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平家物語

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講談社学術文庫の新版平家物語全訳注を読んでいく。積ん読中。
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2022年2月の記事一覧

蘇武まで

巻第二を読み終えた。 前回の続きで康頼祝詞から読んだので、俊寛界隈の話。 成経の舅からの…

琵琶『羅生門』『平家物語より 祇園精舎~壇ノ浦~安徳帝入水』

NHK 邦楽のひとときのページを開いたら琵琶だった。平家物語に食いついて聞いてみた。 平家物…

大納言死去まで

大納言死去まで読み終えた。 この章段では俊寛達が流された話があり、鬼界が島の環境描写があ…

菊池寛『俊寛』

菊池寛の『俊寛』に興味を持ったところ、青空文庫にあったので読んだ。 流された地でたった3…

円頓

一行阿闍梨之沙汰に「円宗」が登場し、語釈に「大乗円満の教義をもつ宗派の意で、円頓宗の略、…

内裏炎上まで

第一巻を読み終えた。雑に巻数カウントで1/13としても、これだけでちょっと達成感がある。長編…

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悪者清盛

殿下乗合まで読み進めた。清盛が摂政殿下への報復を行ったことが平家の悪行の始まり、らしいです。 解説によると実際に報復を行ったのは重盛で、清盛が悪で重盛が善というか少なくとも慎み深い人物という構図は平家物語の設定らしい。 平家物語を創作として読む上で、平家物語の世界に入り込み、その世界では書き記されたことが事実という認識でいるので、清盛には悪者でいてもらいましょう。 事実とは相反するキャラクターが設定されるのは創作の常なのかなと、東映実録路線を思い浮かべたり。だとすれば、事実

平家物語

角川ビギナーズ・クラシックス→謹訳平家物語と読んできたので、そろそろ原文を読もうと思い、…

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