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料理孝。

先日、歩けない私を見舞って友人が自宅に来てくれ、チーズとパン、それに合わせるフルーツや甘いものを盛り合わせて、お茶まで振る舞ってもらいました。
その友人はカップルで一人は昔の部下、そしてその彼女。彼はその料理とお茶、彼女は家事を手伝ってくれました。
部下の料理を見て思ったのは料理ってこういうものだったよなあ。ということ。
毎日10時間くらい料理をしているのに、私は一人暮らしなので身近な誰かが友達や親しい人のために盛り付けた料理、というのを久しぶりに見て、改めて料理を誰かのために作るという感覚を思い出したのです。
もちろん、仕事で作る時もお客さんのために作っているし美味しいものを提供しようと思って作っているわけですが、仕事で料理を作る時は誰かのためにというよりは、自分が美味しいと思うものをお客さんに提供する、という感覚です。
そしてブランチともなると繰り返し同じものを何度も素早く作っているから当然、誰かのためにという熱量は入魂していてもピーク時はスピードに分散され、下がっているように思います。
そしてメニューは早く作っても美味しくできるように考えて作っているから個人的な誰かのために作るというのとは少し違う。
何が足りないかって言えば、やさしさ、かもしれません。
深いな。優しさをレストランで出す料理に盛り込んでみる。面白いかもしれません。

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