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Chatwork10周年ユーザー向けプレゼントキャンペーンのプロセスを紹介!

こんにちは。ピープル&ブランド本部 BX部 コミュニケーションチームに所属している大江ふみえです。Chatworkは、10周年を記念して、2021年3月と8月の合計2回に渡り、ユーザー向けプレゼントキャンペーンを実施しました。今回は、プレゼントキャンペーンを通して、企画設計から実施までのプロセスを事例を交えながら紹介します!

プレゼントキャンペーンを実施した背景

2021年3月1日、Chatworkは10周年記念プロジェクトを始動し、「1年をかけてChatworkが目指す世界を社内外に表明し、浸透させること」を目的として、特設サイトにて10個の企画を順次展開することになりました。

Chatworkでは、これまで周年を迎えるタイミングで日頃からChatworkを使ってくださっているユーザーへの感謝の想いやユーザーとのコミュニケーションを図る場として、プレゼントキャンペーンを実施してきました。

このような背景からこの10周年記念プロジェクトの一環として、ユーザー向けにプレゼントキャンペーンを実施することが決定しました。

プロセス1:目的やターゲットを設定

プレゼントキャンペーンの実施が決定してから、まず初めに目的やターゲットを設定するところからスタートしました。

キャンペーンを実施する上で、企画の軸がぶれることがないよう、目的やターゲットを設定することは重要になります。キャンペーンを行う主な目的は、「ブランド認知の向上」「エンゲージメント強化」「リード獲得」「ウェブサイトへの誘導」「コンバージョン獲得(販売促進)」「フォロワー獲得」などさまざまです。

今回は、「話題性・拡散性のあるキャンペーンの実施を通してChatwork10周年を盛り上げ、ユーザーエンゲージメントを高めること」に目的を設定しました。エンゲージメントを強化することにより、Chatworkへのロイヤルティを高めて欲しいと考え、「既存ユーザー」をメインターゲットに据えました。

プロセス2:企画アイデア出しから決定まで

目的とターゲットが決まったら、企画アイデアを出します。

企画はシンプルなほどユーザーが参加しやすくなりますが、その分話題性は乏しくなってしまうケースもあります。例えば、認知度を向上させたい場合、広く知られているキャンペーンとして「フォロー&いいねした方の中から抽選で●●名様に●●をプレゼント」などのパターンがあります。企画を出すときのポイントとして、参加のしやすさを取るか、話題性を取るか、キャンペーンを行う目的によって考える必要があります。

その上で今回は、診断系や投票キャンペーン、ハッシュタグキャンペーン、おもしろ写真投稿系、推理クイズなどさまざまなアイデアを出しました。

10周年を迎えるChatworkとの親和性を取り入れるため、第1弾目のキャンペーンでは、話題性と拡散性が期待できるハッシュタグキャンペーン、第2弾目のキャンペーンでは、Chatworkへの理解を深めてもらえ、気軽に参加できるような推理クイズを実施することにしました。

ここからは個人的な話になりますが、私がChatworkに入社して間もない頃、Chatworkでは「リアクション」機能のリリースに合わせて、「絵文字クイズ」を実施しました。

私はいちユーザーとして、「絵文字クイズ」にチャレンジしましたが、簡単には解けないクイズ設計になっていたので、とてもチャレンジのし甲斐があり、純粋に楽しかったことを覚えています。

そのため、いつかクイズ要素を持ったキャンペーンを設計してみたいという想いもあり、第2弾目では「Chatwork 謎解きキャンペーン」を実現するに至りました。

プロセス3:キャンペーン設計を考える

企画が決まったらキャンペーン設計を考えます。目的・ターゲットに合わせてメディアを選定し、キャンペーン運営を設計をする必要があります。さまざまな手法がありますが、ソーシャルキャンペーンで活用される代表的なSNSの特性を以下にあげます。

・Twitter:トレンドに敏感で拡散力が高い・リアルタイムで話題を追える
・Facebook:実名制のため、リアルなつながりが多く信頼感を得やすい・ビジネスシーンでの活用が多い
・Instagram:写真や動画をメインとするビジュアルコミュニケーションが中心・若い女性ユーザーが多い

第1弾目となるハッシュタグキャンペーンは、話題性・拡散性を重視し、Twitterを活用して、10年間のエピソードをユーザーに振り返ってもらう「私的ビッグニュースキャンペーン」を実施しました。

ビッグニュース

・実施内容
Chatworkが10周年を迎えたように、ユーザーにはこの10年間(2011年ー2021年)を振り返って、個人的に衝撃的だったビッグニュースを2つのハッシュタグ「#Chatwork10周年」「#私的ビッグニュース」をつけて、Twitterで投稿してもらう。抽選で合計100名の方にChatwork10周年オリジナルグッズをプレゼント。

Chatworkは、ビジネス向けのコミュニケーションツールなので、仕事関連の投稿が多くなることを想定して設計しましたが、クスッと笑えるユーモアやカジュアルさも拡散させるには必要だと考えていたので、投稿例をいくつか用意しました。

文章例

また、ユーザーの手間を考慮し、応募条件のハッシュタグもなるべく少なく、短くするように意識しました。

第2弾目の「Chatwork 謎解きキャンペーン」ではより多くのユーザーが気軽に参加することを意識したため、Twitter、Facebookでの情報発信に加えて、メールからの応募など、複数のメディアを使うことにしました。

謎解きタイトル

・実施内容
Chatwork10周年記念「Chatwork 謎解きキャンペーン」の正解者の中から抽選で合計100名の方にChatwork10周年オリジナルグッズをプレゼント。

謎解きの問題と正解は以下の通りです。

問題

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謎解き問題を考える上で、すぐに解けてしまってもつまらないのと、難しすぎるのも離脱につながる可能性があるため、ほどよい難易度に設定することを意識しました。

また、抽選100名へのプレゼントも、A賞、B賞、C賞と3パターンを用意し、A賞だけは特別に「豪華バーション一式10点セット+ステッカー(10名)」と他の賞品と強弱をつけて設定することで、ユーザーの謎解きチャレンジへの参加欲につながるように工夫しました。

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プロセス4:キャンペーン開始・運用期間のポイント

キャンペーンを設計し、準備を整えたら、いよいよキャンペーンの開始です。より多くの人にキャンペーンに参加してもらうには、初速が非常に重要になります。初動として、キャンペーン開始時は、プレスリリース配信や、Chatworkのプロダクト内での告知、Twitter、Facebookでの情報発信、メール配信など、さまざまなメディアを通してユーザーに情報を届ける工夫をしました。

第1弾目の「私的ビッグニュースキャンペーン」では、過去10年に起こったChatworkのニュースを振り返りながら毎日Twitterで投稿を行うように工夫しました。

また、キャンペーン期間中は、応募してくれたユーザーの投稿に対して、リツイートやいいねをするなどユーザーとのコミュニケーションを図ることを意識しました。

第2弾目の「Chatwork 謎解きキャンペーン」では、謎解きの問題をChatworkの機能名などにしていたため、ユーザーの理解を深めるために機能について紹介する投稿をTwitter、Facebookで毎日行いました。

このようにして、当日の告知に加えて、キャンペーン期間中も盛り上げるための工夫をすることが大事です。

プロセス5:キャンペーン終了後の対応とユーザーフォロー

キャンペーンが終わったら、当選者の選定、プレゼントの送付作業を速やかに行います。当選者の選定は、キャンペーン終了後、早めに行うように意識しました。

また、プレゼント送付後、当選した旨をSNSにアップしてくれるユーザーもいます。プレゼント送付後もSNSをチェックすることを忘れずに、公式アカウントからリツイートやいいねなどレスポンスを返すことでコミュニケーションを図り、ユーザーエンゲージメントを高める努力をしました。

第1弾目はハッシュタグを活用したキャンペーンだったため、キャンペーン終了後に、ユーザーから寄せられた投稿を特設サイトで紹介しました。

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Chatwork利用歴10年目を迎えたユーザーや、仕事、結婚、出産、夢を叶えたエピソードなど、素敵なビッグニュースが寄せられました!

詳細は、以下の特設サイトにて紹介しているのでぜひご覧ください。
https://lp.chatwork.com/10chatwork/campaign/index.html

まとめ

以上、2回に渡り実施したユーザー向けプレゼントキャンペーンの企画設計から実施までのプロセスを事例を交えながら紹介しました。

目的やターゲットを設定した上で、キャンペーン内容を決めるのはもちろん大事ですが、さらにメディア選定から運用まで、参加者にどのような行動をとってもらいたいかイメージしながらキャンペーンを設計することが重要になります。

これらの取り組みがユーザー向けのキャンペーンの設計や周年企画に悩む担当者の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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