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【紹介】私の好きなドラマ~ちょっとお仕事、ちょっと恋愛、ちょっと人生編~

そんなに医療ドラマは好きではない。

唯一好きなのが『コウノドリ』。

医療ドラマとして好きというよりも
綾野剛さん演じるサクラの穏やかな話し方、
先日【私の好きなドラマ~お仕事編~】に綴った
『ホテル』と同様に仕事を通しての人間関係、成長、
また女性の生き方を感じられるのが好きだ。

特に7話『母になる人生 母にならない人生、何が違うの?』で吉田羊さん演じる助産師の小松が子宮全摘出の手術を受ける話は胸を打たれた。

公式サイトより

小松はどちらかというと「元気の押し売り」タイプで
私が得意としないキャラだった( ˊᵕˋ ;)

子宮筋腫だと思っていた小松だが、
あまりの激痛に同僚のサクラの診察を受け、
子宮腺筋症と卵巣チョコレート嚢胞だと分かる。

小松はどうすべきかと相談すると
手術という選択肢があると説明するサクラ。

「私から子宮がなくなっても世界が平和ならそれでいいか! はっはっは」と笑うが、

アラフォー独身の小松には思うことが沢山あった。

妊娠した同級生たちを思うと
“母になる人生”と“母にならない人生”について
どうしても考えてしまう。

そんな時でも松岡茉優さん演じる若手の下屋が
救命救急に自ら志願して研修に行くも
上手く行かない自分に悩み、相談にも乗っていた。

また産科医の中にはシングルマザーで
母と医師の2つの顔で悩む倉崎もいる。

サクラと普段は冷たい星野源さん演じる四宮は
今は母親業優先で良い、僕達はチームだからというが
倉崎は今まで通りに仕事をしたい思いが強い。

そんな倉崎を見た小松は娘さんのお迎えに
自分が代わりに行くと提案してくれ、
倉崎は1日にだけ遅くまで仕事に打ち込む。

その日を終えて倉崎は自分の勝手だった、
これからは皆さんを頼りにすると宣言する。

仕事も育児も頑張りたい倉崎の気持ちは
働く女性ならきっと多くの人が分かるだろう。

そんな矢先にサクラは小松を連れ出す。

そして
小松さんあまり頑張り過ぎないで下さい。
頑張ってる小松さんも好きだけど、
頑張ってない小松さんも大好きです。
だから1人で抱え困らないで、
みんな小松さんの味方ですから。

と声をかける。

惚れてまうやろ♥

小松は「私は恵まれてるね、
苦しい時手を差し伸べてくれる人が
こんなに近くにいるんだから。」
と涙する。

結果的に子宮全摘出の選択をする。

私も子宮筋腫がある。
もしも健診であなたは妊娠は無理ですねと言われたら
出産を諦められるかな、そうしたら婚活も諦められるかなと考えることがある。

結婚するかしないか、
出産するかしないか、

いや、
結婚出来るか出来ないか、
出産出来るか出来ないか、

難しい。

令和時代は多様性なんて言われているが
結局結婚して2人は出産して育児しながら
仕事をしている女性が当たり前のように見える。

でもやはり身体はひとつ、
ママ業と独身時代のような働き方の両立は無理だろう。

難しいなと思う。

「チームだから」と綺麗に終わるが
現実世界はどうだろう。

やはり難しい。

30代女性の悩みは尽きない。



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