周年記念ノベルティの制作の裏側
こんにちは。Chatwork BX部の小野寺です。
皆さんは、イベントや周年記念で配布するノベルティ制作の依頼を受けて、どうすればいいか悩んだことはありませんか。今回は、Chatworkがサービスの提供開始から10周年を迎えたことを記念して制作したノベルティを事例に、ノベルティ制作の裏側をご紹介します。
ノベルティを制作した背景
2021年3月1日にChatworkはリリースから10周年を迎えました。そこで、“10周年”にちなみ、1年間に“10個”の企画を展開するChatwork10周年記念プロジェクトをスタートさせています。
これまでChatworkでは周年記念にさまざまなノベルティを制作し、社内外にプレゼントしてきました。今回の10周年でも日頃の感謝を込めて、ユーザーにプレゼントキャンペーンを実施したほか、全社員にノベルティを贈っています。(Chatwork10周年の企画についてはこちらの記事をご覧ください。)
テレワークでオフィスに出社する機会が少ない今、以前と比べ会社との繋がりを希薄に感じている社員は多いのではないでしょうか。そこで、オンラインだけでなく、オフラインも絡めた企画を取り入れることで、会社と社員の距離を縮めると共に、社員へ10周年を迎えれたことへの感謝と、これからの10年に向けて企業一団となって前進していく姿を伝えるべく、ノベルティを制作することにしました。
ノベルティ制作プロセス
単に感謝を伝えるのではなく、企画の目的やコンセプトが伝わるノベルティになるよう、制作プロセスは以下のような流れで行いました。
1.目的・コンセプトを元に、ノベルティの指針を決める
はじめに、10周年記念プロジェクトの目的・コンセプトを元に、どんなノベルティにすべきか指針を決めていきました。10周年記念プロジェクトでは「Chatworkが目指す世界を社内外に表明すること」を目的にし、「Keep on Moving! (行動し続けよう。)」をコンセプトに掲げています。
(目的・コンセプト選定の背景はこちら)
これらを体現できるノベルティとして、「テレワーク中の仕事や生活が捗るノベルティ」を制作することにしました。また、10周年に絡めて10種類のノベルティを制作することも決定しました。
2.ノベルティアイデアを洗い出す
次に、アイデアや情報をリサーチします。
社員に欲しい物や、テレワーク中のワークスタイルについてヒアリングをしていきます。欲しい物の他に、ワークスタイルについても聞くことで、テレワーク環境でも会社として一丸となれるような具体的なアイデアや意見が見えてきます。その他にも、Webや書籍の情報からノベルティ制作会社のグッズリストを作成し、実現可能なアイデアを模索しました。
3.グッズの選定
①で決定した「テレワーク中の仕事や生活が捗るノベルティ」を指針に②で洗い出したグッズアイデアを選定していきます。
テレワークでも仕事が進むように「モバイルバッテリー」、リラックスして仕事を進めることができるようなアイテムとして「タンブラー」や「コーヒー」のセットなど、指針に沿った10個のノベルティを選定しました。また、「テレワーク中の仕事や生活が捗るグッズ」の他に、毎年恒例のChatwork・Tシャツとステッカーを入れ、Chatworkのらしさを盛り込んだセレクトにしました。
4.ノベルティのデザイン制作
ノベルティは既成製品だとChatworkの世界観が表現できないため、オリジナルデザインを入れられるグッズを選定しています。10周年のオリジナルデザインを入れることで、世界観を表現する他に、グッズに付加価値をつけることができ、印象に残るノベルティに仕上がります。
また、他の10周年記念プロジェクトの企画とノベルティのデザインに一貫性を持たせることで、ブランディングとしての広がりを視覚的にも伝えていきます。
今回のノベルティは使用シーンに合わせて「仕事中に使うもの」と「仕事以外でも使えるもの」でデザインのイメージを少しアレンジしています。「仕事中に使うもの」はビジネスで使用するシーンが多いので、ミニマムなデザインに、「仕事以外でも使えるもの」は普段使いしやすく、使う時にワクワクするようなアイデアを盛り込み、それぞれの使用シーンに合わせたデザインにしています。
5.梱包・発送
ノベルティの発注業者がバラバラだったため、梱包はノベルティ制作スタッフが手作業で行ったのですが、ノベルティ数が多くとても大変でした。ノベルティのバリエーションと梱包の数が多い物は、梱包・配送業者にお願いすることをオススメします・・・!
社内の反応
試行錯誤しながら進めたノベルティ制作でしたが、丁寧なリサーチとブラッシュアップを重ねた結果、社内外からの反響もあり喜んでもらえるようなノベルティを無事に届けることができました。
10周年記念プレゼントキャンペーンでもノベルティは好評だったので、ユーザーさんからの声の一部を紹介します。
あとがき
配布から半年が経った今でも、Web会議中にノベルティを使っている方を見かけることがあります。「なぜ配布するのか」「どういうシーンで使用して欲しいのか」を意識してノベルティを制作することで、渡す側、受け取る側、お互いにとって好ましいアイデアが生まれるのだと改めて実感しました。
今回はノベルティ制作の裏側をご紹介しました。この他にも様々なプロジェクトの裏側を Chatwork Design では紹介しています。
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