●近江ガチャコンの旅(その1:水口へ~GWプチ旅②)
今年の大型連休は、いろんなプチ旅を楽しみました。今回は、帰省先の関西で、「近江ガチャコン」と呼ばれる、近江鉄道に揺られてきましたので、それを報告したいと思います!
■近江ガチャコンとは?
近江鉄道は、滋賀県の湖東地域、米原から彦根、八日市、水口、貴生川、近江八幡、多賀大社などを結ぶローカル色豊かな鉄道です。電車の走行音が「ガチャコン」という、という意味で、昔から「近江ガチャコン」などという通称で地元の方に呼ばれています。単なる俗称かと思ったら、沿線で「ガチャコンまつり」が開かれることを、近江鉄道の公式HPでPRしているなど、かなり定着している愛称なのです(笑)。
その近江ガチャコンで旅するのに強い味方となるのが、こちら。金土日に使えるとても便利なフリーパスです。
では、このチケットを使って旅に出ましょう。
■旅の始まり
■水口(みなくち)を目指す
さあ、ガチャコンに乗って出かけましょう。今は、電車の運転間隔が60分毎なので、途中下車した駅で1時間の街歩きをするのが、ガチャコン散策の基本形になります。まずは貴生川駅に近い、水口を散策したいと思います。
水口の街へ。お城に近い「水口城南」駅や、宿場町の真ん中にある、「水口石橋」駅は無く、最初にできたのは、ちょっと外れたところにある、「水口」駅だけでした。
少し歩くと、こんな石碑が。
ヴォーリズさんは、米国出身で近江八幡を中心に活躍した人です。元々はキリスト教の伝道師で、ヴォーリズ合名会社(今の近江兄弟社)を興した人でもあります。近江兄弟社は、リップクリームの「メンターム」を作っている会社ですが、キリスト教系の団体です。ヴォーリズさんは有名な建築家でもあり、こんな関係から、各地に有名な教会や学校(キリスト教系が多い)の建築を残したことでも知られています。
■水口石橋駅周辺を歩く
東海道と近江鉄道が交わる地点の近くに、水口石橋駅が。石橋とは、この小さな橋が駅名の語源になったようです。旧東海道は昔で言う「国道1号線」のようなものなので、小さな橋でもとても重要だったのでしょうね。
水口石橋駅から、1時間後にやって来た次の電車に乗りました。着いたところは・・、
■終わりに
近江ガチャコンとよばれる、近江鉄道の旅。関西圏からそんなに遠くない場所に、とてもローカルでのどかな電車が走っています。900円の一日乗車券で気軽に楽しめるので、プチ旅には最適です。最初に降りた水口の町も、とても小さなお城が今は高校のグラウンドになっていて、その近くに古くから栄えた旧東海道の宿場町が広がり、近江ガチャコンがのどかに走る、とても楽しい場所でした。
次回は日野駅周辺を訪ねます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?