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不法投棄の絶えない山奥に、家族と暮らしている。昼間でも人気はまばらで1時間に1本バスが通る程度という、いかにもうってつけの場所だ。しかし厄介なのはその中身で、近隣住民達は手を焼いている。「わたしをここに捨てないで/あなたと一緒に帰りたい」なんてデカデカ注意書きがしてあるくらいだ。

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