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2022年10月の記事一覧

やってる感

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疎外

 無というのが自然な状態で、意識があるという状態は自然ではない。眠りたい、死にたい、消えたい、というのは一種のノスタルジー、「本当の自分になりたい」という回帰願望だ。  ずっと緊張しながら生きてきて、筋肉がどうにもならないぐらい硬くなっている。ビクビクしながら生きてきて、誰とも打ち解けられない。瞑想で「誰でもない人」になっている時か、恋愛のムードで自我が溶解する時以外は、絶えず疎外感がある。    意識が過剰な人ほど疎外感も強い。意識そのものが宇宙からの疎外だからだ。意識とは

子どもによる「なんで?」攻撃に対する哲学的考察

あなたならどのように答えるだろうか? 2歳yearも後半に差し掛かってきた我が息子は、絶賛「なんで?なんで?」期の真っ最中。3歳を少し過ぎたばかりの甥っ子も同様だ。 彼らの「なんで?」の使い方は実に多彩で、クリエイティビティに富んでいる。誰に教えてもらったわけでもないのに、彼らは「なんで?」を「質問」「詰問」「要求」「感嘆」など、さまざまな場面で使い分ける。 「なんでお菓子をくれないの?」はほとんど質問を装った要求であり、「なんで(歯磨きがママじゃなくて)パパなの?」は