自転車、パン作り、カヤックを通じて学んだこと、思ったこと

自転車は、去年の春から冬までほぼ毎日乗っていました
最初は、健康のためや、痩せたりするために始めた散歩から、父のミニベロに乗り始めてから、どんどん自転車そのものが楽しくなり、毎日昼前から夕方まで走りに行ってました

自転車に乗ると、風を全身で感じながら、自然を感じながら走る感覚がたまりません
最初は街中や、河川敷を少し走るだけだったのですが、今では峠道を走ったり、長距離にチャレンジしたくなりました

坂道を登るのは大変ですが、下り坂の大量の風を受ける爽快感は、何にも代えがたいものだと思います

自分のペースで進めるというのも、自転車の良いところです
僕は、音楽を聞きながら乗ることが多いのですが、時にはスピードを思いっきり上げて、慣性で進んでみたり、木や川を見ながら、ゆっくり走ることもできます

自転車に乗ることで、気分も変わって、心身ともにリフレッシュされるような感覚があります

次に、パン作りです
僕がパン作りを始めたのは、父と一緒にピザを作り始めたことがきっかけだったと思います

父はパン作りの経験が少しあり、僕より父の生地のほうが膨らみ、僕のパンには何かが足りないという悔しさで、続けられました

パン作りは、まず、小麦粉と水、イースト、塩を混ぜてこねるところから始まります
このこねる作業が、最初は手にまとわりついて難しかったのですが、徐々に手に馴染む感覚が心地よくなっていき、今ではパン作りの中で捏ねが一番好きな作業です

そして発酵を待って、どれくらい膨らんだかを見たり、焼いたりしている時間は、朝の凄くリラックスできる時間です

焼き上がったパンを取り出す時、うまく膨らんで、良い焼き目がついたときは、達成感があり、家族に食べてもらって、今日のパンは美味しいと言ってくれたときには、もっと上手くなりたいという気持ちが出てきます

パン作りを通じて学んだことは、手間をかけることで得られる満足感です
特にパンはこねる時間や、発酵など時間がかかるものですが、その時間が結果として美味しいパンを作るのだと感じました

最後にカヤックです
カヤックは、水の上でのアウトドアで、僕にとって、自然を最も感じられるものの一つです
父にいきなり組み立て式のカヤックを二艘買ってもらって、一度目に乗ったときには、凄いとしか言えませんでした

カヤックでは、陸上では感じられない静けさと、自然との一体感があります
水面を座って滑るように進んでいく感覚は、自転車とは違う、独特の心地よさで、水の上にいることで、人間から切り離されたような感覚になり、心が凄く落ち着きます

カヤックは全身を使うため、思ったより体力が必要で、特に風や波があるときには、進むのも、コントロールも難しくなるので、筋力、体力、技術が求められます
上手にコントロールできるようになると、その分達成感も大きくなります
カヤックを終えて帰ったあと、凄く疲れてご飯を食べるのも、美味しくて、気持ちいいことです

カヤックから出発地点に帰ってきたあとや、途中の神秘的な場所で泳いだりすることも、カヤックならではの楽しさだと思っています

自転車、パン作り、カヤックの3つを通じて学んだことは、自分自身と向き合う時間の大切さです

それぞれが違う楽しさを持っているものの、共通しているのは、時間をかけて、自分のペースで楽しむということです

自転車では、風を感じながら自分のペースで進むことの大切さを、パン作りでは、時間をかけて丁寧に作業することの楽しさを、カヤックでは、自然との一体感を味わうことの喜びを知りました

父に与えてもらったこれらの経験を通じて、家族と話したり、自分自身と向き合い、より充実した生活を送ることができていると感じます
これからも、これらを続けながら、新しい楽しみや好きなことを見つけていきたいと思っています

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