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山里亮太 天才はあきらめた を読んで

ももクロが大好きで現場通ってたころ奇跡的にヲタ飲みの席で同席させてもらう機会があり、その後イベントなどで顔合わせると挨拶する仲になった(と一方的に勝手に思ってる)山ちゃんが本書いた!ということで嬉しくなり購入。


山里亮太さんは吉本所属の漫才コンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ(指摘)担当。風貌はおかっぱ赤メガネの男...というと何となく分かるかな?朝の番組「スッキリ」で天の声なんかもやってます。

物語のなかに他の芸人さんも出てくるのでお笑いが好きな人、著者のキャラクターや人間性が気になる人、ビジネス本や自己啓発本に疲れた人、テレビっ子にもオススメ。それでは印象的だった箇所を3点ほど。

「逃げさせ屋」を無視する
僕は根性がない。好きなことにはストイックになれるけど、嫌いなことにはまるで根性なし。逃げ道があったら、すぐそこに逃げてしまう。
(31ページ)

こんなん誰でもそうだろ...という気がするが違う人もいるのかな?山ちゃん基準では「凡人」なのだろうか?それならまあ俺も凡人だわな。でも好きなことにはストイックというだけでも才能だと思う。なかなかそこまでならない人も多い。すぐに思いつくのが自分だが。

劣等感は最高のガソリン(帯のコピー)

このコピー秀逸。なぜなら「この本の内容を一言でいうなら」と考えるとこれしか浮かばないから。編集者が誰か知らないけどスゲエ仕事だなと思う。「いかにして劣等感をモチベーションに変えるか」みたいな試行錯誤が掲載されてて最高。気分のもちようでいかようにも捉えられるよ!という教えに思える。「自己啓発本に疲れた人にオススメ」とか書いたけど結局どこからでも教えって降ってくるものなのよね...。気分がのらないときは「ハハハくそだな」って笑ってやり過ごすのもOK。

本当に真面目に、標準語ツッコミの歴史は山里亮太以前以後にわけられると思う。(239ページ)

これ確認してみたら本文でなくて巻末の解説文から拾ってきたものだった。書いたのはオードリー若林。でもこれも一冊の本にまとまった運命なのでご紹介。確かに俺がダウンタウン世代だからか?「ツッコミというと関西弁」のイメージがついてる。そこに風穴を開ける存在が山ちゃんだったってことか!なるほどなあ... 二人は事務所は違えど同期?なんですねえ。

二人でやってた番組なんかも面白い。Huluなどに加入してるとすぐ観れます。またはAmazonでデジタルレンタルするとか?DVD買うとか?いろんな方法あるみたい。気になる方はどうぞ。

まとめ

いろいろ書いてきたが「やっぱり山ちゃんは天才」だと思う。とにかくボキャブラリーが半端ないし、視聴者や客が理解できて笑える単語をセレクトするセンスもすごい。そういう技術が普段の積み重ねからできてる!てことも本を読むと分かるけど、研鑽を続けられることこそやっぱり才能な気がする。またアイドル現場などお会いしたいもんです。(近年さらに忙しくなってるから難しいかもだが)

ちなみに

山ちゃんTwitterしてて暇があるとサイン書いて回ってるみたい。どうせ買うならサイン本を!て人はフォローして機会を伺うべし。


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