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ズレ

生きている中で
「世界」と「私」の間に
僅かながらズレを感じることがある

「ズレ」は次第に大きくなり
その「ズレ」に
不満と違和感を感じてしまう

人間が創り出した「社会」というものは
あまり「ズレ」を好んではくれない

でも。私は知っている
人々誰もが持つその「ズレ」が
どうしようもなく愛おしい
この世界を創っているということを

「ズレ」つまり「違い」
人と人に「違い」がなければ
この世に「不幸せ」や「嫉妬」が
産まれることはなかったでしょう

しかし、それと同時に
「幸せ」や「好き」という感情も
産まれることはなかったでしょう

「違い」は時に人間関係に「摩擦」を産むけど
その「摩擦」が無ければ
私達の世界は輝くことはなかったでしょう
「友情」という言葉もきっと無かった

「ズレ」や「違い」という
マイナスな表現がいけないね
プラスに言うのならば
「ズレ」とは「個性」なのだ

世界との「ズレ」を抱え悩む人へ
その「ズレ」を失わないで欲しい
世界への「疑問」を忘れないで欲しい
私はおかしいのかな?と思わないで

不特定多数の他人の大勢が
勝手に創り上げ決めつけた
「普通」という呪いに負けないで
あなたは「あなた」であればいい

「社会」は子供の頃の多数決の延長線だよ
多くの人がいいと思ったルールや価値観があり
ただそこに都合良く「普通」という名前が添えられてるだけなんだ

大丈夫、実際誰もが「変」だから
あなたはあなたが
着たいと思うものを着て
美味しいと思うものを食べ
泣けると思うものに涙を流し
笑いたいと思うものに笑えばいい

あなたは「あなた」のままでいい
どうしようもなく
「世間」は「ズレ」に牙を剥くけれど
あなたはその「ズレ」を愛して欲しい

私はこの世で生きていて
人々に産まれる「違い」が
すごく愛しいと思うから

少しだけ狂ったこの「世界」で
私達今日も「私」を愛しながら生きていこう


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