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#翻訳文芸
【2】『太平洋の防波堤』のあらすじ&レビュー デュラスの隠れた最高傑作
前回
今回は「太平洋の防波堤」よ。
こちらの方は
読む人はかなり少ないと思うので、
ネタバレあらすじまでガッツリ書きますね。
時は戦前、植民地時代のインドシナ。
宗主国フランス白人のくせに破産して全財産失った愚かなシングルマザー家族がいて。
本来、植民地では特権階級のはずの宗主国白人のくせに、【あべこべ】にも極限の貧困に落ちている白人家族。
どう馬鹿かといいますと、そのお母さんは、
マルグリット・デュラス ラマン(愛人)レビュー・感想・あらすじ 【1】
副題: ーーマルグリット デュラス 『ラマン』 は大人になって人生に引き摺り込まれる前に全少女が読むべき性愛小説よーー(ネタバレあり)
関連の次話はこちら↓
ごきげんよう。
マヨコンヌよ。
『ラマン(愛人)』
って小説、ご存知かしら?
え、知らない?
じゃあ、映画は?
戦前の植民地時代の旧インドシナ(ベトナム)。
15歳の白人美少女と中国人富豪の、植民地時代には絶対的なタブーであっ
「別に私は誰も救えんし」仏はがっかりするほどフツーなことを言った「ブッダのことば スッタニパータ」岩波文庫の名言
ごきげんよう。
親戚中がナマグサ坊主だらけナマグサ牧師だらけなせいですっかり宗教に絶望し宗教嫌いと成長した★無宗教あらくれ奥様★マヨコンヌよ。
今日は皆さまに
え?
は?
マジ?
ってなるメッチャ思ってたのと違う感じの仏さまの御言葉を紹介するわね。
↓
つまり
「仏は、人を救うことができないのである。」by中村元
もちろん、毎朝おぶつだんの前でいっしょうけんめいお経を唱えて心安らか
D・H ロレンス『チャタレイ(チャタレー)夫人の恋人』の削除部分(問題部分)が新潮文庫のどこだったのか全ページと行を調べ明示しました!【この小説がここまで標的にされチャタレー事件(裁判)にまで発展したのは性描写のせいじゃない】
2023年10月2日書き足しました:
いったいどこが発禁削除部分だったのかが解るように、過去の新潮文庫削除版と、現在の新潮文庫完全版を照合し、過去の削除箇所のページと行をすべて明示しました。なのでこのマヨコンヌ記事を参照しながら、現行の新潮文庫完全版をチェックすれば、全発禁削除部分が完全に把握できるようになっています。また、その発禁削除部分の文章そのものも一部を抜き書き引用も致しました。
「フランクル回想録 20世紀を生きて」レビュー&名言
「夜と霧」で有名なV・E・フランクルの自伝です。
「夜と霧」読むのは辛過ぎて、という方でもこれなら大丈夫。強制収容所の具体的なおぞましい話はほぼ書いてないです。
で、(夜と霧じゃなくて)こっちの自伝には、
「さすがユダヤ人強制収容所を生き延びた後にちゃんと幸せになって長生きして天寿を全うできた人だなあ!」
と感嘆するような、「生きる知恵」がいっぱい詰まった本です。
だから、幸せの知恵