私は、観光も楽しみたかったので、ボートレース常滑会場のみ訪問しました。
ちなみに、どうしても欲しい作家さんがいる場合、事前に出店場所を調べて初日の早朝に行くのが良さそう。
人気作家さんのブースは、長蛇の列でした。
常滑の名所をめぐるうつわ旅 モデルコースを紹介!
おまつりを堪能した後は、常滑駅に戻って観光スタート!
以下の順番に行くと、主な観光スポットをめぐることができます。ぜひ参考にして下さいね。
1.とこなめ招き猫通り
常滑駅からやきもの散歩道に向かう通りの壁に、たくさんの招き猫が展示されています。どれも、個性的なものばかりで見て歩くだけで楽しいです。
時々、立ち止まって、気に入った猫ちゃんを撮影しながら歩きます。
2.TOKONAME STORE
山源陶苑が運営する、やきものの複合施設。
倉庫を改装した空間には3つの小屋があります。
入って右はうつわや急須、お菓子などを販売する店舗、中央の小屋はコーヒースタンド、左手には陶芸体験が出来るスペースになっています。
やきもの散歩道からは少し外れるので、最初に訪れました。
何より外観や内装がおしゃれ! 建物を背景に撮影に訪れる人でにぎわっていましたよ。
3.やきもの散歩道 常滑といえばここ!
わたしが断然おすすめするのが、やきもの散歩道。
ここを歩くだけで、十分常滑を堪能できます。過去に使われていた、登り窯の煙突が点在するノスタルジックな風景は、他にはない味わいがあります。
散歩道には、たくさんのうつわのお店が点在。どのお店も個性があり、品物がかぶらないので全部立ち寄りたくなります。
うつわ好きなら、歩き回るだけでテンションが上がりますよ!
4.とこにゃん
「やきもの散歩道」の入口付近にある大きな招き猫のオブジェ。
ガイドブックには必ずといっていいほど掲載されています。
散歩道からすぐの場所ですが、はじめに目にするのは後ろ姿。そのため、一瞬分かりにくいですが、ぐるっと前に回り込んで正面から撮影しましょう!
道路からにょきっと顔を出しているインパクトのある招き猫は、常滑ならでは。旅の記念撮影に欠かせないフォトスポットです。
5.廻船問屋 瀧田家(かいせんとんや たきたけ)
土管坂を下った先にある日本家屋は、江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた瀧田家の住宅。
館内には、船の模型や古い箪笥などが展示され、庭園も見学可能。
常滑の歴史を知ることができ、見ごたえがあります。
【公式Facebook】:https://www.facebook.com/TAKITAKEtokoname/
6.土管坂(どかんざか)
廻船問屋瀧田家から10m程上がった場所にある坂道。両壁を明治期の土管と、昭和初期の焼酎瓶がびっしりと埋め尽くしています。
他にはない迫力ある風景は、やきものの町ならではの独特の雰囲気。
撮影待ちの人でにぎわっているため、すぐに見つけられますよ。
7.煙突のある風景
やきもの散歩道を歩いていると、目にするレンガ造りの煙突。写真の煙突は、近代化産業遺産に指定されています。
1887年(明治20年)頃に作られた登り窯に付随する10本の煙突が並ぶ様子はやきものの町ならではの歴史を感じます。ショップやカフェ巡りの途中でも目にすることができますよ。
8.INAXライブミュージアム
やきもの散歩道をひととおり歩いて、時間と体力があれば…ぜひ訪れて欲しいのがINAXライブミュージアム。
敷地内には、タイルを使ったフォトフレームなどが作れる施設やレストランなどがあり、1日いても飽きずに楽しめます。
私が特におすすめしたいのが「世界のタイル博物館」。世界各地のタイルの現物が展示されており、解説も充実。
イスラムやイギリスなど、テーマ別の展示スペースは撮影可能。海外旅行のような写真が撮れるフォトスポットになっています。
さらに珍しいのが、光るどろだんご作りの体験。やきもの用の粘土を使ったオリジナルのどろだんごが1時間ほどで出来るそう。
このほかにも、ミニ便器の絵付けなど体験メニューが豊富。予約が必要なものもあるので、事前に調べてから訪れましょう。
【公式HP】https://livingculture.lixil.com/ilm/
常滑のお土産
〇急須 常滑に行ったらぜひ欲しい!
私が買ったのは1人分のモダンな急須
金継ぎを思わせるゴールドのラインが入った急須は何と1,300円!
何個か買いたいのをぐっとこらえて、1つだけ持ち帰りました。
〇トイレの最中
INAXライブミュージアムのショップで購入。
最中の皮が便器になっていてとてもリアルです。
付属しているあんこはリアルすぎて使えませんでした…
話の種におすすめですよ。
やきもの散歩道を中心にうつわ探しを楽しもう!
急須で有名なやきもの産地というイメージしかなかった常滑。
しかし、現地に行くと、今まで見たことがないデザインの急須や急須以外のうつわの多さにテンションが上がりました!
また、煙突や土管があるどこか懐かしい風景は、旅行者には新鮮。うつわ好きはもちろん、観光地として歩くだけでも楽しい場所でした。
いつかの旅行の候補に「常滑」もいいですよ!
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