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地球の意識から人生ゲームの攻略を教わった光の私の物語②

黄色い光になった私

マザーから生まれた光の赤ちゃん=私は自由を象徴する黄色い光に変化していた

黄色い光になった私は「自由というものを楽しめるところがいいな〜」と思っていた

光の私は宇宙を漂っているうちにいろいろな願いが浮かんできた

「『感情』というものを楽しめるところがいいな」
「ただ自由で感情を楽しむだけじゃつまんないから、ゲーム感覚で遊べるところがいいな」
「ゲームクリアするたびに、ご褒美がもらえるという設定もいいな〜」

光の私がそう思いながら宇宙を漂っていると、遠い遠い宇宙の彼方から誰かが一生懸命宣伝している声が聞こえてきた

「誰か〜!私の体に遊びに来てくれませんか〜?」
「あなたが遊んでくれることで私の波動が上がるので、ぜひ遊びに来てください!」
「私の体では”体”を使って、いろんな人生を楽しめます」
「ゲームするなら持ってこいの場所ですよ〜」
「私の体は動物がたくさんいる緑の生い茂った土地と青いアクアリウムのある星です」
「見かけたら寄ってみてください!」

その声の持ち主は『地球』だった

光の私は、その声に惹かれて、綺麗な緑と青色の星『地球』を探し始めた

光の私が地球を選んだ理由

やっとの思いで地球を見つけた光の私は、地球に尋ねた

「本当にあなたの体で自由に遊んでいいの?」

地球はにっこりと微笑んで答えた

「あなたが私の体で自由に遊んで楽しんでくれれば私も楽しくなり、お互いのエネルギーが充填されるのでぜひ!」
「私の体では楽しみながらゲームをする感覚で、あなたの人生を楽しめますよ」

地球の言葉を聞いた光の私は、自分の中になんだかわからない、ムズムズした感覚が出てきた

(なんだろう?自分の中に何があるんだ?)
(言葉にするならワクワクっていう感じかな?)
(これが楽しいっていう感情なのかな??)

光の私に初めて芽生えた感情だった

光の私は面白そう!と思って、地球の体で遊びたいと思った

「地球さん!私、地球さんの体で遊びたい!!」
「どうやったら遊べるの?」

地球は光の私の質問に答えた

「私もあなたと同じで、マザーから生まれた存在です」
「ただ、私の体ではあなたのような光のままでは遊べません」
「光のままだと、私の体にあるすべてのものを使うことができないのです」

光の状態である私はがっかりした

「なんだ…、じゃあ私、ここで遊べないの?」
「地球さん、遊べるって言ったのに…つまんない」

がっかりした私の様子を見た地球は一つ提案があると言った

「あなたが私の体で遊べるように、私の体から分身を一つ、あなたに一定期間貸してあげます」
「貸し出し中はどんなことをして遊んでも構いません、自由に使ってください」

光の私は、やったー!!と喜んだ

しかし地球は厳しい口調に変わり、続けて言った

「ただし、条件があります」

光の私は急に静かになった

地球はゲームの条件を話し出した

「あなたが思う存分楽しみながら人生ゲームを攻略してください」
「あなたが楽しんでくれることで、私の心は満たされます」
「私の体も健康になります」
「そうなれば私はあなたにご褒美をどんどんあげることができます」

地球のゲーム攻略の条件は、光の私が考えていたのと同じだった

光の私は地球で遊ぶことを決めた

2人とも共に喜んだ

傷だらけの地球の体

「じゃあ、あなたの体を決めましょうね」と地球は言った

「私の体の一部から分身を作り、あなたにそこに入ってもらいます」
「どんな遊びをしたいですか?」

光の私はすごく悩んだ

光の私は地球の体全体を見てから考えようと思った

「地球さんの体全体を見て決めてもいい??」

地球は「どうぞ」と答えてくれた

光の私は地球のありとあらゆる場所を見渡した

すると、どうだろう…

遠くから見た時は綺麗な緑と青の美しい体だった地球…

しかし近くで見ると、すでに地球から分身を借りてゲームをしている人間たちが争っていた

緑がなく食物が育たない土地で飢えている人間たちがいた

最悪なのは戦争をして地球の体を傷つけていた…

光の私は、綺麗だと思っていた地球の体がところどころ傷つき傷んでいることに気づいた

光の私は、地球がなぜこの人々を放っているのか不思議に思った

「ねえ、地球さん、どうしてあの人たちをそのままにしているの?」
「放っておいたら地球さん、傷だらけになっちゃうよ」

地球はニコッと笑って答えた

「そうですね、このままだと私の体は傷だらけです」
「でも彼らも最初ここにきた時はあなたと同じように、ここで遊びたいと思って来た光たちなのです」

光の私は「へー!そうなの?!」とびっくりした

地球は続けて話した

「彼らはここに来て遊んでいるうちに、自分の楽しみはこれだ!と思ってしまったのです」
「それが争いだったり、飢えだったり、戦争だったり…」
「彼らは自分から望んで、私の体でその遊びを純粋に楽しんでいるのです」
「まあ、分身によっては誰かに命令されて嫌々やっているものもいますが…」
「ただその遊びは私の体を傷つけるので、私にとってはうれしくないのですけどね」

地球はちょっと困ったふうに笑っていた

光の私は地球の話を聞いて、「私はそんなの嫌だな」と考えた

地球の意識から人生ゲームの攻略を教わった光の私の物語③へ続く

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