🌞晴れた日に聴きたい歌③ 日本の夏祭りソング・2🌻(5曲)
「晴れた日に聴きたい歌」シリーズ。
お盆の時期までの限定企画として、「日本の夏祭り」にちなんだ歌をご紹介しています。
調べてみると「お祭りソング」は意外と数が多いのですが、お祭りのシーズン限定、あるいは地域限定で歌唱・鑑賞される作品も多く、広く周知されていない素敵な歌が見つかったりします。
そんな、「お祭りにちなんだ隠れ名曲」は、とても抒情的で、人々の郷愁や童心を呼び覚ますような詞・メロディの宝庫(^^♪
そんなわけで、本日も素敵な「夏祭りソング」をご紹介してまいりましょう!🎤
✅前回記事はこちらから👇
①お祭りマンボ
歌:山崎育三郎
作詞・作曲:原六朗 (Rap詞:Kosuke Tokuda)
この歌は、1952年8月、美空ひばりさんのシングル曲としてリリース。
今回紹介するカバー作品は、2019年7月発売、山崎育三郎さんのカバーアルバム『MIRROR BALL’19』に収録されたもの。
アルバム名の通り、「ミラーボール」をテーマに、ダンスミュージック風のアレンジが施されており、ひたすら楽しいカバー作品に仕上がっている。
もちろん映像作品としても、楽しさ満載。
こんなコミカルなリメイク・カバーなら、昭和の古い名曲にはあまり馴染めない若い世代にも、刺さるのではないだろうか。
②祭りのあと
歌:桑田佳祐
作詞・作曲:桑田佳祐
編曲:桑田佳祐・小倉博和
1994年10月リリース。
この曲のテーマ・タイトルである「祭り」とは、日本の伝統行事の祭礼のことではない。
男女の関係を指す「暗喩」である。
しかしながら、夏のお祭り行事に浮き立つ人々の姿と、この歌の「祭り」の意味するものは心理的にクロスする部分が大きい。
そのためあえて今回、この一曲を「お祭りソング」として紹介することにした。
歌詞に、「胸に残る祭りのあとで 花火は燃え尽きた」という表現があるが、男女の恋も、夏のお祭りも、完全燃焼の後の抜け殻感は似ている。
ともあれ日本の歌は、伝統行事や自然の風物に人間心理を重ね合わせるのが得意であり、そこに日本らしい「情緒の花」も咲くのだ。
③ねぶた風恋歌(ふうれんか)
歌:松永ひとみ
作詞・作曲:吉田旺
2005年6月リリース。
日本各地のお祭りを歌のテーマに用いている演歌の中で、青森県青森市のねぶた祭りに関連する歌は多くの割合を占めている印象がある。
この歌はそのねぶた祭りにちなんだ歌の中でも、歌詞・メロディともにインパクトが強く、ノリの良い一曲。
夜風に乗って聴こえてくる祭り囃子が、別れた元恋人との想い出や、生まれ育った土地への郷愁を運んでくる、というのは「お祭り演歌」にありがちな描写。
この歌もそのパターンではあるが、女性主人公が恋しがっているのは、遠洋漁業に出ている連れ合い(夫か恋人かは不明)。
賑やかで明るいお祭りの夜は人恋しさが募る、そんな心理を明るくテンポ良く、軽快に描いている。
※2024年、青森県青森市のねぶた祭り開催期間は、8月2日~7日となっている。
④大東京音頭
歌:野路由紀子
作詞:滝田常晴(補作詞:藤田まさと)
作曲:遠藤実
東京12チャンネル(現在のテレビ東京)開局15周年の企画で歌詞が公募され、1979年4月、同局の歌番組でお披露目された。
お祭りソングなので曲が明るいのは当然のことながら、歌詞もひたすら希望に満ちていて清々しい。
この歌は、多くのレコード会社がそれぞれの所属歌手に競作で歌わせてリリースしているため、お気に入りの歌唱を探す楽しみもあるだろう。
橋幸夫さんと金沢明子さんのデュエットバージョン、三波春夫さん、そして、都はるみさんの歌唱作品などが夙に有名だ。
⑤祭り女の渡り鳥
歌:永井裕子
作詞:岡みゆき
作曲:四方章人
2014年8月リリース。
この歌は浅草神社の三社祭(毎年5月開催)が歌のモチーフなので、「夏祭り」というテーマからは少し外れる。
しかしながら、「燃えて火となれ 祭りの女」という歌詞が猛暑の夏を連想させるので、今回の紹介記事にリストアップしてみた。
「なんだ神田で 姿も形(なり)も
見れば見るほど いい男」
というふうに、歌のテーマと掛け合わせた言葉遊び的要素も楽しい一曲。
チャキチャキの江戸っ子な女性主人公が、炎のような情熱で、祭りと恋を追いかける。
そんなシーンを滑舌よくキッパリと歌い上げる、永井裕子さんのカッコよさをぜひ、ご堪能いただきたい。
🐥本日の記事は以上です🍀
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