食品は誤認情報だらけ。健康のつもりで、不健康になる悲しい現実。
毎日毎日、やることとストレスだけが盛りだくさん。
現代は、老体じゃなくてもムチ打たないとやっていけないくらい、身体に無理をさせてしまっている人がたくさんいると思います。
日々の生活と言えば、どう見ても健康的でない食事、運動不足、睡眠不足、ストレス過多。。。
身体に良いことなんて、何ひとつできていない。
そもそも、健康に気を遣う余裕なんてないし!!
そんな自覚からの罪悪感なのか、不安なのか、焦りなのか、健康に良さそうな食品を見かけると、つい手を伸ばしたくなります。
せめて手軽にできることからと、「カロリー〇%オフ!」とアピールしてくる飲料を手に取ります。
野菜不足を補うために、野菜ジュースを買い足します。
ついでに、糖質オフのおやつも。
実際の身体への影響はさておき、その場では、「身体に良いことしたかも」と、気持ちの面で、ちょっと救われます。
ただ、現実はどうなのかというと、「健康」という点では、むしろ身体に悪かったということがありがちです。
原材料を見てみると、イメージとは裏腹に、身体に悪い原料がメインで入っていたり、悪者とされている原料が、さらに身体に悪い原料に置き換わっていたりします。
でも、そんなことはバレません。
そもそも原材料をチェックする人は少ないですし、見てもわからない人がほとんどだからです。
普通はパッケージを見て感覚的に選びます。
興味を引く表現としては、「塩分カット」「カロリーオフ」「糖質カット」など、悪いものが排除されているようなイメージのものもあれば、「○○な方に」といった感じで、悩みなどに訴えかけているものもあります。
「管理栄養士推奨」などと言って、いかにも根拠があるかのように見せているものもあります。
パッケージ上、間違った情報は書かれていないので、文句は言えません。
でも、原材料を見てみれば、健康とは程遠い、見かけ倒しの商品がいっぱいです。
ぼっちフリーランスのちーたーも、パッケージ上の魅力的なひと言に惹かれて、何度となく、このような商品を買ってきた過去があります。
ただ、身体の不調から、「やはり身体を作るのは食べものだ」と思って、いろいろ調べ始めた時、このような食品の現実を知って、大きな衝撃を受けました。
そして何より、悲しくなりました。
商品は、嘘は言っていない。
だからと言って健康に良いと断言しているわけでもない。
あくまで、健康に良さそうなイメージを醸し出しているだけ。
勝手に期待して買ったのは自分。
結局のところ、消費者の自己責任という話です。
「全然健康的な原料じゃないのに、いかにも健康に良さそうに見せて売っているなんて、どういう神経なの!?」と怒りがこみ上げます。
でも、大きなメーカーを思い浮かべてみれば、
商品のコンセプトを考える部門があって、
商品を開発する部門があって、
商品のパッケージを考える部門があって、
商品の広告・宣伝をする部門があって。。。
それぞれが自身に求められたことを精一杯やっているのであって、誰が悪いとも責められない気がします。
「最近は糖質オフが人気なので、糖質オフの商品を作ってください」というお題が与えられたとしたら、糖質オフが叶えばOKなはず。
糖質オフを叶えるために、代わりに何を入れたかなんて、他の部門も気にしません。
このような現状に気付いて心底思ったのは、やっぱり自分が賢くならないといけないなということです。
表面的なものに惑わされずに、自分で判断できるくらいの知識が必要だなと痛感しました。
そして、いろいろ調べながら知識を蓄えていく中で、とてもこだわって作られている食品がたくさんあることにも気付きました。
そういった商品は、見た目も素朴で、原材料もシンプルなことが多いです。
食品に限ったことではないですが、いかにも良さそうな雰囲気を醸し出して、過剰にアピールしてくるものは、やはり避けた方が身のためなのかもしれません。
現代は情報もモノも溢れ過ぎて、「選んでもらうためには手段も選ばない」といった空気が流れているように感じます。
嘘さえつかなければOKと、ギリギリのラインでのアピール合戦がくり広げられているような印象です。
誰もが忙し過ぎて、疑うヒマすらないのをいいことに、見せかけだけ良くして売られている商品がたくさんあるように思います。
もし、「ちょっと高いし、味も少し落ちるけど、カロリーオフで健康的だから」と思って選んでいる商品があるとしたら、それは効果がないどころか、むしろ身体にとって悪である可能性があります。
こういう時は、パッと見のイメージだけではなく、原材料も見た方が安心です。
いくら技術が進歩したとはいえ、元々健康的とは言えないジュースやお菓子が、ちょっと原料を変えただけで、健康的な商品になり替わるということはないように思います。
どこかが良く見えるように調整した代わりに、どこかが悪くなっているということも。
少々身体に悪そうなジュースやお菓子を買う際に、「これはカロリーオフ・糖質オフのシリーズだから安心」と思って積極的に食べたり飲んだりするくらいなら、普通の商品を「身体に悪いけど、今日はいいや」と、たまに食べたり飲んだりしている方が、身体にとっては優しい気がします。
ちょっと欲をかいたことで、かえって何かを失う結果になってしまったら、元も子もありません。
良さそうに見えるものほど、注意深く見てみることが大切なのかもしれません。
-----追記-----
「賢く自由に生きる」をテーマに、お役立ち知識を発信するためのサイトを立ち上げてみました。
まだ作り立てなので、コンテンツが少ないですが、現在「起業・ビジネス」と「美容・健康」のカテゴリに数記事だけ入れてあります。
以下は、食品の誤認情報について、より詳しく書いているので、もしよかったら、見てみてください。
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