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観察脳の鍛え方。 [ 5 ] - 色彩探求1

色彩探求 - 混色の作り方

色相という概念の理解をもとに混色を実際に作成してみる

必要なもの
・水彩絵の具(赤・青・黄・白の4色)
・罫線の引かれたプリント一枚

このnoteの趣旨や目次は[ はじめに ]をお読みください

目的

色に種類があることと混色のルールを知ることで、色に対しての繊細な感覚を育てる。

色相環の説明

色は輪のように順番に連続して並んでいおり、場所によって色の印象が変わる。赤の周辺の色は暖色、青の周辺の色は寒色、そして緑色周辺の色が中間色と呼ばれており、色によって想起させる温度が違う、等の説明をする。

色相環の説明

色の三原色

色には標準的な三原色(赤・青・黄)の他にも光の三原色(RGB)と印刷の三原色(CMY+K)があることを話し、さらに色の補色とはどういうことか、説明する。

補色を混ぜ合わせると、中央がグレーになることが理想


実際に試す

罫線の入ったプリントを配り、最初に三原色(赤・青・黄)を塗り、それぞれの反対側にはそれぞれの混色(紫・緑・オレンジ)を塗る。
さらに、その中央には捕食同士を混ぜた色を塗って、どのように変化するか確認する。

色を塗る場所はあらかじめ決めておく

最後に並べて確認

この時使用したポスターカラーは青が三原色から外れていたせいで、中間色が赤っぽくなってしまった。そのため「理論的にはグレーになる」ということを強調しておく必要がある。

その場でスマホで写真を撮ってモノクロで明度を確認する

それでも正確に混ぜ合わせれば、中間色はすべて同じ色・明度になる。

終わらない生徒もいる

また、色の扱いに慣れていない生徒は、この程度でも終わらない場合があるが、最低限として補色が作れればOKとする。


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