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2023年7月の記事一覧

「出会って4光年で合体」 感想(ネタバレあり)

どうやら私はアマチュアリズムに横合いからぶん殴られるのが好きらしい。 どうしたってこの物語は商品として間違っている。 通常エロ漫画は382ページもないし、エロに至るまでに300ページは使わない、使えない。ポルノは即物的なものだからだ。 一般小説ならばあるいは、だけれども、テーマ的に18禁以外に選択肢がない。 つまり、物語の射程の広さに、陳列棚がまったく合っていない。八百屋にGP03デンドロビウムが飾ってあるようなものだ。普通は埋もれて、無視されてしまう。というか、完成しないの

<MBTI>16タイプ性格を一言で言い切るなら

 16タイプ性格分類ではそれぞれのタイプに名前が付けられることがある。広報活動家とか、外交官といったネーミングだ。これらの名称は非常にわかりにくい。  名称がわかりにくい理由は2つある。一つは外国語の翻訳だからだ。言葉のニュアンスを性格に翻訳することはほとんど不可能だし、日本と外国では大きく社会常識も異なる。  もう一つの理由は当たり障りのないネーミングを意識しているからだ。たとえば「社会不適合」といったネーミングは角が立つので万人向けのサイトでは使用しにくい。  とはい

モチョモチョ青春譚

おーい…あの、すみませんw ボク、気づいちゃったンですケド……ww オタクを表現する際に用いられる音の例として「ニチャニチャ」が最もよく挙げられていると思うんですけど、アレ、正しくは「モチョモチョ」じゃありませんか?仲良い根暗の先輩が己の恋愛を語るツイートで「モチョモチョ」と使ってて、すげーピッタリだな…と思った記憶がある。オタクって口を開けて喋らないからなんだかモゴモゴしてるし、どういうわけか口腔内の湿度が異様に高い。その籠った、水分量の多い喋りを最もよく表現しているのがモ

先生の教え

私が今文章を書いているのは、先生のおかげです。先生は、私に言葉を、文字を与えてくださいました。 ここに、先生の教えを残します。 文章ってのは、書こうとして書くもんじゃねぇ。テメェの脳内を人様に見せる最短の手段として、文章があるんだ。 テメェでテメェの脳内を覗いてみろ。ソレは常に文字を孕んでいる。原稿用紙は、脳のクローンだ。 文字は時間を含まない。空間も含まない。紙面上のインクの集合体としてただそこに存在している。最短のメディアたる文章は、3次元やら4次元なんてものを超越