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サプリメントとして小説を摂取する

ちゃるめらです。
今も昔も、平日も休日も、常に本を読むことが好きです。
特に小説は特別で、子どもの頃から眠る前に絵本を読み、図書館で通える冊数だけ借り、受験勉強の休憩にページを捲った学生時代。
今は、朝起き抜けの5分、通勤中の電車の中、眠る前。

常に人生の中にあった小説の中でもお気に入りのものは本当に何度も何度も読み返すのですが、読んだ時に動く感情がそれぞれ違うので、サプリメントのように得たい効果によって読み分けています。

今日はその中から、本当は頑張りたいけど頑張りたい、「ちょっと踏ん張って自分に発破をかけたい時」に読むサプリメント小説をまとめます。

青春の力は偉大

基本的にちょっと踏ん張りたい時は、青春の純粋な力に限ります。学生時代はこんな風に頑張っていたかも、と思い出して、まだまだ青春だよなと自分を鼓舞するのが1番です。
ということで、青春の爽やかな小説多めです。

線は、僕を描く/砥上裕將

喪失感を抱く主人公が、水墨画に出会うことで人生を切り拓く物語。水墨画の世界はよく知らないけれど、人生で避けられない悲しみを抱きながらもがく姿は誰にでも重なる部分があります。映画も素敵でした。。

風が強く吹いている/三浦しをん

箱根駅伝を目指す、大学生の青春を描いた物語。主人公の内面だけではない、「走る」という純粋な行動を通して心を通わせる姿に心揺さぶられます。

i / 西加奈子

これは青春ではないけれど、複雑な背景を持つ主人公のアイが、アイデンティティを探し、見つけるまでの人生の物語。ラストシーンでアイデンティティを見つける主人公に辿り着くまで、本当に苦しいけれど、わたしは、わたしたちはこうやって生きてるんだと、本質的に自分と他者を愛して生きていくんだと、何度も思い直す物語です。

常備薬ならぬ常備本

小説はもちろん、ドラマやアニメ、音楽、ラジオにもたくさん力をもらっています。配信サービスが充実して選択肢が増えた現代、たくさんの選択肢の中から、自分に1番効くものを手の届くところに常備しておくことが大事です。だからこそ形として手元に置いておきやすい本、気軽に読める小説がちょうどいいんですよね。ラブ小説。ラブ人生。

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