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息子の断乳体験記

こんにちは!障害児ママのためのキャリアカウンセラー、あまだゆみです。

あと少しで満2歳を迎える息子ですが、先日ようやく断乳に成功しました!
徐々に準備を始め、完了までおよそ1か月半。
今回は、そのお話をちょっと書かせていただこうかなと思います。

経緯

我が家は、今年の2月に引っ越しをし、4月から新しい保育園に転園しました。環境変化が立て続けに起こって、子どもたちにも負荷がかかることから、新しい園に慣れたゴールデンウイーク頃に断乳しようかな、と考えていました。

が。コロナ・・・。
緊急事態宣言を受けて、4月・5月は登園自粛。
6月になって、また慣らし保育を一からやり直し、飲まず食わずの抵抗に遭いながら、2週間ちょっとかけてようやく通常保育になりました。(長かった!)

再び断乳を検討し始めたのが7月。上の子の時の経験を踏まえ、夫の協力が得やすい夏休みに決行することに。忙しい夫の夏休みを取れたのが、9月の頭でした。

やったこと① 言い聞かせ

図らずも延び延びになったため、2歳間近となり、言葉でのコミュニケーションができるようになりました。
上の子が断乳したのは、1歳5か月の時。その時も言い聞かせはしましたが、今回はそれ以上に功を奏したと思います。

「もうお兄さんになってきたからね、今度おっぱいバイバイしようか」
と言い始めたのは、1か月半くらい前から。
最初は「ママ何言ってんの」とばかりにぽかんとしておりましたが、だんだん意味がわかってくると、ブンブンと首を振るように。しまいには、「おっぱいバイバイ」というフレーズが出てきた瞬間から全力で首を振っていました。

仕草はかわいいんだけど、おっぱいくわえながら首振るのやめてもらえますか・・・痛い・・・(泣)

「大丈夫だよ、おっぱいバイバイしても、ママが息子くんを大好きなことにはかわらないよ」
「そのかわり、たくさんギューするし、いっぱい抱っこしてあげるからね」
という話もたくさんしました。

こだわりが強いお子さんには、時間をかけた言い聞かせ、有効かもしれません!

やったこと② フェードアウト

上の子の時は、「この日になったらおしまいね」と約束し、バツッと切る形でした。
なので、抵抗がすごかった・・・。
「なんでおっぱいくれないの!!」と泣いて暴れ、岩のようにガッチガチに張った胸をバンバン叩かれ、痛みのあまり悲鳴をあげる、という状態。暴れるので抱っこもできず、夫に任せるしかない。でも娘は私を求めて泣き続ける・・・という地獄絵図でした。

なので、今回はだんだん減らすことに。
平日は、
・朝方
・保育園帰って来てすぐ
・お風呂上り
・寝る前
・夜中に1~2回
というペース。
休日は、これにお昼寝前が加わる感じでした。

まずは、お風呂上りをやめることに挑戦。
コロナの影響で、保育園から帰ってきてすぐお風呂に入り、そのあと晩ごはんという流れにしています。
そのため、お腹が空いてしまって、お風呂上りの喉の渇きと相まって欲しがっていたので、少しお腹にたまる牛乳が効果的でした。

次は、保育園から帰ってすぐをやめることに挑戦。
息子にとっては、日中離れ離れになっていた寂しさを埋める意味もあったので、ここは慎重に進めました。
たくさんハグをする、抱っこする、できるだけ一緒に遊ぶなどし、安心してもらうようにしました。
この期間は、私か夫かの膝に座ってごはんを食べることがほとんどでした。パッと動けない、上の子の要求に応えづらい、自分自身食べにくいなどがありましたが、それも甘えの一環として見守ることに。

実は、車のチャイルドシートになかなか座ってくれない、という状況もありました。
我が家は、上の子と下の子が別園に通っています。自宅から車で5分くらいのところと、12~3分のところです。
下の子の方が自宅から近いため、先にお迎えに行くのですが、「だっこ!」とおサルさんのようにしがみつき、なかなか座ってくれず、上の子のお迎え時間が遅くなってしまっていました。

両方の解決策として、保育園から出てすぐのところにある自販機でジュースを買う、というプランが!
何か(ジュースとかお菓子とか絵本とかぬいぐるみとか)を手に持っていれば、おとなしくチャイルドシートには座ってくれるし、ジュースなら「おうちに帰ったらねえねと半分こして飲もうね」という楽しみも作れる。
その楽しみのおかげで、おっぱいを忘れる!!

「晩ごはんの時間が近いのに、ジュースでお腹いっぱいにならないかな・・・」
「おっぱい忘れさせるためとはいえ、ジュース毎日飲ませていいのかな・・・」
「子どもが泣いているのを、お菓子やジュースでごまかすような母親にはならないぞ、と思っていたのに・・・」
と最初は悩みましたが、保育園の担任の先生が
「全然アリアリ!ずっと続くことじゃないし、今はおっぱい忘れるっていうすごい大変なこと頑張ってるんだから、気を逸らせるために、いいと思いますよー。この暑さで水分摂らなきゃいけないですしね!」
と明るく元気に肯定してくださり、「ですよね、よしっ!」と思いきりました。 今思えば、”ジュースやお菓子でごまかさない母親になる”なんて、なんでそんな思い込みを持っていたのやら・・・。

やったこと③ ひたすら耐える、付き合う

いよいよ本丸、夜間断乳へ。
「これでおしまいだよ。最後の晩餐だ、存分に飲むがいい!」とたくさん甘やかして好きなだけ飲ませた翌日から、本格的な断乳へ。
「本当にもらえなくなるんだ」と悟り、泣いて暴れる息子氏。しかし、意外にも洋服をめくりに来ることは少なかったのです。ここで、言い聞かせ作戦が功を奏したことを実感!

あとは、「もうおっぱいが飲めない」という事実を彼なりに消化できるのを待つだけ。待つ。待つ。待つ。
スパークしている時は、私が触るのも嫌がって暴れます。
たまに「あっこ~ぅぅぅ」と抱っこを求めてくるので、抱きしめてポンポン。
そのまま落ち着くこともあれば、再びスイッチが入ってしまうことも。

待つしかない。
この子は今、大好きで最大の安心材料を手放すという試練を乗り越えようとしてるんだから。
と、どうしようもなくてイライラしてしまう自分の気持ちや、眠気をこらえていました。

やったこと④ 周りの人に協力してもらう

今回、夫には上の子のサポートを主にお願いしました。
息子はひたすらママモードなので、夫が私と変わろうとしても全面拒否だったのです。
大泣きして騒いでいるため、寝室にいると上の子が眠れず、リビングに出ようとすると、「ママ、行かないで!一人にしないで!」と上の子に泣かれてしまう、、、。
そんな時、パパが大活躍でした!

また、我が家は二世帯住宅で、一階にじいじ・ばあばが住んでいます。
何をしても息子の気分が変わらない時は、一階を訪ねました。
じいじ・ばあばの顔を見たり、部屋の景色が変わったりすると、さすがに気分転換できた様子で落ち着いてくれました。

難聴児の難しさ

上の子の時は、ジブリのオルゴールの曲をかけたりして、ねんねモードを作ったり、気持ちを切り替えさせたりしていました。
また、おっぱいがなくてどう寝たらいいかわからずに泣いてる時は、「大丈夫だよ、眠れるよ。ねんねするまでずっと抱っこしてるからね、安心してね」などと話しかけたりしていました。

しかし。難聴の息子には、この作戦が効かない。

ねんねの時には補聴器を外していますし、泣いて暴れている時は、補聴器を嫌がって外してしまいます。
補聴器を外している状態ですと、耳や頭に口を近づけて話せば伝わるのですが、、、
何しろ暴れまくっているので難しい。
タイミングを見計らってサッと近寄るも、次の瞬間また暴れ出してアゴや鼻を強打し、悶絶することもしばしば、、、。

仕方ないので、触ることもできない時は、暴れてベッドから落ちたり、頭をぶつけたりしないように気をつけながら、近くで見守るしかありませんでした。

触ることを許してくれる時は、私が仰向けになってお腹の上に乗せたり、腕枕したり、ハグしたり、だっこしたり。
聴覚がダメなら触覚だ!と、スキンシップを大切にしました。

結果

大暴れしたのは、2,3日で済みました。
4日目からは、洋服をめくったりすることもなく眠ってくれるように。
夜中に目を覚ましても、「おちゃちゃ」と麦茶を欲しがり、飲んだらまた眠ってくれることが増えました。

まだ、落ち着かない時やうまく眠れない時に私の胸を触りに来ることはありますが、飲みたい!とはもうならないようです。

フェードアウトしたこと、二度目の断乳で体の適応が早かったことなどから、胸の張りも相当楽でした。
ですが、断乳成功後、1〜2日ほどつわりのような症状がありました。調べたところ、ホルモンバランスの変化により、そういうこともあるそう。
ホルモン、何でもアリです、、、。

障害児の場合、こだわりが強かったりして、断乳に苦労することもあるのではないでしょうか。
気を逸らす方法も限られたりして、大変かもしれません。
無理に断乳せず、自然に卒乳するまで待つ、という手もありますよね。
私自身、卒乳ではなく断乳を決めたものの、「もうあげることはないのか」と思うと、なんだか寂しい気持ちもありました。
ママさんの睡眠時間や気持ちを大切にしながら、お子さんとの授乳タイムをいつまで楽しむか決められるといいですね!


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