読書したら感想文を書くという文化
保護者の方に「読書感想文に良い本」「読書感想文が書きやすい本」をよく聞かれていた時代があります。
あの時私は若かった……。
それはともかく、その場合、「その子の読みやすい本」としか言いようがなく、やんわりとしたニュアンスで伝えると2人の間に「あぁぁぁー……」な空気が流れます。
ごめんなさい。
でも私、あなたのお家のお子さんの好きな傾向も日常的にどんな本読んでらっしゃるかも読ませてらいらっしゃるかも全くわかりませんごめんなさい。
ということで、今年はあるのか読書感想文、などと思いつつ、大昔この手の話題で頭を抱えていたなぁと懐かしくなりました。
ちなみに私は「本はめっちゃ読むけど、読書感想文は苦手だから絶対賞とかは取れない」生徒役でした。読めれば何でもいいよ。
後書きの乗ってる本なら、後書き読んだら大体の要点が掴めるので、それを踏まえつつ読むと「誰々の行動が私にとって(感動・面白かった・悲しかった等)」「それをするに至った理由+私はこうしたいなどの意見」が出しやすいのかしら。
別に感動とかポジティブな感情だけを出す必要もないはずなんですけどねぇ、読書感想文。
好きなところを作文のやり方で書く、ということが「読書感想文」になっただけでかなりハードルが高くなるあの謎さは一体何なんでしょうか。
書き方とかは最近はそういう指南書が売ってるので良い時代になったなぁとしみじみ思います。
だって突然書けって言われても無理だもん、実際。
自分が読みやすくて・面白いってちゃんと理由まで書ける本、なら何でもいいと思うんだけどなぁ。