小学生にかけたい!勉強に目覚める5つの言葉
お子さまに勉強してもらうために、どんな言葉をかけていますか?
お子さまにどんな言葉が響くのかは、お子さまの性格や状況によって異なります。
ここでは、一般的に効果的な言葉を5つご紹介しますので、ぜひお試しください!
1. 「すごいね!」「よくできたね!」
これらは、お子さまの努力や成果を具体的に褒める言葉です。
これらの言葉をかけられると、お子さまは自信を持ち、さらに頑張ろうという気持ちになります。
褒める言葉がとっさに出てこない保護者の方は、まずはお子さまの努力や成果を認めてみましょう。例えば「これができたんだね」「終わったね」といった言葉です。
また、お子さまを認める・褒めるときは、すぐに言葉をかけることが大切です。
傍にいられないときは「チアミー」などのアプリを使って、すぐに褒めるスタンプを送るのも良いでしょう。
2. 「一緒に勉強しよう」
保護者が一緒に勉強すると、お子さまは勉強に対して親しみを感じ、勉強に対する意欲が高まります。
また、お子さまは「一人でできるかな」「どうやればいいのかな」「うまくできるかな」といった不安を抱えています。
保護者が一緒に勉強してくれること、また教えてくれなくても傍にいてくれることで不安感が減り、勉強に対する意欲が高まったり、集中できるようになったりします。
短くても良いので、「一緒に勉強しよう」と言える時間を持てると良いですね。
3. 「○○の好きなことを勉強に活かしてみよう」
お子さまの好きなことを勉強に関連づけることで、勉強への興味関心を高めることができます。
例えば、お子さまが野球に興味があるなら、好きな球団の選手の名前を漢字で書いてみましょう。
算数の文章問題に出てくるリンゴをグローブに、名前を好きな選手の名前に変えてみましょう。
プロ野球球団がある都道府県を調べれば、社会の勉強になります。
屋外型の球場では、天気、風速などが試合に影響する重要な要素ですが、これは理科の大事な学習内容です。
こういった関連づけが難しい場合は、「ドリルが終わったら野球のシールを貼ってあげる」といった小さなことでも、勉強に対して楽しい気持ちが生まれるでしょう。
毎回このようにする必要はありませんので、ぜひお試しください。
4. 「勉強するとこんなことができるようになるんだよ」
勉強のメリットを具体的に伝えることで、お子さまは勉強のやりがいを感じるようになります。
3と同じく、野球が好きなお子さまなら、日本人大リーガーが英語で話す動画を探してみると良いでしょう。「こんなふうに話せるようになれるんだ」「自分も話せるようになりたい!」という意欲がわくお子さまもいるでしょう。
書店や図書館で、野球の専門誌を探してみるのもおすすめです。詳しい解説記事を読むためには、国語の勉強が必要なことを実感できるでしょう。
短い記事を書き写して、わからない言葉は辞書で調べてみるのも良い勉強です。
試合に関する記事を自分なりに真似して書くと、とても文章力がつきます。記者になった気分で、挑戦してみましょう。
好きな選手にお手紙やメールを書こうとしたら、国語で習う手紙の書き方が参考になります。選手に読みやすい字を書くためには、習字・書き方の授業が大切なことも分かるでしょう。
球速や打率などには算数が使われています。自分でも打率を計算してみましょう。
このようなスポーツの分析は、今はどのチームにも専門家がいます。選手以外にもさまざまなプロフェッショナルがスポーツを支えていることを、折に触れて話してみるのも良いでしょう。
トレーニングや体づくりには、体育や家庭科の知識が求められます。
勉強していることを実際に役立ててみる経験ができると、小学校低学年・中学年でも勉強の大切さが実感できます。学校で習ったことを、生活に役立ててみましょう。
5. 「困ったことがあったら、いつでも相談してね」
お子さまが勉強に対して不安や疑問を感じたときに、いつでも相談できる環境を作ることが大切です。また、その環境があることを言葉で伝えましょう。
保護者が一緒に勉強できないときは「7時になったら時間ができるから、一緒にやろう」と、見通しを伝えると不安感が薄れます。
高学年であれば、「そのときに、すぐに確認できるように質問事項をまとめておいて」と伝えると、段取り力や計画力が身につきます。中学校以降、一人で自習できるようにするために、大切な力です。
「相談してね」と言った保護者が、一人で問題を解決できなくても構いません。
「そうだったんだ。心配だったんだね」と、お子さまの話を受け止めましょう。「明日先生に聞いてみようか」などと代替手段を提示するのも良いでしょう。
声かけのポイント
お子さまに声かけをするときは、以下の3つを心にとめてください。
心から褒める
子ども目線で話す
無理強いしない
言葉には、お子さまの勉強への意欲を高める効果があります。
しかし、うわべだけで言っても勉強への意欲は生まれません。日頃からお子さまとコミュニケーションをとって、お子さまの気持ちに寄り添うことが大切です。
ぜひお試しください。
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