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忘れられない歌詞たち
好きな歌詞が沢山ある。
少しずつ紹介する。
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夏が終わったって蝉が告げる
「夏の始まり」を告げる蝉であるところを「夏の終わり」を告げる蝉とある本曲。
秋になり蝉の鳴き声が聞こえなくなることを婉曲して表現していると感じる歌詞である。
しかし根本的に夏が終わるような出来事があり、その際の虫の知らせを歌った歌詞とも感じられる。日本語の難しさと面白さが同時に襲いかかってくる大好きな歌詞だ。
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今日はもう友達やめよっか
銀杏BOYZ好きからなる東京・下北発のガールズバンド東京初期衝動の曲から。
友達をやめて絶交するのか、果てまた一線を超えてしまうのか。そもそも主人公は男の子なのか女の子なのか、感じ取る余地が残された歌詞です。
ボーカルのしーなちゃんがギターの希ちゃんを想い書いた歌詞であると聞いたことがあるような...ということは...。
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僕が過ごしてる街は
コンビニのレジ袋みたいなうるささで
文学的で且つエモーショナルなサウンドを鳴らすPK shampooの1stアルバムから。
''コンビニのレジ袋みたいな''という今までもこれからも聞くことがないだろう直喩表現。そのうるささとは聴覚的なものなのか、視覚的なものなのか。わからない。ただ、口にしたくなる歌詞であることは間違いない。
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俳優や映画スターにはなれないそれどころか
君の前でさえも上手に笑えない
ASIAN KUNG-FU GENERATION
不器用な自身を歌う本曲。
曲の前半では等身大の自分じゃどうにもならない無念が歌われている。ただ曲名にもある通り、そんな自責の夜にも必ず朝がやって来るという前向きな歌である。
本来なら全歌詞好きなので書き出したいところですが、俳優・映画スターと耳に残りやすいフレーズあることからこの部分を抜粋しました。
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昨日が思い出の欠片なら
明日だって思い出だろう
ダウナーな歌詞が繰り広げるsyrup16gは鬱ロックと謳われることもしばしば。
想い人との別れを歌う本曲。
明日に進みきれないことをここまで綺麗に表現できるのかと驚かされた。消して綺麗ではない焦燥を優しいメロディーと素敵な歌詞で包み込むのがsyrup16gの魅力だと思う。
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俺童貞だって事いつ言えばいいんだ
でもあの娘にとっちゃ別にまじどうでもいいことなんだ
ドストエフスキーを読んだと嘘をついた
忘れらんねえよは解像度の高いヘタレを歌詞にしてくれる。
そしてなんと恐ろしい歌詞だ。パンチのある直接的な事実だけを書いてある。自分のコンプレックスですら、意中の娘にとっては気にもとめない事実でしかなのだ。高校生の時にこの歌に出会っていたら...と考えると少しゾッとする。
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退屈と僕の二人暮しの生活
元BiSHのセントチヒロ・チッチちゃんのバンド、CENTのデビュー曲から引用。
部屋に1人で欠伸が出るような日々も、二人暮しと柔らかく言われるとそんな日々も素敵だと感じられるような気がしない?
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あなたから聞いた話は
大抵「君」がいなくて
ボカロPのmsyさんの曲から。
ヨルシカのn-bunaさんに対する尊敬の念が溢れるような一節も見受けられる楽曲。
全体を通して主人公が忘れられない夏を思い憂う描写が散りばめられている。
「あなた」の話の登場人物には大抵「僕・私」が出てこない物悲しさが伝わってくる。
近いようで実際はすごく遠い人なのかな...。
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曇心じゃ
五里霧中だぜ
アンダーグラウンドなハスリングなラップをspitするスタイルのSEEDAとメジャーにて活動をするKREVAの意外な組み合わせの楽曲。
心が曇っていると視界すら曇ってしまうぞ、このワンフレーズで心を刺される。
豊富な語彙と表現のあるHIPHOPが格別に好きだ。
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忘れられないこの一言
「毎日が楽しいなんて楽しくないのと同じ」
バンドUVERworldの「儚くも永久のカナシ」のカップリングから。
楽しみが得られない日々に聞くと少し勇気づけられ、楽しみに浸かっている日々に聞くとふと現在を俯瞰することを強いられる。
ストレートな文言ではあるが、僕にとっては不思議なパワーのある歌詞です。
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太陽なんか眩しくて
闇のほうが無限です
日常系コメディアニメ、這いよれニャル子さんの1期のOP。
ポップな明るいメロディーに反して「闇のほうが無限」というフレーズ。全体的にも混沌(カオス)を基調とした歌詞である。ただただ口角が上がるような楽曲である。
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200いくらの四角い箱は
まるで僕の中身のように
思ったよりも安く
驚く程に軽かったんだ
背伸びをして買った煙草が想像に反してちっぽけなものと感じてしまう描写である。
本曲を最後まで聴くと煙草を吸おうと思った本当の理由がわかる。歌詞の中にストーリーがあって主人公の行動原理まで備わっているとなると、もはや短編小説である。この方向からの面白さが本曲の持つ力の1つである。
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何かを言って何かを聴いて僕は生きている
文字通り僕らは何か言葉を口にして、何かを耳にして生きている。
僕らが言うそれは歌であったり、喜怒哀楽や気持ち、あるいは嘘である。僕らが聞くそれは誰かの声であったり、自然の音や喧騒、あるいは音楽であるのだ。
この歌詞の場合、''僕''を山口一郎とすると歌うことと音楽を聞くことなのかなと思います。
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君に彼氏がいたら悲しいけど
君が好きだというそれだけで僕は嬉しいのさ
最後は銀杏BOYZのあの歌詞。
これ以上言うことはなさそう。
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