結婚30年の夫婦がパーソナルコーチングを受けて気づいたこと・変わったこと(前編)
こんにちは!橋本ゆり香です。
コーチングの世界って、踏み込んでみないとどんな感じになっているのか謎なところありますよね?というのも、コーチには守秘義務があって、セッションの内容はもとより、自分のクライアントは〇〇さんで~す!なんてことも、基本的におおっぴらにできない(しない)からです。
そこで今回はクライアント様にご協力いただいて、コーチング受けてどうだった?なんてことを率直にお話いただきました。面白いお話ばかりで思わぬ大作になりましたが、コーチングに興味がある方はぜひ覗いて行ってくださいね!
自己紹介
橋本ゆり香(以下、橋本):今日はクライアントインタビューということで、静岡県の浜名湖畔にきています。うめちゃん、みなこさん本日はよろしくお願いします!まずはおふたりの自己紹介からお願いしてもいいですか?
うめちゃん:私は静岡県浜松、ここ生まれの会社員です。技術系電子工学を専門に大学院を出てメーカーに勤めてからずっと研究開発畑にいましたけど、60を迎える直前に人事部門に移動して、今、組織開発っていう仕事をやっています。
みなこさん:私は現在主婦です。主婦ですって言ったら終わっちゃうんですけど、私はずっと浜松ではなくて、岡山生まれの大阪育ちで、結婚して浜松に来ました。家を買ってからはもう20年くらい専業主婦でいます。
橋本:ありがとうございます。おふたりは結婚されてどれくらいなんですか?
うめちゃん:94年だから、、30年目だ!気が付かなかった。
橋本:30年!すごい!おめでとうございます。
おふたりは夫婦コーチングではなく、それぞれにパーソナルコーチングを受けてくださっていますが、こんな風にご夫婦と関わらせてもらうのって実は私にとって珍しいパターンなんです。受けるきっかけってどんなものだったんですか?
コーチングを受けるきっかけと変化
うめちゃん:私は、そうだな、定年が見えてきたってこともあるし、あとはちょっと会社でね、人間関係で悩んでたところがあって。で、会社でそれなりにコーチが周りにいたんで親しみというか、知ってはいたんです。社内でコーチと話す中で、自分もやっぱり受けたいなと思って、コーチを紹介してもらいました。
橋本:そして、私が紹介されたんでしたね。ご縁に感謝しています。
あの時のこと良く覚えているんですが、うめちゃん大きく変化されましたよね。急速な変化は思春期以上かもしれない。
コーチにはそんな風に見えてるんだけど、うめちゃんは振り返ってみていかがですか?
うめちゃん:気持ちが落ち着かないような状態、今振り返ると。ぐるぐるしてて迷路にいるみたいな、どっちに向かって出てったらいいんだろう みたいな、そんな感じのところにいたんじゃないかと思います。
みなこさん:イライラしてるように見えた。コロナ前は通勤してたんで、そういうのもあんまりわからなかったんだけど、コロナ禍で在宅で勤務するようになって、なんだろう、なんかものすごいピリピリしたものが家に漂う感じっていうのがあって、もう早く会社行かないかなっていう感じだったんですよ。様子を伺って、今声かけてもいいタイミングなのかどうかっていうのをずっと見ながら生活する感じで、そんなストレスがずっとあったんですよね。
橋本:おふたりともしんどい時間を過ごされていたんですね。
みなこさん:それで、夫から「コーチングを受けるよ」って言われて、もうどうぞどうぞ、いいと思うことはなんでもどうぞ、みたいな気持ちでした。やり始めたら、どれくらいかな、3ヶ月か4ヶ月くらいから、なんかちょっと、家でまき散らす不機嫌が減ってきたって。うん、それは見ていて気付いたんですね。なんだろう、不機嫌さが取れてきたからか私がいてもあんまりきまずくならないって風になってきたんですよね。それで、コーチングすごい!っていうのを目の当たりにしたんで、私もコーチングに興味を持ちました。
橋本:それで私にお声がけいただいたんですね。その当時って、おふたりでコーチングのお話をしたり、変わったねって伝えたりされたんですか?
みなこさん:ちょこちょことは言ってたと思います。
うめちゃん:よく言ってたよ(笑)
みなこさん:うん。前よりは雰囲気が柔らかくなったとか、ピリピリしなくなったっていう言い方でね。でも、ゆりかさんとどういう話をしてるかっていうのは言わないし聞かないので、どういう風になって、どういうことをお願いして、どういう会話をして変化をしたっていうのはわからないですけど、何かあったんだなって思っていました。
うめちゃん:自分でも変化の実感を持ってきてたし、3か月って言ったら、ちょうどコーチングを受けるだけじゃなくて学ぼうと思ってスクールに通い始める頃だからね。
みなこさん:もしコーチングでふたりとも楽になったって思えてなければ、多分、コーチングの勉強したいんだけどって言われた時に、いや、ちょっとそこまでやらなくてもいいんじゃないって、多分ね、言ってたと思うんですよね。 ただ、やっぱりすごく変化してきてるなっていうのがわかったんで、それだけ変化が起こるんだったら、もし勉強したらもっと変化するんじゃない?って思ったんですね。
橋本:奥様から見てそれだけの変化をしてこられたわけですね。実際にコーチングセッションを受けている感覚はどのようなものでしたか?
コーチングを受ける感覚と現実に変化を起こすコツ
うめちゃん:コーチングを受けてるセッションとセッションの間に、やっぱり会社の人と話をしたりすることで、どんどん変わってきたっていうのもあって。自分とコーチと周りの人、3つでぐるぐる回り始めて変わっていったような感覚があるんですよね。だから、実は意外とセッション中にパキってわかった!とかっていう感じじゃないんだけど、コーチが一緒に横で走ってるっていう感覚。
橋本:確かに、コーチは伴走者だと表現する方も多いですね。
うめちゃん:うん、何か僕が普段生活の中で感じたことをメールでね、出していく。それ、別に返事くれなくても、自分が感じたこと出していくっていうことができる相手としていてくれることがある意味大事なのかもしんないね。そうやって伴走してくれているってところが、自分にとってはとても大切だったんです。それがあったからこそ、周りの人とも話して、いろんな人と話していって、 そうすると、実際に自分の頭の中だけじゃなくて、環境に変化が起こって、異動の話も決まっていって。 1年前には想像もしなかった、大幅に違ったところに今来ている。コーチングと現実の場での会話っていうのが混ざり合った時に、本当になるんでしょうね。
コーチングには自分の環境を変えていくぐらいの力があるんだけど、でもそれは、なんか1回受けてどうとかいうんじゃなくて、2週間ごとに必ず受けていて、 リアルの場で感じたことをコーチに伝えたりとか、そこで学んだことを実際にちょっと実践してみたりとかね、やっぱり3つ、 私とコーチと環境、周りの人とっていう全部が回って変化が起きるんだと実感しています。
橋本:ほんとうにそうですね。どれだけコーチングセッションを重ねても行動しなければ現実は動いていきません。セッション以上に、セッションとセッションの間を大切に、丁寧に過ごすことが肝なんだと改めて感じました。大切なお話を聞かせていただいてありがとうございます。
(中編に続きます。中編はこちらから)
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