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通勤読書感想文「運転者」

Kindleでおすすめに上がってきたので読んでみた小説。
私の座右の銘「自分の機嫌は自分でとる、他人にとってもらおうとしない」を思い出させてくれる一冊だったのでご紹介!

「なんで俺には運がないんだ、なんで俺ばっかり」と独り言をつぶやいたときタクシーが近付いてきた。運転手の御任瀬卓志は「運を転ずる者」ですといいました。運は「ある・ない」「いい・わるい」ではなく「使う・貯める」もの。運が良い人は貯めて使っただけ。上機嫌でいることの大切さ、その場を逃すな、生き方、考え方が変るかも知れない。

運転者 未来を変える過去からの使者

普通に小説と思って読んでいたんですが、どうやら自己啓発本だったみたいです
気づかずそのまま最後まで読みましたが、普通に楽しめました。^ ^
小説として読んだ感想は、日常ファンタジー
自己啓発の視点で見ると日常のマインドセットを見直す本でした

著者は、喜多川 泰さん
愛知県出身で東京学芸大を卒業しています。

どんな話?

まず、物語の主人公は、とにかくついていない男性
家庭があって娘もいますが、
娘は不登校、仕事はうまくいかず常にストレスフル
妻とも険悪とまではいきませんが
仲良しってわけでもない

そんなある日仕事で大きなトラブルが発生し、収入が激減してしまうことに
人生いいこと何にもない
そこに、一台のタクシーが現れます。
その運転手の教えに従うことで、彼の人生に変化が訪れる

といった作品です。

この本では、「運」を再定義しています。
冒頭の引用のように
「ある・ない」「いい・わるい」ではなく
「使う・ためる」もの
作中は少しスピリチュアルな部分も多いのですが、
さまざまなシチュエーションにおいて、気持ちの持ち方次第で結果が変わること
日常でのマインドセットの大切さを実感させてくれます

嫌なことや、うまくいかないことが多いとつい
イライラして周りにあり散らしたり
興味のないものに対して全く関わろうとしないことで
人生の幅が狭くなってる
好機をのがしてしまってることを
主人公の行動を通して描いています

話を読んでると
「なんでそんなイライラした態度とってんの!そんなんじゃダメでしょ!」
って思わず言いたくなるのですが
自分の日常を振り返ると
その人と同じような態度や行動をとってることが意外とあって

これは、バカにできないかも

「常に上機嫌でいるように心がける」こと
それが、この作品の中でとても重要視されています。
実際、今の大手の会社が求めている人材は、
知能明晰とか卓越した技術をもった人ではなく
「グッドネイチャーズパーソン」
と呼ばれる
生まれながにしてのいい人だそうです。

それは、このインターネット時代
フリーランスとして活動する優秀な人材は簡単に見つかるけど
いわゆる「いいひと」は簡単に見つからないのです。

仕事ができても一癖も二癖もあって周りとうまくやっていけない人
愚痴や悪口を楽しむ人
ウエに上がるためなら人を蹴落としたり陥れる人
いつも不機嫌な人
一言多くて人を傷つける人

そんな人たちに関わりたいと思う人はいないはず

でも、人間
嫌なことがあると知らず知らずのうちに
「いいひと」から遠ざかる行動をしてるかもしれません

「いいひと」の周りには「いいひと」が集まるようになっている
「いいひと」じゃないと「いいひと」は逃げてく

このことについては
自他ともに認めるサイコパスの岡田斗司夫さんも面白いお話をされていたのでよかったら参考に
ちょっと長いので暇な時におすすめです
余談ですが、この方のジブリの解説めっちゃ面白いです。
裏事情も知ってるのでかなりのクオリティ

この「運転者」の小説と岡田斗司夫さんの動画を見たところ
どうやら「いいひと」には努力次第でなれるみたいです
そして
「いいひと」のおくる人生は快適そうです

「いいひと」は損するっていう方もいますが
意外とそうではないのかも

この「「いいひと」戦略」って本もおすすめなので機会があれば紹介しますね!


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