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小学生なら覚えておきたい!風の名前

四季がある日本では、季節によって、さまざまな風に名前をつけてきました。その数は、なんと2,000以上あるとも言われています。

教養としてだけでなく、国語にも理科でも役立つ「風」の名前。

小学生なら知っておきたい、けれど大人でも意外と知らないかもしれない、基本的な風の名前をご紹介します。

お子様と一緒に、ぜひ覚えてみてくださいね。


春の風

春一番
その年、初めて吹く強い南風。
気象庁の定義では、立春から春分までの間に広い範囲で初めて吹く暖かく(やや)強い南風のこととされています。

東風(こち)
東の方から吹いてくる風。特に春の東風。
梅東風、桜東風、雲雀東風など、東風と組み合わさった言葉もあります。

夏の風

薫風(くんぷう)
初夏の風。
新緑の間を吹き抜けて、若葉の香りを漂わせて吹きます。

青嵐(せいらん/あおあらし)
青葉のころに吹く、やや強い風。
青葉の上を吹き渡る風。

秋の風

秋風(あきかぜ/しゅうふう)
秋に吹く風。秋になって吹く涼しい風。
・(あきかぜ)男女間の愛情が冷めること。
・(しゅうふう)ふところが寒いこと。

野分(のわき/のわけ)
秋に吹く暴風。
台風にともなう暴風。
野の鍬を吹き分ける風。

冬の風

木枯らし(こがらし)
秋の終わりから冬の初めにかけて吹く、北寄りの強い風。

からっ風(からっかぜ)
冬に、上越の山を越えて関東地方に吹きおりる冷たくて乾燥した風。

強い風

台風
熱帯低気圧のうち、北西太平洋または南シナ海に存在し、最大風速がおよそ17m/s以上のもの。

暴風
大きな被害を起こす強い風。
気象庁では、暴風警報基準以上の風と定義。平均風速がおおむね20m/sを超える場合が多いです。

弱い風

そよ風
そよそよと吹く風。
静かに吹く風。

微風
かすかに吹く風。


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