#フレッシュチーズのある休日 投稿コンテストの受賞作品を発表します!
CHEESE STAND にとって初のnoteイベントになる投稿コンテストを11月に開催しました。「 #フレッシュチーズのある休日 」をテーマに自由にnoteを書いていただくコンテスト。発表からわずか3週間後に締め切りという短い期間でしたが、7作品の投稿が届きました。
参加していただいたみなさまには、この場をお借りして御礼を申し上げます。心のこもったすばらしい作品をありがとうございました。
それではさっそく、受賞作品を発表していきたいと思います!
【最優秀賞】
「休日の朝は幸せにかじりつく」綾坂キョウさん
ある休日の朝のメニューは、ライ麦入りの食パンで作るホットサンド。バターとたっぷりとクリームチーズ、アボガドとサーモンをホットサンドメーカーにセットする。「平日よりも少し手の込んだ」という朝の食卓の時間が、一言一言の積み重ねによる繊細で豊かな描写によって浮かび上がってきます。
【選評】
冒頭から、ホットサンドを作るシーンの豊かな情景描写は、「これ、いま食べたい!」と審査員全員がうなるほどで、一気に作品に引き込まれてました。 #フレッシュチーズのある休日 というテーマにぴったりの作品だと思いました。
さらにお子様たちの伸びやかに食卓を楽しむ様子が、かえって平日の朝の忙しさを想起させ、それが対比となって穏やかで貴重な休日の朝が浮かび上がってきます。そんな時間を彩るホットサンドは、やっぱり特別なメニューなのでしょう。フレッシュチーズへの愛を強く感じます。
お母様の思い出と午後にお菓子作りをしようかと考えるシーンも、目の前の描写だけでなく、過去と未来の時間軸を加えることで物語により広い余白を与える、全体を通じて読み飽きないテンポと描写、ほんとうに見事な構成だったと思います。
3人の審査員満場一致の最優秀賞でした!おめでとうございます。
【審査員賞】
「ピクニックはブッラータと共に」古谷真知子さん
桜の季節が終わりかけたある休日、友人が作ったマグロの生ハムを食べに代々木公園で花見をしていた時に、はじめてブッラータを食べたという古谷さん。もともと生ハムをワインといっしょに食べるための会だった一日が、「マイファーストブッラータ体験」の日として強烈に記憶に残る一日になったといいます。
【選評】
古谷さんは、休日を「ワクワクするような楽しい発見の一日」という視点で勢いよく描いてくださいました。それは、応募作品にそれぞれの休日があったなかで、とても印象に残るものでした。
本来はお花見だったその日を一瞬で塗り替えてしまったブッラータとの出会いが、本当にテンポよく、ご自身の飾らない言葉でつづられている文章から、フレッシュチーズへの愛を強く感じさせてもらいました。
【藤川真至賞】
「Cheese Standの皆様へ」cupidonさん
私たちCHEESE STANDに対する愛をしたためてくださった「ラブレター」。CHEESE STANDとの出会いから、通い続けるなかで生まれた交流、自分だけのご褒美としてのブッラータの食べ方などを、ていねいに書き残してくださいました。
【選評】
審査員の一人であるCHEESE STANDの代表、藤川真至が「チーズ職人としてこんなふうに言ってもらえるのは光栄です」と、どうしてもcupidonさんに何かの御礼をしたいということになり急遽「藤川真至賞」を作ることにしました。
私たちCHEESE STANDに向けて、とても心のこもったnoteを書いてくださり、審査員一同本当にうれしかったです。
全応募作品の紹介
「休日の朝は幸せにかじりつく」綾坂キョウさん
「そう、これが大事なの」仰かおるさん
「幸せな甘味」白瀬まゆ美さん
「ピクニックはブッラータと共に」古谷 真知子さん
「チーズ恋文」まつおえりこさん
「無花果のサラダとプレッツェルクロワッサンで玉子サンド」
みずのさちこさん
「Cheese Standの皆様へ」cupidonさん
※氏名五十音順
応募者の方々には、御礼として「東京ブッラータ」を贈呈します。お送り先などについてご連絡をさせていただきます。
感謝の気持ちを総評にかえて
あらためて、投稿コンテストにご応募いただきまことにありがとうございました。読者の方々には、この機会に、ぜひ応募7作品をお読みいただければと思います。
私たちにとっても初めてのことで、みなさんが真剣に書いてくださった文章を評価するということが、本当に心苦しいことであることに気づかされました。投稿いただいた全作品が優勝でいいじゃないか、そんな意見も出たのも事実です。
しかし、コンテストである以上、審査して選ぶことも大事です。そこで、代表の藤川、note編集部の江六前、広報Mのなかで3つの項目で審査することにした。
①フレッシュチーズへの愛(CHEESE STANDへの愛ではない)
② #フレッシュチーズのある休日 というテーマとの必然性
③その場の情景が浮かぶような文章力・構成力
この3つの項目を配点方式で評価させていただき、最終的にもっとも点数が高かったのが綾坂さん、続いて古谷さんのnoteでした。
3位以下も本当に接戦で同点で並ぶ状況でした。当初審査員賞は2名の予定でしたので、枠を増やすことも考えたのですが、それでは真剣に書いてくださった方々に失礼だと思い、あえて審査員賞のもう1枠は該当者なしとさせていただきました。
東京の真ん中で出来たてのフレッシュチーズを販売している私たちCHEESE STANDですが、「どうやって食べたらいいですか?」とか「いつ、どんな料理と合わせるといいですか?」というご質問を今も多くいただきます。
CHEESE STANDは、いまたくさんのファンの方々に支えていただいている一方で、一般的には、私たちもそうですし、フレッシュチーズ自体も、まだまだマイナーなものであるといえます。
フレッシュチーズを身近に感じてほしい。チーズの多様性を知ってほしい。こだわりのプロダクトを選ぶことで豊かな暮らしを送ってほしい。
そんなという想いを届けるためにCHEESE STANDはnoteを書き始めたともいえます。今回の投稿コンテストは、その一つの取り組み。投稿していただいた作品、1通1通を拝読しながら、こうしてフレッシュチーズの魅力を愛する方々とともに、私たちの想いを届けることができたらという想いを、改めて強くせてもらいました。
本当にどうもありがとうございました!
------------
ご感想やコメントなど、ぜひいただけたら嬉しいです!全力でお返事させていただきます。よろしければフォローもお願いします!
text by Ichiro Erokumae
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?