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藤井風のgraceは究極の自己愛ソング【歌詞とMV考察】

これが藤井風の最後のMVです。


って言われても、きっと不思議じゃない。

そんなMVだった。

謎のツイートから24時間後に公開されたのは、

graceのMV

でした😇

昨日予想したの、まさかのどんぴしゃで当たってた!😂
やばすぎ!!

そして、

graceの配信も同時にスタート!

graceの意味は、「恵み」。


藤井風は、graceについてこう語っている。

“grace”は、ここでは「恵み」のような意味で使っています。日々移ろいゆく世の中ですが、起こることは全て自分たちをより良い方向へ導いてくれるgrace(恵み)だと信じて、光り輝くことをあきらめないでいただきたいです。だって僕たち一人一人の中には等しく無限の愛が、光が、可能性が、graceが宿っているからです。それを抑え込もうとするバリアがあるなら、これを機に一緒に解き放ちましょう。grace!

藤井風「grace」コメント

MVの内容は「藤井風のインド旅行記〜魂のふるさと巡り〜」のようで、魂の解放とハイヤーセルフとの融合だよね。

graceの歌詞の中の「あなた」は、ハイヤーセルフ

ハイヤーセルフとは、藤井風の言葉を借りるなら、「自分の中にあるパーフェクトな存在」のこと。誰しもの心の中に存在している神様みたいなもの。

MV監督(director)のクレジットがQQQってなってるんだけど

この謎のQQQって何!?


って思った人も多いよね。

実は、藤井風がインスタで唯一フォローしてるアカウントがQQQ。
投稿は非公開で、プロフィールのみ公開されている。

QQQは、THANK YOU (ありがとう)って意味らしい。

この英文部分を訳すと

常に命への感謝を忘れずに。
まるで詩を書くように撮影する。
自由に生きる。神と共にあれ。
神は、愛だ。
僕らはみんな愛を持ってる。

これを読んで確信したんだけど、これって

藤井風の別アカウントじゃない!?


藤井風の撮影監督用のアカウントだと思うんだよね。
つまり、

今回のgrace MVの監督は藤井風自身。


そう考えると、MVの構成もしっくり来るんだよな。


MVを見て、graceを聴いて、これは

究極の自己愛ソング


だと思った。

神様とかハイヤーセルフとかスピリチュアル色が強くなると、「ん?わからん」ってなるけど、「テーマは愛です」って言われればしっくりくるよね。

そう、藤井風はいつだって動機は愛だし、どんな時でも愛を歌う人だから。



じゃあ早速graceのMVを色々と振り返りながら、考察していくぅー!😇

〜graceのMV考察〜🙏


まず、冒頭から藤井風のインドへの馴染みっぷりがやばい。
「来年からインドで暮らします」って言われてもおかしくないレベル。
(そうなったら確実に泣くけど😢)

そして、ここのアップが綺麗すぎ!

インドの神様・シヴァ神も見てます。
「やあ、おかえり。やっと会えたね」って言ってるみたい。

その後の自転車シーンだけど、前に藤井風がインスタのストーリーで上げてた自転車のシーンを思い出した。(風民ガチ勢の記憶力をここで発揮)


まさかこのgrace MVの匂わせだったりして😂
(匂わせ風めっ!♡)

「やっと共に廻り始める」の歌詞は、
「ハイヤーセルフと一緒になって、自分を取り戻した」って感じかな。

ここからサビに入るけど

明日になれば さよなら
ああ儚い世界だ
何があろうともすべてあなたのgrace

藤井風「grace」

人生には出会いや別れもあって、浮き沈みが激しい世の中だけど、すべてがgrace(恵み)になるよ、ってことよね。

ここには「起こることすべてに意味がある」という藤井風の信念を感じられる。デビュー当時から、藤井風が変わらずに伝え続けているメッセージ。ほんとブレないよね。

気になったのが、途中で「青春病MV」と被るようなシーンが出てきて既視感あったんだけど、これはやっぱり意識してるのかな。

そして、ここの花火シーンも、「燃えよMV」と被る。

damnも「帰ろう」「きらり」「燃えよ」それぞれのMVとリンクしてたし、このMVでもあえて類似シーンを入れている説あるね。

MVのリンクで考えると、ここのヒッチハイクシーンも「旅路」の暗示に見えてくる。人生という旅路を歩んでいる途中でもあり、今回はインドで「自分探し(ハイヤーセルフとの一体化)の旅」でもあるっていう。

もし今回のMVを藤井風が監督したなら、今までの自身の曲やMVのモチーフを入れ込んだって意図も納得できる。


graceの2番は、恐れもすべてを手放して、

完全に無敵モード。

1番の「助けて神様」って弱音を吐いていた自分はもういない。
なぜなら、完璧な存在は自分の中にいると気づいたから

だけど去るのはいつも私だった
あなたはいつも側にいてくれた

藤井風「grace」

そう、ハイヤーセルフはいつだって、自分のそばで見守っていてくれてたのだ。それを見えなくしていたのは、いつも自分自身だった。

外の世界にずっと探してた
真実はいつもこの胸の中

藤井風「grace」

幸せをいつも「外」に探していた。
地位や名声や名誉。誰かからの評価。
誰かと比べて、不幸だとか、幸せだとか。

でも、そんなのは本当の幸せじゃなかった。

幸せを決めるのはいつだって、自分の心だから。

そして、

待たせてごめん いつもありがと
会いにいくよ 一つになろう

藤井風「grace」

これは、ハイヤーセルフに対する謝罪と感謝の言葉だよね。

自分を見失っていたけど、もう大丈夫。
自分を取り戻したから。
いつも見守ってくれててありがと。待たせてごめんね。
ハイヤーセルフと一つになろうって、いう愛。

そしてついに・・・

ここの藤井風が美しすぎて、鬼リピしちゃう。

これは、藤井風の精神世界かな。


damnの歌詞の中でも歌ってた、自分の中に存在する「safest fairest happiest place (安全で公平で幸せな場所)」のイメージ。

そして、

ハイヤーセルフとご対面。

私は藤井風を「地上で会える天使」だと思ってる😇

きらりで「どこにいたの 探してたよ」って言ってた答えを、ここで見つけたみたい。

答えはいつだって、自分の中にあったんだよね。


その後は、解放されて自由に。

念願のガンジス川にだって入っちゃうぜ。
しっかりパワーをもらって、清々しい表情。

ラストは、みんなでダンス。
藤井風は、きらりMVで初めてダンスに挑戦したけど、それ以降はダンスMVが増えたよね。

MVの中の藤井風があまりに自由で、まぶしくて、胸がいっぱいになってしまった。

色んな縛りから解放されて、そこにいたのは「藤井風」というただ一人の人間。

「魂のふるさと」であるインドで、自分を解放した藤井風。
その貴重な一部始終を見せてもらった気がする。

それと同時に、

自分を愛そうぜ


っていう「I LOVE ME」のメッセージが伝わってきた。


damnは集大成のようなMVになったって藤井風は言ってたけど、私にはこのgraceのMVこそが集大成のように感じた。

だからこそ、これが藤井風の最後のMVと言われても不思議じゃないような感覚になった。


サビの

あたしに会えて良かった

藤井風「grace」

ってさ、良い歌詞だよね。

誰かや何かに幸せにしてもらうんじゃなくて、

「自分を幸せにできるのは自分」っていう究極の自己愛であると同時に、幸せの在り方を示してる。


誰にも依存しないし、誰に何をされても幸せの基準はいつも自分の中にあるから、もう何があっても怖くない。


あたしはあたしを認めてる。
あたし自身を、愛してる。
あたしを幸せにできるのは、あたし自身だ。

これって、

最高のポジティブメッセージ


だと思うの。


あたしに会えて良かった。


そして、

藤井風に会えて良かった。


そう、心から思う。