結婚30年の夫婦がパーソナルコーチングを受けて気づいたこと・変わったこと(後編)
こんにちは!橋本ゆり香です。
前編・中編から引き続き、ご夫婦でそれぞれにコーチングを受けているうめちゃん&みなこさん夫妻がリアルに感じた変化や感想を伺います。
今回はそれぞれの変化を超えて、関係性はどのように影響を受けたのかや、どんな方にコーチングがおすすめなのかについて伺いました。
前編・中編をまだお読みになっていない方はこちらからどうぞ。
ふたりの関係の変化
橋本ゆり香(以下、橋本):ここまでおふたりがコーチングを受けられるようになったきっかけや、おふたりがどのような変化を体験されたのかについてお話を伺ってきました。そこでぜひ、聞いてみたいんですけど、おふたりがそれぞれに変わっていく中で、2人の関係性はどんな影響を受けていますか?
みなこさん:あんまり機嫌をうかがわなくなったかもしれないですね。前は、どうせ今言っても聞かないんだったらいいって、自分の中で収めて手放すような感じで。用事だけは言うんだけど、その感情までぶつけられない。そのぶつけられない感情がずっとたまっていて、 フッとした拍子に、なんかものすごく腹が立って怒りたくなるみたいなところがあったんです。だからうめちゃんからは、「そのことを言いたいんじゃなくって、 ただ怒りたいから言ってんでしょ」みたいなことを言われることが多かったんですよ。その時は、「そりゃそうだよ。もう今まで溜まってるんだからね、こっちは!」みたいな感じだったんだけど、最近はそれがうまいこと小出しにできるようになったっていうか。そういう影響は感じてますよね。
うめちゃん:私は正直言うと、強い変化は感じてないんだけど、今日もここに来る間、なんか文句は言われるんですよ。だけど、心配もしてる感じがあって。えっと、なんの話してたっけ?
あ、そうだ。私の昼食の話だ。家にいると昼食って面倒なところもあるじゃないですか。
みなこさん:どうしてもね、仕事なんで会社のお昼休みに時間を合わせないといけないし、で、食べすぎると眠くなるからって、いつもうどんだそばだって、ぱっと食べれるようなものばっかりで。でもそれだとちょっと栄養がまずいよねって。だから、ちょっとお弁当に戻そうかってそんな話をしてたんです。
橋本:なるほど。みなこさんの心配の気持ちが伝わってきたんですね。
うめちゃん:そうですね。そういうところがあったかなと思います。
みなこさん:多分ね、心配して言ってることが、全部鬱陶しいとかお節介だと思われて反発されていたんですよ、前までは。最近もうるさいなと思ってるのは変わらないと思うんだけど、1回ちょっと引き取ってくれる感じがあるかな。
橋本:受け取られるようになったんですね。うめちゃんはその辺りどんな感じなんですか?
うめちゃん:そうだな、なんでしょうね。多分ね、 一番私が迷路に迷い込んでた頃ってのは、ほんとに家にいてもわけわかんなかったから、あんまり周りを見れてなかったんじゃないかなと思うんですよ。いっぱいいっぱいで記憶があまりない、みたいな。最近は、毎日継続してやってることとかあったりとか、頑張ってるなみたいな感じで見てたりとかしてるし。見えるようになったのかな。うん、これはなかなかすごい話だよ。
みなこさん:いや、もう結構長い間、うん、 この人はこの人、自分の世界だけで生きてる感じだったんで。今はどうですかね、あなたから見た私は。
うめちゃん:僕から見たあなた。何だろう、今はお義母さんや家族に対しての思いも含めたあなたを見るようになってるかもしれない。お義母さんのことをどうとらえているかとか、そんなところも含めて見るようになったかもしれないな。
橋本:相手の存在が目に入っただけでなく、その奥にある背景まで含めてそのまま受け止めるようになった、そんな風にも聞こえてきますね。
コーチングがおすすめな方とは?
橋本:コーチングはどんな方におすすめですか?
みなこさん:私は、今の自分に不満がある、あるんだけど、どこをどうしたらいいかがわからない人にちょっと試してもらいたい。人に話をするっていうのは、やっぱり自分がそれなりに問題を自分のこととして思ってないと話ができないんで、見つめ直すっていう意味でもいいかなっていう風に思ってるんですよね。だから、 自分の中に不満があるんだけど、不満の根っこがわからない人、自分がどういう不幸を握りしめてるのかがわかんない人っていうか、そういう人ですかね。うん。
橋本:不幸を握りしめているってすごい言葉ですね。
みなこさん:うん。自分も握りしめてるんだろうなっていうのは思ってたんだけども、それが何かっていうところまでは、 やっぱり人に聞いてもらわないと、掘り下げられなかったんですよね。だから、何かちょっと違和感があるなっていう人が、なんかもっと自分のことを知るきっかけになるといいなっていう感じですかね。
橋本:そういう風に考えてみると、対象は受けたくなったなら誰でもといえるくらい広く感じますね。
みなこさん:うん。日本って割と、メンタルコーチングとかカウンセリングっていうと、もうちょっと敷居が高いっていうか。別に病気でもないしって思ってる人多いと思うんだけど、友達と話をしてるだけじゃ絶対出てこないことっていうか。なんだろう、他人にしか言えない話っていうのが絶対あるんですよね。むしろ親しいからこそ知られたくないとか、言いたくないっていうことの方が多かったりすると思うんですけど、 それがある以上、多分絶対自分の今いる位置から変わらないっていう気がするんですよね。だから、それがもっと気楽に気軽に言える場所、こういうものがあるよっていうのだけでも知ってると、ちょっと気分が違うんじゃないかなっていう風に思うんですよね。
橋本:ほんとそうですね。私も親しいから言えないことってあります。心配かけたくなかったりして。
みなこさん:知られたくないとか、こういう風に思ってたんだって思われたくないとかっていうのは、絶対あると思うんですよね。 だから、そういうところを解消するっていう風に使っていけると、またちょっと違ってくると思うんですよね。
橋本:なるほど。
みなこさん:それに1回コーチングで噛み砕いておくと、自分の親しい人に対しても、こういう言い方をすれば伝わるんじゃないかっていうことがわかってくるっていうか、現実でも話せるようになっていくんですね。なんか、壁打ちみたいなもんですよね、コーチングって、多分。コーチって自分でやるっていうのってすごく限界があって、自分が辛くなったところでやめちゃうんですよね。どうしても、そっから先にあるんだっていうのがわかってても、もう怖いし、見たくないんでやめちゃうじゃないですか。でも、そういう時にコーチが色々手を変え品を変え、質問を変えてやってくれるんで、 あ、その角度からだったら答えられるっていうものが、だんだん、だんだん繋がっていくっていう感じかな。
橋本:みなこさんの熱い想いに感動しています。このインタビューを読んでくださった方はみなこさんやうめちゃんの声に勇気をもらうことがあるかもしれません。困った時やもっと前に進みたい時、一回コーチに相談してみようと思ってもらえたならとても嬉しいです。
今日はみなこさん、うめちゃん貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!
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