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観察脳の鍛え方。 [ 2 ] - 鉛筆デッサン

鉛筆デッサン - マンゴー

シンプルに鉛筆でマンゴーをデッサンする。ここでは最初に鉛筆の削り方からはじまり、鉛筆での塗り方やティッシュでの擦り方など「描き方」のテクニックを教える。

必要なもの
・画用紙(A4程度)
・コピー用紙(2枚程度・練習用)
・素描用鉛筆(2B)
・練り消し
・ティッシュ

このnoteの趣旨や目次は[ はじめに ]をお読みください

目的

今回は鉛筆デッサンの仕方やテクニックを伝えることを主とする。そのため形が崩れててもそれっぽく見えるモチーフにマンゴーを使用した。マンゴーが手に入りにくい地域では、ほかの果物等でも問題ない。

鉛筆の削り方

まずは鉛筆デッサンをするのにあたって、正しい鉛筆の削り方をプリントで配布して、それに沿って削る練習をする。とくに、指の位置が間違っていると深い傷を負ってしまう可能性があるので、特に注意する。

鉛筆の持ち方

これはテキストを配布するよりも実際に見せた方がいいので、デッサンの持ち方と、面の書き方を指導する。最初はコピー用紙などで練習する。

線ではなく面を描くように

デッサンする

今回はとにかく鉛筆デッサンに慣れることが重要なため、細かいチェックはしなくて良いが、大きく描くことと「線」を引かないことを特に重要視する。

生徒たちの最初のデッサン。意外と教師の手はそんなに入ってはない。
しかし、最初は小さく描きがちなので、そこは特に気を付ける。

あとは、鉛筆の塗りのままの乾いた陰影と、反射光などで使用するティッシュで擦った湿った陰影の違いを実際に手を入れて実感してもらう。

最後に

壁に貼って鑑賞を行う。自分の良いところと他人の良いところを比較しながら鑑賞する。同じものを見ても一人一人表現の仕方が違うことを強く意識してもらう。


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