21/06/17

おはようございます。

断定することって難しいなと昨日ふと感じました。突然ですが。

例えば、友達から意見を求められた時に、「〇〇はこうだ」と断定すると、他の選択肢が消えてしまったり、その断定が必ずしも正しい(望んだ?)結果を与えられなかったりというリスクがあると思います。

一方で、濁した言い方にもそれ相応のリスクがあると思います。例えば、上記のようなシチュエーションの時に、「〇〇はこうかもしれないね」と濁したとすると、受け取り側の意思決定の参考にならずガッカリさせてしまったり、意見の無い(実際伝えてはいるが)人間だと思われるリスクが考えられます。

どちらが絶対的に良いということは恐らく無く、相手や話題、タイミング等の環境要因を加味して使い分けることが大事なのかなと考えています。しかし、実際には個々人のクセでどちらかに寄ってしまうことが多くありそうです。自分としては、自身のクセ(どちらかといえば断定寄りかなと)も認知した上で、どちらを選択するかや言葉選び等に気をつけていきたいなと思いました。

ということで、今日も日経新聞の記事にコメントしていきます。

デンソー、農業をカイゼン

15面の記事です。

要約

トヨタグループに属し、車の部品開発等を手掛けるデンソーがトマト農園にロボットを導入し、「無人での24時間操業」「収穫量の調整による販売ロス削減」等に取り組んでいる。具体的には、三重県の農業法人と共同出資する会社を通してトマト農園でロボットを稼働させ、熟したトマトを丁寧に収穫する実験を行っている。この実験に行き着くまでに、トマトの写真を10000枚AIに学習させた。今後はトマトの生育に関するデータ(室温やCO2濃度)もデータとして収集し、収量予測を行う。また、スーパー等の注文状況等もデータとして取得し、それを元に生産管理等を行うことにもチャレンジする。これらを通して、人員コストや出荷ラインの面積の削減が出来る。デンソーは農業分野を新たな収益源として考えており、将来的には現在の10億円から1000億円まで向上させる狙いがある。

コメント

デンソーサイドについて、IT関連のハードを持っている企業の強みが出ているのかなと思いました。ソフトは比較的横展開がしやすく、業界や職種を跨いでサービスを提供しているイメージがありました。一方で、ハードを持っている企業はメインのアセットに掛かる費用が大きく、その事業が収益源となっていることが多く、横展開の少なさがあるのではと考えていました。しかし、今回のデンソーさんのように、収益源の切り替えや増設までを意識し、ハードを展開させていくことで日本に新たなビジネスモデルが誕生すると感じました。

農業サイドについて、まずは少子高齢化や人口減少の影響を強く受ける業界だけに上記のようなロボットはポジティブな影響力があると感じました。元々ある土地等を活かせるメリットは大きいと思います。
一方で、ロボット導入に依る副次的効果にはネガティブ面もあると思います。地域によっては今以上に人口が減ってしまったり、ロボットがそもそも導入できない農園が競争出来なくなったりしてしまうことが考えられます。このような要素に対して、どのように対応すべきか、またそこに新たなビジネスチャンスを見出すかなど今後の展望が気になります。

今日もここまで読んでいただきありがとうございます。

茶そば

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