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赤の広場の本祭り2023 最終日

赤の広場の本祭りは6月2日から6日まで行われました。
2日の初日10時半から3時くらいまでの様子はこちらの記事に書きました。


そして、初日、私が本を見ているときに、店員さんが「どいて」と言ってきた失礼なお店があり、それで、ビリービンの本を買うのを辞めてしまいました。

しかし、家に帰ってきて、ネット販売の値段を見たら、本祭りの値段は出版社の値段で安くて、モスクワで買うよりも断然お得ということに気づきました。

それで、最終日まで、どうしようかな?と迷っていました。
6日、最終日の夕方4時過ぎに、どうしようかな?と迷っていたら、夫が「買っておいで」と、2000ルーブルをぽーんとおいてくれました。
2000ルーブルでは買えないけれども。
それで、支度をして、赤の広場へ行きました。
赤の広場についたのは、夕方5時半。
売場のお店を目指します。
ちょっと勘違いして、別のお店に行ってしまい、目当ての本がなくて焦りました。
テントの場所を1つ間違えていたようです。
そして、目当てのお店の前に行きました。
本を見たけれども、私が欲しいビリービンの本はありません。
お店の人に訊いたら、「もう品切れちゃった。インターネットで注文して。」とパンフレットを渡されました。
散々迷っていた時にこのサイトを見ていたので、値段は、イベントと同じ良心的な値段です。
ただ、宅配料金が分からなかったので、「どのくらいかかりますか?」と訊いたら、「400ルーブルくらい。そして、4日くらいで届くよ。」と言われました。
ないなら、仕方がない、縁がなかったと思って、買うのを諦めてもいいと思いました。

さらに、「どいて」と言った失礼なお店はビリービンの本を扱っているお店だと思っていましたが、最終日に行ったら、ビリービンの本のお店の隣にもう1つ出店しているお店がありました。
そして、失礼なお店はビリービンの本を扱っているお店でなく、隣のお店だったことに気づきました。
最終日は、品切れて、棚がすかすかになっているお店も多い中、失礼なお店の在庫はまったく減っていませんでした。

そして、初日に700ルーブルで売られていたビリービンの本を売っているお店にも行きました。
こちらは、品切れていなくてありました。
モスクワ書店のテントにも同じ本がありますが、モスクワ書店の棚は、1000ルーブル以上していました。
同じ本でも値段が違います。初日にうろうろしていて、値段の違いに気づいていたので、買うなら、700ルーブルの方と思いました。
年末に近所の本屋さんで買ったビリービンの本は、小さいのに、650ルーブル以上していました。


それから、考えれば、大きくてページも多いのに、700ルーブルというのは、かなり得だと思いました。それも、2020年に出版されているからその値段だったと思います。

この写真を撮って気づきましたが、もともとこの絵本は横長の絵本でした。
それを縦長に印刷しているので、ビリービンが描いたイラストの一部がカットされていることに気づきました。

そういう意味でも、700ルーブルという値段は妥当な気がしてきました。

この他、夫の故郷の地域のお店も見に行きましたが、在庫がほとんどなく、しかも、全品100ルーブルセールをやっていました。
私が買った本は、なかったので、初日に買っておいてよかったのと、最終日の夕方は、割引価格で売るお店があるのだなと思いました。
たしかに、ロシア全土から出店しているお店は、売れ残りを送料払って、持ち帰るよりも、割引きで売ってしまった方が、いい場合もあると思いました。

最終日の夕方にセールをしているお店もあるのなら、一か八かでその時間帯に見に行くのもありだと、来年の予習ができました。

本が品切れと分かったので、夫に電話をし、赤の広場の写真を撮って、

夕方6時になると、閉まるので、人がいない写真を撮ることができます。
この時期は夜9時まで明るいです。
6月12日は、ロシアの日なので、飾りつけもあります。
夫が「馬がにらんでいる」と言っていましたが、確かにそのように見えます。

その後、以前から写真に撮りたかったチャイコフスキーコンクールの展示の写真を撮りに行きました。

家に帰って、夫と一緒に、ビリービンの本を売っているサイトを見ました。それで、サイトから品切れだった本を注文しました。
6日の夜です。

翌日の7日に、確認のメールが来るかな?と思いつつ、夫と私で待っていましたが、メールは来ませんでした。
イベントをしていた人たちが地元(モスクワから1610㎞ほど離れている)に戻っている最中で、返事がないかな?と思っていました。

次の日の8日は、きっとイベントで注文が殺到して、忙しいんだなあと思っていました。

9日は、モスクワではないし、のんびりしているんだなあと思っていました。これで、土日と月曜日が祝日だから、来週になってから返事が来るなあと思っていました。

ところが、10日の3時半過ぎ。郵便局から「届いた」というメールが来て、夫と一緒に慌てて郵便局へ行きました。

消印を見ると7日になっているので、1610㎞くらいの距離を3日間で届いたことになります。
しかも、ロシア郵便は、土日も開いているので、たぶん、日本の国内よりも便利です。

郵便局の窓口は、初めて見る70代か80代のお祖母ちゃんでした。でも、仕事はきっちりしていました。パソコン入力などもスラスラ行います。
それで、郵便物を探しに棚へ行きました。
ところが、「ない」と言います。
お知らせメールが来てすぐに行く人は少ないから、たいていは、棚に収まった後に受け取りに来る気がしました。
それで、夫に、「届いたとバーコードを読み取ったら、自動的にメールが来るようになっていて、まだ、届いた場所にあるんじゃないの?」と、私は日本語で言いました。
すると、このおばあちゃん、「ふ、ふ~ん。(ロシア語で)いつメールが来た?」と訊いてきます。
夫が時刻を言うと、「ああ、下を見てくる」と、荷物をうけいれる場所へ行きました。それで、郵便物を持って来ました。
まあ、このおばあちゃん、日本語が分かったわけではないと思うけれども、タイミングよく、返事をし、日本語とロシア語の会話がつながりました。
持ってきた郵便物はこちらです。

袋が微妙に開いています。おばあちゃんが言うには、「発送元が、袋の閉め方を間違ったみたい。」。

家に帰ってきてから、袋を開けました。
サイトのコメントにも、梱包がしっかりしていたとありましたが、たしかに、段ボールとプチプチに覆われています。

プチプチをはがしました。

段ボールをはがすと、さらに、プチプチにくるまれています。


プチプチをはがすと、ビニールに覆われていました。誰も、ページをめくっていないということが分かる本が届きました。

喜んだのもつかの間、右上の角が折れ曲がっていました。

高い本だったので、がっくりです。

こんな風になっています。

読むには支障がないけれども、大好きなビリービンの本なので、がっくりでした。

赤の広場で見た時は気づきませんでしたが、タイトルの部分が少し立体になっています。

私が好きな『金鶏』は、こんな感じです。

裏表紙です。

でも、やっぱり角が気になります。

ネットショップの嫌なところです。

ちなみに、ビリービンがどのくらい好きかというのは、次の記事に書きました。


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