またたび日記2「うちの猫たち」
今日は、うちの四匹の猫、もち、だいふく、リン、レイについて説明しよう。
もちちゃんは茶とらだ。
熟した麦みたいな色をしている。ファーみたいな手触り。
しっぽは細くてしなやかだ。
人懐っこくて、話しかけるとみゃうと鳴く。
顔を近づけるとちゅうしてくる。
だいふくちゃんは色んな猫の特徴を持った猫だ。
茶とらのぶぶん、キジトラのぶぶん、アメショのぶぶん
かわいさてんこもりだ。
撫でると毛布みたいな触り心地でなんだか眠くなってくる。
しっぽは太くて短い。先が丸まっている。たぬきみたい。
四匹の中で一番のんびり屋さん。
リンくんはキジトラだ。
モノトーンの毛がとてもクール。
高級絨毯みたいな手触り。
しっぽはまっすぐで硬い。
性格もまっすぐ。なんにでも飛び掛かるわんぱく小僧。
いろんなものをひっかく。
僕もさいきん腕をひっかかれた。
レイくんもキジトラ。
でも、若干セピア色が混ざっていて、リンくんよりも大人びて見える。
手触りはだいふくちゃんに似てる。でもさらにふかふか。
しっぽはさきにいくほどひらべったい。
大人っぽく見えるレイくん。でも好奇心旺盛。
気になるものにむかって高くジャンプする。
まだ会って一年も経ってないのに
皆、僕の新しい家族。大好きな家族。
僕はまだ二十歳を少し過ぎたくらい。君たちもまだ生まれて数ヶ月。でも、君たちは僕よりもずっと早く大人になる。
君たちはきっと僕よりも早く死んじゃう。
君たちの鳴き声や駆け回る音の聞こえない家はきっと静かだ。
さびしいなあ。
でも、だからこそちゃんとお別れできるように
君たちをしあわせにするよ。
君たちのおかげで僕らは幸せになれたから。
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