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【エッセイ】毎日が第7話

前にネットで、「人の一生を1日に換算すると?」みたいなのを見たことがあります。
「18歳はまだ朝の6時。これから何だってできる!頑張れ!」的なやつです。
じゃあ、人生を連ドラに換算するとどうなるんだろう?と思いました。

人の一生が約80年だとして、連ドラはだいたい全10話。つまり、80÷10で、8歳/1話ということになります。となると、25歳の僕は、第4話の冒頭ぐらいでしょうか。

いやいや、と思いました。
第4話といえば、まだ初回の勢いも残したまま、かつキャラクターたちも視聴者に浸透してきて、一番オイシイ時期ではないでしょうか。
「ガリレオ」の第1シーズンでは、犯人役に香取慎吾を起用したのが第4話。
「野ブタ。をプロデュース」では、山Pが堀北真希を好きだと気付くのが第4話。
「池袋ウエストゲートパーク」では、ヤクの売人・古田新太をやっつけようのドタバタ劇が第4話。
連ドラの中でどれか1話だけ選べと言われたら、結構な確率で第4話を選ぶ気がします。
最終回とかは、その前段階を知らないと感動できないことが多いので。最終回だけ観るって、あんまり無い気がします。

今の自分、そんなにオイシイか???

個人的に、連ドラのイメージってこんな感じです。

第1話→始まった!ワクワク感ヤバい!

第2話→まだまだ新鮮!

第3話→だんだんドラマのテンポが掴めてきた!

第4話→私、このドラマ…好き。

第5話→せっかくここまで観たら、今回も観なきゃ!

第6話→ん〜、リアタイは諦めて録画で観よっと。

第7話→まだ話動かないよね?来週観ればいいや。

第8話→そろそろ観とくか、最終回近いし。

第9話→うーわ、これ最後どうなるの!?!?

第10話→最高のドラマじゃん…🥺

いや俺、第7話じゃね?
ビギナーズラックも終わって、いよいよ自分の実力というやつに直面し、結果が出ないながらも試行錯誤するしかない毎日。
完全に第7話でしょ。
1話完結のドラマだと、最終回の大クライマックスに向けて伏線を貼り始めるのは、だいたい8話から。
「野ブタ。をプロデュース」でイジメの正体が明らかになるのが第8話。
「タイガー&ドラゴン」でヤクザ同士の抗争がきな臭くなってくるのが第8話。
「池袋ウエストゲートパーク」で小雪が山Pに刺されるのが第8話。ね?盛り上がってるでしょ?
7話って、一番ビミョーな時期なんですよ。最終回への助走をするにはまだ早いし、1話完結のノリも視聴者に見切られ始めてるし。ぶっちゃけ、観ても観なくてもそんなに支障ないっちゃないんですよね。
(ちなみにガリレオは9話で最終回への助走が始まってました。8話ですらない)
せめて、8話に乗り上げたいところです。

皆さんは今、連ドラで言うと第何話ぐらいですか?
1話の人もいれば、いろんな意味で最終回の人もいると思います。
好きな連ドラで、自分だな〜と思う回だけ見返してみるというのも、なかなか面白いかもしれません。
ちなみに僕は「野ブタ。をプロデュース」の第7話だけ見返してみました。
堀北真希が亀梨くんにバックハグしてました。
悪くないなぁ。

(完)

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